大迫傑が3000mで日本記録(7分40秒09)を樹立!!
日清食品グループの大迫が3000mで日本記録を更新しました。 従来の高岡が持っていた7分41秒87を15年ぶりに1秒78も更新したことになります。高岡は3000m,5000m,1万m,マラソンの4種目で日本記録保持者でしたが、更新が難しいと言われていた5000mを松宮隆行が破っています。そして、今回3000mの日本記録を大迫が破ることとなりました。走る機会が比較的少ないと言われる3000mですが、7分41秒はかなりハイレベルな記録ですからねえ。それをあっさりと更新した大迫・・・さすがです!!1周61秒ちょっとで3000mを走っているわけですから、凄いペースですよねー。5000mや1万mのラスト1周で61秒かかっても、決して遅いとは言えないスピードなのに・・・
ただ、3000mを走るのは中学生がダントツで多いですね。持ちタイムの基準が3000mとなるのは中学生ですし・・・高校でもチラホラ走りはしますが、5000mの持ちタイムに重要度がシフトしていくことになります。それが大学生ともなると、伊勢崎トライアルくらいでしか、3000mを走ることは無いような・・・といった事情もあり、比較的走ることが少ない3000mというのが実情でもあります。やはり、大迫には走る機会が非常に多く、オリンピック種目にもなっている5000m,1万mのベストも更新して欲しいですねえ!!5000mは後8秒半ほど・・・1万mは後3秒ほどに迫っていますし、大迫ならばきっと更新出来ると思います!
ちなみに、3000mの歴代トップ5は以下のようになります。
1 | 7分40秒09 | 大迫傑 | 2014年 |
2 | 7分41秒87 | 高岡寿成 | 1999年 |
3 | 7分44秒63 | 佐藤悠基 | 2010年 |
4 | 7分49秒26 | 竹澤健介 | 2009年 |
5 | 7分49秒92 | 米重修一 | 1988年 |
元々、高岡の記録は歴代2位に3秒近い差を、歴代3位には7.5秒もの差をつけているダントツと言っていい記録だったのですが、それを今回大迫が更新してきました!ちなみに、走る機会が少ないと言っても、きっちりと日本歴代3,4位に佐藤悠基、竹澤健介といった世界陸上、オリンピックに出場した選手が入ってきているんですよねー。トップ5までが、7分50秒切りを果たしていることになります。そういえば、5位の米重もオリンピックにトラックで出場している選手ですね。2~5位はいずれもオリンピック経験者だったのかあ・・・やはり、メジャーな種目ではないとはいえ、日本歴代トップ5に入るような選手は実績も抜群ですね!!大迫は既に世界陸上の経験者ではありますが、是非とも2年後のリオ・オリンピックには出場を果たしてほしいものです。
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