2014 全日本インカレ エントリー雑感

9月5日~7日にかけて行われる全日本インカレのエントリーが発表されました。名目上は大学No.1を決める大会ということになりますが、長距離の場合は合宿中または合宿明けの大学が多く、調整するのも難しいこともあり、なかなか有力選手が出場するということも少なかったのですが、ここ最近は徐々に出場する選手のレベルも上がってきています。今年度も5000m,1万mともに有力選手が多数エントリーされました。実際に出場する選手がどれほどになるか分かりませんが、一人でも多くの選手が走ってほしいと思います。エントリーされた選手の顔ぶれを簡単に見ていきたいと思います。

 

※関東以外の選手については、あまり詳しくないため、関東の選手を中心に見ていきます。

 

1500m

 

関東インカレ1部を制した山梨学院大のオムワンバと、2部を制した桜美林大のラザラスがいますねえ。オムワンバが優勝候補筆頭かと思います。日本人選手では、1500mを得意としている東洋の長浜、順大の安斎、城西の平塚あたりが入賞の有力候補かなあ?個人的には故障が続いていて、ようおやく復調してきた順大の的野が気になるところですが・・・長い距離に強く、ラストが切れる選手としては、今シーズン一気に伸びてきた日体大の加藤、日本人トップクラスのランナーとなった城西の村山紘太も楽しみな選手です。

 

 

 

5000m

 

留学生のオムワンバ・キトニーがともにエントリーされており、キトニーは連覇を狙う大会となります。いつもオムワンバの後塵を拝することが多い印象のキトニーですが、果たして勝ち切ることが出来るか・・・?日本人選手も有力選手が揃っています。13分28秒を持つ八木沢、13分34秒を持つ村山謙太は表彰台も十分に狙えそうです。東洋は服部兄弟が揃ってエントリーしており、関東インカレのようにダブル入賞を果たすことが出来るのか注目です。

 

また、故障からの復活組というのも駅伝シーズンを占う上で気になるところです。夏合宿前に14分30秒を切るまでには戻してきた青山学院の藤川、関東インカレは散々だったものの、全日本予選ではやや物足りないものの最終組で結果を残した西池、故障してのシーズンインから徐々に調子を上げていった山梨学院の市谷、そして一番意外だったのが今年度姿を見せなかった城西の高橋がまさかのエントリー・・・一人でも多く元気な姿を見せて欲しいところですねー♪

 

他、持ちタイム上位では早稲田の田口、明治の牟田、日体大の加藤が13分50秒切りですねー。特に田口、牟田あたりはまだトラックの勝負レースで結果を残せていないだけに、こういう決して条件がいいとはいえないレースでも、持ちタイム通りの強さを発揮してほしいものです。

 

 

 

10000m

 

昨年度の覇者で持ちタイムでも2位である日大のキトニー、昨年度2位であり持ちタイムトップを誇る駒澤の村山謙太の優勝争いが有力かなあ?ともに5000mとのダブルエントリーですが、1万mの方が先にあるだけに、コンディションも1万mの方が良いでしょうからねえ。レベルの高い争いを見せてほしいものです。その二人に次ぐのが山梨学院の井上ということになるかな?関東インカレ1部1万m2位の実力者でキトニーにも勝っていますからね。この3人が抜けているように思えます。他の有力選手としては、2年世代トップを争う駒澤の中谷vs青学の一色の争いが非常に楽しみです。ともに結果を残し続けている二人ですが、直接対決というのはほとんど実現していないんですよねー。なおさらどちらが勝つのかが気になります。

 

 

トラックシーズンはあまり結果を残せなかった、姿を見せなかった選手もちらほらエントリーしてますね。東洋の上村は箱根での活躍以降ほとんど音沙汰無し・・・そろそろ結果を出して今年度も駅伝シーズンも安心というところを見せて欲しいですし、レースに出続けたものの、あまり奮わなかった神奈川の我那覇は全日本予選で復調気配を見せており、駅伝シーズンに向けて完全復活をアピールして欲しいところ。早稲田も前回の入賞者でありさらに持ちタイムを伸ばした柳に、箱根2区区間賞の後は怪我が続いており、ようやく復活してきた高田と楽しみな選手がエントリーされています。青学は一色以外にも小椋、神野と主力が揃ってエントリーされていますし、明治の横手・木村の強力3年生コンビの走りも楽しみです。他にも28分台がズラッと揃っていますし、時期・コンディション共に厳しい戦いではありますが、ハイレベルな争いも期待できそうです!!

 

 

3000m障害

 

関東インカレで活躍した選手がチラホラとエントリーされておらず、日本選手権3位の潰滝もいないですし、ちょっと寂しい感じがしますねえ。昨年度の覇者であり、持ちタイムでも筑波の津田が抜けていますが、今年度は昨年度ほどの勢いが無いのが気になるところです。逆に勢いがあるのが1年にして関東インカレ1部を制した順大の村島ですねー。優勝候補筆頭ということになりそうです。他にも、1部3位だった早稲田の高橋も有力ですし、持ちタイムでは関西学院大の乾や龍谷大の西川といった関東以外の選手も上位にきているだけに楽しみですねー。山梨学院期待のルーキーである矢ノ倉も故障などもあったようですが、エントリーされたということでどんな走りを見せてくれるのか楽しみです!

 

 

HPの新機能として、選手比較画面を追加しました。選手成績→選手比較から画面に遷移することが出来ます。比較したい選手を2人選んで検索を押すと、持ちタイムや生年月日、駅伝の出場状況などが左右に並んで表示され、ひと目で両選手の比較を行うことが可能になります。これから駅伝に向けて、各大学のエースを比較するのも良いですし、入学年を変更することでOBにも対応していますので、過去のエースたちとの比較も面白いかもしれません。是非とも使ってみてください♪

 

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