91回箱根駅伝 早稲田大学 ~区間配置予想&戦力分析~

本日より、全20大学の区間配置予想、戦力分析を行っていきます。最初は、前回の箱根で4位、全日本ではチームが噛み合わずに7位と2007年に全日本に復帰して以降初となるシード落ちを経験した早稲田大学について・・・エントリーメンバー箱根成績(直近10年)はこのようになっております。

 

 

4年:山本 修平田口 大貴臼田 稔宏岡田 健志

3年:柳 利幸高田 康暉中村 信一郎三浦 雅裕

2年:井戸 浩貴武田 凜太郎平 和真佐藤 淳柄本 勲明

1年:光延 誠藤原 滋記安井 雄一

 

 

エントリーを見る限り、上尾ハーフを回避した井戸、武田、平の2年生トリオもきっちりとエントリーされており、特に問題は無いように思えます。しかし、前回の箱根5区を走った高橋は故障から調子が上がらなかったのか入らず、ハーフ64分台前半を持つ山田、三井といった選手が外れています。箱根を走るであろう10人全員が万全で臨めれば大きな穴にはならなそうですが、選手層が薄くなっているのはちょっと気がかりですね。山に絶対的な自信を持つものの、全日本での惨敗からやや優勝候補からは後退してしまった感じのある早稲田大学の区間配置予想は以下のとおりです。

 

 

柳-高田-井戸-平-山本

三浦-中村-佐藤-田口-武田

 

 

早稲田の区間配置予想をする上で基準になるのは前回の箱根オーダーでしょう。前回の経験者が8人残っているため、7区だった柳を1区にし、抜けた7区にハーフ62分台の佐藤を配置し、5区を山本とすればそれだけでもうオーダーが組めてしまいます。 そんなオーダーもあり得るとは思いますが、今年度の調子を加味して別の予想をしてみました。

 

 

1区は柳、個人的には柳1区はどうなんだろう?と思っているのですが、何度失敗しても渡辺監督が1区で起用し続けていますし、全日本の1区では無難にまとめたので柳としました。前回のようなハイペースになるとさすがにきついとは思いますが、ある程度は粘る走りを期待したいところです。ここで出遅れると厳しいことになりますからね。。。2区は高田、前回2区区間賞、先月の上尾ハーフ優勝者を2区から外す理由は特に見つかりません。前回の再現が理想ですが、区間賞を取れなくとも大きく稼ぐ区間としたいところですね。今の高田ならば優勝候補のエースたちとも渡り合えると思います。

 

 

3区は井戸、半年走れなかった武田をいきなり主要区間にするのは怖いので、力をつけてきた井戸としました。ハーフ62分台を安定して出せるだけの力はありますし、全日本でも6区3位と良い走りを見せていましたからね。上尾ハーフ回避は調子の問題だったということで、怪我では無さそうですから、チーム状況を考えても主要区間を走って欲しい選手です。4区は平、トラックシーズンは好調でしたが、その後故障したということで状態が心配です。走るのであれば前回経験している最短区間の4区が良さそうかなあと。ハーフを見ても15km以降に失速することが多い気がすることも考慮して4区としました。故障で間に合わないのであれば、上尾ハーフで好走した安井あたりが起用されるのでは?

 

 

5,6区は説明するまでもないでしょう。過去に2度5区3位で走っている山本は本人も4年間で1番調子が良いと語っていますし、さすがに17分台は厳しいでしょうが、18分台で走る可能性は十分にありそうです。優勝するためにはここで区間賞が欲しいですし、そして他大を1秒でも引き離しておきたいところでしょう。6区の三浦は前回58分台の好走で区間2位、さらに走力を磨いた今年度はタイムの短縮も期待出来そうですね。5区同様区間賞候補の筆頭だと思います。絶対の自信を持っている山を終えての位置が早稲田の鍵を握りそうです。

 

 

7区は中村、全日本こそブレーキとなってしまいましたが、上尾ハーフでは見事な走りで4位入賞を果たしています。恐らく好位置で来るであろう6区の次の区間は重要度が高いだけに、ハーフで実績のある選手をと思い予想しました。ただ、前回の箱根も10区10位と3大駅伝ではまだ好走と呼べる走りは見せれていないんですよねー。期待と不安が入り混じります。。。8区は佐藤、上尾ハーフでの62分台は本人もびっくりしていたようですが、全日本に起用されていることからも期待の高さが伺えます。全日本は中村同様区間二桁の苦しい走りとなりましたが、上尾ハーフでの好走を自信に変えて臨んで欲しいです。7,8区という繫ぎの区間にハーフ62分台の選手を起用出来そうなのは贅沢ですよねー。

 

 

9区は田口、前回は矢野に大きく詰められて印象は良くないですが、区間7位とまずまずの走りを見せていますし、9区に残しておきたいかなあと思いました。ハーフでも62分台を複数回出しているなど実績も豊富ですしね。全日本こそ8区で区間二桁でしたが、前半ハイペースで入らざるを得なかったチーム状況もありますし、しょうがないのかなと・・・10区は武田、半年間走れなかったということを考慮すると、ハイペースや集団走になりそうな区間よりも自分のペースで走れる10区あたりが良いのではないかと思いました。他大を見ても、故障明けだった明治の鎧坂や青学の出岐が10区を走ったりもしていますし・・・距離は長いですが平坦で走りやすい区間でもありますからね。もちろん、前回のようなコンディションまで戻っているのであれば3区など主要区間を走って欲しい選手です。

 

 

1年生は外して予想してみましたが、上尾ハーフで好走した安井や今年度トラックシーズンで大活躍だった光延あたりは起用される可能性もありそうかなあ。ただ、光延は全日本、上尾ハーフとともに撃沈しているのが心配ではありますが。。。山は全大学でもトップクラスの戦力を誇りますし、後は平地でどれだけ勝負出来るかですね~。ハーフ62分台が7人いるというのはやはり強力ですし、選手は揃っています。後は故障者が出ること無く、持ちタイム通りの走りを各選手が見せることが出来れば十分に優勝争いに絡んでくるとは思います。最低限、3位以内に入って全日本の出場権は獲得して欲しいところですねー。渡辺監督が今年度いっぱいでの退任を発表し、選手たちも最後の花道を優勝で飾らせてあげたいという強い思いがあるでしょう。渡辺監督が指揮する最後の大会で見事に優勝することが出来るのか!?全日本での鬱憤を晴らすような走りを期待したいです!!

 

 

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