2014年前半振り返り & 駅伝シーズン展望 ~日本体育大学~
今日からは、各大学ごとのシーズン前半を簡単に振り返りつつ、駅伝シーズンへの展望を述べていきたいと思います。先日の全日本シード校の区間配置予想(仮)に続いて、出雲、全日本(予選突破校)の現時点での区間配置予想、箱根予選校については走る12人について予想してみたいと思います。全日本同様、エントリー後はよーく考えて予想をしますので、今回もゆるーい感じで予想をチラ見していただければと思います。夏合宿を終えてからが本番ですし、今回の予想がいい意味で裏切って欲しいですねえ♪今回も主要23校をランダムで紹介していきたいと思います。まずは、前回出雲3位、箱根3位の日本体育大学について・・・選手一覧はこのようになっております。
各大学ごとの2014年の勢いを見るために、持ちタイム3部門におけるトップ10の更新割合をポイント化してみます。具体的には、5000m、1万m、ハーフ(換算含む)の持ちタイムトップ10のうち、2014年に更新した順位と人数(1,2位・・・5pt、3,4位・・・4pt、、、9,10位・・・1ptとして計算し、各部門ごと30点満点になります。日体大の場合、以下のようになります。
5000m・・・13pt(2位、6~10位)
1万m・・・1pt(9位)
ハーフ・・・24pt(1~5位、7位、10位)
ハーフが1~5位の全てでベスト更新などもあり、大量にポイントを獲得しています。箱根後のロードシーズンで好調だったことが伺え、新戦力の台頭もあって、今年度の箱根も十分に期待がもてそうですね♪山中、勝亦の62分台に奥野、小泉の63分台前半と3年生がトップ4を占めており、日体大の中心であることが分かります。しかし、トラックでも好調を持している小泉以外はトラックシーズンで目立った成績を残せておらず、特に山中は故障の影響もあり冴えませんでしたからね。チーム浮沈の鍵を握る山中の駅伝シーズンがやはり気になるところです。
5000mで2位となったのがキャプテンの加藤、13分49秒の好タイムをマークし、関東インカレでも活躍、ハーフでも63分台を出すなど好調な加藤は、まだ出雲4区4位、全日本5区6位という実績しか駅伝ではありませんが、今シーズンは本当に楽しみな選手です。他に5000mで元気なのは2年生ですね。14分1桁を出した小松を筆頭に、坂本、大手といずれも自己ベストを更新してのトップ10入りです。主戦力となる3年生と有力選手が多数揃う1年生に挟まれた世代で、スカウトは正直微妙でしたが、この学年が育ってくるようだと、一気に日体大の層も厚くなりますし、非常に大事な学年だと思っています。
気になるのは、1万mのベスト更新者が1人、それも9位だけしかいないということですねー。5000mを主戦にしてくるのはどちらかと言えばルーキーや主力に比べて力の劣る選手が多いだけに、まさに主力と呼ばれる選手たちがロードでは記録を残せたものの、トラックシーズンでは満足のいく結果を出せていないとも言えます。28分台が山中1人しかいないというのも、3大駅伝優勝を狙う大学は5人以上いることを考えると寂しいところです。秋の記録会で自己ベスト連発を期待したいところですねー。
出雲駅伝オーダー予想(仮)
加藤(4)-吉田(1)-山中(3)-勝亦(3)-坂本(2)-小泉(3)
個人的に今イチオシの小泉をアンカーに配置し、1区加藤、3区山中で上位戦線に食い込む作戦はどうでしょうか?小泉の3部門でベストを更新している勢いを買いたいと思います。出雲は正直、優勝が狙える戦力ではないですし、1年生を試してくるかなあと・・・となると最短区間でエース区間に挟まれる2区に吉田あたりを起用し・・・4区は駅伝経験豊富な勝亦、5区に箱根経験者で5000mもベストを出している坂本にしてみました。山中の復調は必須として、出雲・全日本共にアンカーに誰を起用するのかが気になるところです。