2014 インターハイ 5000m決勝 ~結果雑感~ 下が日本人トップの6位!

本日、インターハイ5000mの決勝が行われました。その結果について振り返ってみたいと思います。決勝の結果が早速出ていますので、こちらをご覧ください。

 

1位:カマイシ(世羅)

2位:ドゥング(札幌山の手)

3位:キンゴリ(仙台育英)

4位:アイザック(開志国際)

5位:カリウキ(青森山田)

6位:下(伊賀白鳳)

7位:鬼塚(大牟田)

8位:加藤(成田)

 

留学生が5人出場した中、その留学生に下、鬼塚、三浦、山藤、堀尾、加藤、田中といった日本人選手がついていき、2000m過ぎからは下、鬼塚が何とか粘り、3000mくらいまでは下が留学生に付いていきました。しかし、そこからは留学生が別格とも言えるスピードを見せ、13分45秒で世羅のカマイシ、48秒で札幌山の手のドゥング、51秒で仙台育英のキンゴリ、57秒で青森山田のカリウキが続き、ここまでが13分台でした。5番手には14分17秒で開志国際のアイザックが入り、結局留学生が1~5位までを独占する形となりました。やはり、分かってはいましたが高校における留学生は本当に別格ですね。。。実業団を含めた日本人トップクラスの選手でさえ勝てるかどうかというレベルですから・・・

 

3枠となった日本人の入賞枠、6位に入ったのは留学生に最も喰らいついた伊賀白鳳の下でした。さすがにラスト1600mくらいは大幅にペースダウンしましたが、それでも14分18秒での6位入賞は見事です留学生についていった積極性も評価出来ますし、今年度最も活躍している日本人高校生の1人ですね。7位には大牟田の鬼塚、世界ジュニア出場後すぐのレースでは厳しいのでは・・・と思いましたがやはり別格ですね。留学生にも積極的に喰らいつき、最後は集団にも追いつかれますが、そこからまたラストスパートで強さを見せての14分20秒でゴールでした。羽生が今年度やや振るわない中、13分台を出している鬼塚が2年生では抜け出したかな!

 

そして、8位に入ったのは成田高校の加藤、14分34秒がベストの選手のはずなのですが、予選では+3人のギリギリで救われた選手のはずなのですが、インターハイで一気に14分21秒とベストを13秒も更新する走りで8位入賞、すごすぎます!!今大会最大のサプライズですね!大学駅伝夏号で、持ちタイムトップ50位圏外の注目選手として「勝負強さ」を持つ注目選手として加藤を上げた大学の監督もいたようで・・・見る目がある監督もいるものです!従来のベストである14分34秒もインターハイ県予選で出したもので、これはまだまだタイムは伸ばせそうですね。冬の記録会に出るようであれば要注目です!

 

9位には世羅の2年生、新迫が入りました。世羅で1年時に活躍した選手は最近2,3年生で奮わないことが多いですが、新迫は順調に成長を遂げていますね。優勝したカマイシもおり、今年度の世羅はダントツの優勝候補となりそうです。10位には愛知高校の山藤が入りました。予選1組をい本陣トップ通過した実力は本物ですね!持ちタイムもまだまだ伸ばせるでしょうし、今後が楽しみです。

 

5000mの持ちタイムで3年生トップの三浦は留学生についていったダメージが大きかったのか14位に沈み、14分00秒を持つ羽生はまさかの17位でブービーに終わりました。うーん、羽生のこの結果は残念でしたねえ…ずっと世代トップを走ってきたプレッシャーなどもあったでしょうか?ただ、高校の先輩である花澤もインターハイ決勝では散々なレースでしたが、そこから駅伝シーズンでは世代トップクラスの成績を残していますからね。また駅伝シーズンで輝く姿を見せて欲しいです!!

 

ただ、1つ上の学年を圧倒していた小林の廣末も棄権に終わりましたし、羽生のいる2年生世代も廣末のいる3年生世代も1強時代では無くなってきたと思います。今後、トラックでは国体がありますし、駅伝では都大路、都道府県対抗がありますので、そこでまた高校トップクラスの争いを繰り広げて欲しいです。特に、秋以降に活躍した3年生は大学でも即戦力となる傾向があるだけに、インターハイで活躍した選手も悔しい思いをした選手も、駅伝シーズンを盛り上げて欲しいです!!

 

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