大東大ナイター(2014/09) 結果雑感 ~上武が自己ベストラッシュ!~
先日、大東大ナイター記録会が行われました。結果はこのようになっております。主に出場したのは大東大が5000m、上武大が1万mで大東大は出雲を睨んで、上武大は箱根予選会を睨んでの走りだったかと思います。特に上武大は収穫が多々ある結果となりました。自己ベストを出した選手を中心に振り返ってみます。
まずは期待の1年生コンビである井上 弘也、坂本 佳太が結果を出しました。井上が29分30秒でベストを55秒も更新、坂本も29分33秒でベストを13秒も更新しています。二人とも力のあることはわかっていましたが、揃って29分30秒前後までタイムを伸ばしてきましたね。箱根予選でも主力としての走りが期待されますし、倉田、佐藤のダブルエースを継ぐのはこの二人だと思える走りです。20kmにはどのくらい対応しているのかが気になるところですが、まずは順調な成長を感じさせますね。駅伝シーズンも暴れて欲しいです!
全日本予選に出場した3年生トリオでは、三好 慎平が29分45秒でベストには5秒届きませんでしたが、セカンドベストをマーク、好調を維持しているようですねえ。山岸 塁は30分1秒とまたしても30分切りはなりませんでしたが、4秒ほどベストを更新しました。田林 希望も30分13秒とまずまずの走りを見せていますし、3人とも箱根予選に向けて順調に仕上がっているようですねえ。3人ともまだ箱根予選には出場経験がありませんので、この3年生トリオの上積みはチームにとって大きなものになりそうです。 また、唯一の箱根予選経験者である石黒 大介も30分25秒ながらベストを13秒ほど更新しています。2度の箱根予選はいずれもチーム10位以内に入れず貢献出来ていませんが、3度目の正直に期待したいところです!
全日本予選には誰も出場せず、気になっていた2年生ですが、森田 清貴が29分49秒と29分台に突入、一気に56秒も自己ベストを縮めてきました!関東インカレ2部の3000m障害で6位入賞を果たし、力が付いてきているのかなとは思いましたが、ここまで一気にタイムを縮めてくるとは・・・前回の箱根予選はチーム内で11位と結果を残せませんでしたが、一気に箱根予選に向けて期待が高まってきました!また、志塚 亮介が29分57秒までタイムを伸ばし、47秒もベストを更新しています。これでチームトップ10入りを果たしています。前回の箱根予選も経験していますし、前回以上の走りが期待されますねえ。他にも、上田 隼平も30分12秒とベストを27秒も縮めてきました。今回は大幅にベストを更新する選手が目立ちましたね。全日本予選で1,3年生が台頭し、今回の記録会ではさらに2年生もどんどんタイムを縮めてきました。4年生中心と言われていたチームにおいて、非常に良い傾向ですね!
4年生は、倉田 翔平、佐藤 舜は調整だったのかペースメーカーだったのか・・・どちらもしっかりと走れていますし、タイムは気にしなくていいでしょう。松元 航が29分47秒で1秒ですがベストを更新しています。全日本予選では最終組を任されましたし、今後も安定した活躍を期待したいところです。今回の記録会は収穫ばかりが目立ちますが、しいて残念だった点をあげれば、箱根予選を経験している横内、三田村といった4年生が31分オーバーとなってしまったこと、主将の佐々木や3年の東といった箱根経験者が走っていないことですかねー。恐らく、今回の記録会の結果は箱根予選のメンバー選考にも大きな影響を与えるでしょうし、勢いのある選手が多くメンバー入りしそうですが、経験者に乏しくなりそうなのがやや不安ですね。まあ、選手層は昨年度よりも遥かに上だと思いますし、得意の集団走できっちりと予選通過を果たして欲しいです。
大東大は主に5000mに出場、市田 孝が13分57秒、市田 宏も14分6秒で走りますが惜しくも自己ベスト更新とはなりませんでした。ともに5000mのベストが高校ベストなだけに、何とか更新して欲しいなあと思ったのですが、もう在学中に5000mを走る可能性は低そうですし、更新は難しそうかな?トップ10では池田 紀保が14分18秒で13秒ベストを更新してきました。これが唯一のトップ10でのベスト更新というのはちょっと寂しい結果だったかなあ?トップ10圏外では、植木 章文が14分31秒でベストを1秒更新、2年の中野 光が14分33秒で7秒更新し、4年の徳原 宗一郎も14分36秒で ベストを更新してはいますが、いずれも14分30秒台というのはちょっと寂しいですね。大東大はあまり記録を狙える大会に出場しない上に、5000mには特に消極的なのでしょうがない気もしますが・・・
1万mに出場した森橋 完介には個人的には期待していたのですが、30分44秒とベスト更新はならず・・・全日本予選にも出場している選手なだけに、層の薄さを感じずにはいられない結果となりました。3年の大隅、2年の北村、1年の原といった各学年の主力たちはいずれもベストに近いようなタイムで走っていますし、順調ですね。監督の考え次第ですが、3人とも出雲のメンバーに選ばれる可能性は十分にありそうです。主力がしっかりと走れることが分かった一方、新戦力の台頭という意味えは物足りない結果だったかなあ。市田兄弟の最終学年という集大成の年ですし、少しでも選手層を厚くし、久しぶりの3大駅伝フル出場で昨年以上の結果を残して欲しいです!!