2014年トラックシーズン後のルーキー雑感 ~その2~

続いては、大学名のあいうえお順で専修大学~東京農業大学までの8大学について、トラックシーズンにおけるルーキーの活躍を振り返ってみたいと思います。新入生持ちタイムはこのようになっております。例年ほどルーキーが活躍していないという話を何度かしていますが、それでも駅伝シーズンとなると1年生の力が必要になってくる大学も数多くあるでしょうし、トラックシーズンでは東海の川端や早稲田の光延が目立ちましたが、駅伝ではどんなルーキーが活躍するのか楽しみです!

 

 

専修大学

都道府県対抗で1区5位の実績が光る風岡は、5000mの記録会こそ微妙でしたが、1万mでは全日本予選3組を任されて19位となかなかの走りを見せています。高校時代の実績ではトラックよりもロードのほうが得意な印象ですが、走力の高さを見せてくれました。箱根予選もまず出場してくるでしょうし、昨年度ルーキーで好走した濱野のように結果を残して欲しいです。他の1年生は持ちタイムを見ても、今年度の走りを見てもまだ厳しそうかなあ・・・

 

 

拓殖大学

毎年のことではありますが、今年もルーキーで目立った活躍をした選手はいなかったかなあ・・・14分台で走った選手さえほとんどいなかったですし・・・入学時に5000mでチームトップ10に入っていた脇本、出口も持ちタイムは14分37秒、14分46秒ですし、まだまだこれからですかねえ。それでも、いつの間にか戦力になってくるのが拓殖の育成力の見せ所でもありますし、秋以降に期待したいところです。

 

 

大東文化大学

やはり、全日本予選の原の走りが素晴らしかったですねー。初の1万mが全日本予選ながら、1組7位という素晴らし走り、タイムも29分58秒と29分台を出してきました。勝負レースで結果を出せる選手というのは特に駅伝シーズンにおいて貴重な存在となりますし、今年度は3大駅伝フル参戦する大東大において、出雲から戦力になってくれるかもしれませんねー。他には前田、山本あたりが早くも1万mを走っていますし、層の薄い大東大なだけに、一人でも多くルーキーイヤーから戦力になってほしです!

 

 

中央大学

うーん、チーム状況を反映してか、ここ最近で最も奮わなかった印象です。持ちタイムトップの竹内は全日本予選1組に抜擢されますが37位と大惨敗で予選落ちがほぼ決まってしまう状況になってしまいましたからね・・・竹内を走らせなければいけなかったチーム状況のほうが問題な気がしますが。。。細川が1秒ほどですが、高校ベストを早速更新してきたのが唯一良かったニュースかなあ?今後を見据えても、箱根予選から活躍する選手が出て来て欲しいです!

 

 

中央学院大学

毎年、なんだかんだで目立つ走りを見せるルーキーが出てくるのですが、今年度はそれほどでもなかったかなあ・・・細谷、大森といった持ちタイム上位の選手もベストを更新出来ていませんし・・・それでも、新井が14分46秒→32秒と伸ばしてきたのが収穫かな?今の選手層を考えると、やっぱりルーキーにも期待せずにはいられないんですよねー。。。得意の育成力を発揮して欲しいです!

 

 

帝京大学

何と言っても、渡辺の1万mで29分39秒を出した走りが良かったですねー。5000m持ちタイムも14分22秒と帝京としては好タイムを持つルーキーですが、早速結果を残してきました。ただ、関東インカレでは大撃沈してしまい、まだまだ勝負できるほどではないかなあ・・・他には佐藤が14分43秒→33秒とベストを伸ばしてきています。3,4年生に主力が多く、いきなり駅伝メンバーに絡むのは厳しいと思いますが、来年度以降も見据えてどんどん伸びていって欲しいです。

 

 

東海大学

トラックシーズンで最も活躍したルーキーは川端だと思っています。高校時代14分11秒だったのがいきなり13分54秒をマーク、さらに13分台をもう一度マークしています。他にルーキーで13分台をマークしたのは創価大の大山だけですし、やはりその実績はひときわ抜けています。初の1万mでは29分24秒と好タイムをマークし、全日本予選では4組9位の好走、層の厚い東海で1年生にして4組を任せられるというのも凄いです。駅伝シーズンでもフル回転してくれそうですね。高校時代、特にロードで活躍した春日は決して悪くはないですが、それほど目立った成績は残せなかったかなあ・・・1万mも30分25秒でしたし、今の東海の2年生以上を考えると、即戦力はちょっと厳しそうです。

 

 

東京農業大学

インターハイで3000mSC3位の実績を持つ茂木が関東インカレ2部3000mSCでも見事に3位を獲得しました。5000mのベストも14分43秒→35秒と伸ばし、楽しみな存在ですねー。一方、早くも全日本予選デビューを果たしたのは高橋、高校時代14分30秒とトップタイムを持つ選手ではありますが、さすがに厳しかったのか2組34位と撃沈してしまいました。ここ最近はスカウトで苦戦していますが、ちらほら即戦力になりそうな選手も出て来ましたし、秋以降も楽しみになってきました。

 

 

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