2014年トラックシーズン後のルーキー雑感 ~その1~

2014年8月2日

トラックシーズンも終わってしまいました。。。今回はトラックシーズンにおけるルーキーの活躍を軽く振り返ってみたいと思います。新入生持ちタイムはこのようになっております。ブログ執筆時点でデータ登録されている選手は46人・・・例年と比べると、活躍しているルーキーは少なめというのが正直な印象ですね。関東インカレ1部で入賞した選手もおらず、安定感のある選手が少ないのも気になるところです。これから、夏合宿を経てどれだけ戦力となる選手が出てくるかはどの大学も気になるところです。基本的にはデータベースに登録されている選手を中心に振り返ってみたいと思います。

 

青山学院大学

昨年同様、有力選手が多数加入した青山学院大学、ルーキーの好調さはピカイチと言っていいでしょう。関東インカレ2部では1500mでは中村、吉永、大越がトリプル入賞を果たし、さらに5000mで14分1桁をマークしたのが中村、大越、田村の3人いるというルーキーが大活躍のトラックシーズンでした。強いて言えば、2年生以上の選手層が厚く、3大駅伝に確実に出場できそうなルーキーがいないのが贅沢な悩みでしょうか?

 

神奈川大学

期待のルーキーがそれに応える走りを見せてくれました。5000mで高校ベストをすでに更新したのが鈴木、浅利の二人でまだまだ伸びていきそうな選手です。全日本予選に出場したのは、1組18位だった大川と2組5位だった浅利、この3人は駅伝シーズンでも十分に戦力となってくるのではないでしょうか?まずは箱根予選でどれだけ選ばれるかが楽しみですね。一方、3人と比べるとやや出遅れてしまったのが大野かなあ・・・高校時代は29分34秒を出している選手なだけに、早めに戦力となってほしいところです。

 

國學院大學

個人的には最も期待していたのが都道府県対抗で5区区間賞だった向なのですが、全然姿を見せないままトラックシーズンは終わってしまいましたね。果たして大丈夫でしょうか?内田も1万mで30分35秒がやっととあまり冴えませんでした。駅伝シーズンに向けてやや不安が残ります。 それでも、軸屋が29分58秒とベストを更新したのが救いだったかなあ!?せっかくスカウトが良かった國學院なだけに、是非ともルーキーの活躍には期待したいところです。

 

国士舘大学

期待のルーキー三田は記録会にはちょこちょこ姿を見せていますが、ベストを更新するには至らず・・・全日本予選にも早速1組で出場したものの、29位とあまり奮いませんでした。他には今年度中に即戦力となりそうな選手も見当たりませんし、やはり三田にかかる期待は大きいですねー。高校時代1万m29分台で走っている選手ですし、箱根予選から戦力となってくれるといいなあ・・・

 

駒澤大学

例年と比べると正直結果を残せていないという印象は変わらないですね。期待の高本は昨年度の駅伝シーズンで見せた活躍からすると物足りなさは否めず、都大路4区区間賞の川戸も全くと言っていいほど目立ってないですし・・・それでも、ほとんどのルーキーが走れているというのが一番の収穫でしょうか?毎年、ルーキーは怪我人が多くてなかなか記録会にさえ出場出来ていませんからね。今年度のチーム状況を考えても即戦力となる必要はないですし、なるのも難しそうかなあ?

 

順天堂大学

トラックでは村島が目立ちましたね。関東インカレ1部では3000m障害で見事に優勝、学生個人選手権でも優勝と強さを見せました。1500mも日本選手権に出場しましたし、まだ駅伝は厳しいでしょうが、まずはトラックで活躍して欲しいです。最も期待されたルーキーである花澤は1万mこそまだ30分台ですが、5000mではセカンドベストを既に出していますし、全日本予選で2組3位と好走が何と言っても光ります。駅伝での安定感は今の順大にとって大きな戦力となりそうです。また、栃木も初の1万mを全日本予選の1組で迎え、20位とギリギリ合格点の走りといったところかな?1年生の活躍は頼もしいですし、箱根予選でも花澤・栃木は戦力となってくれそうかなあ?

 

城西大学

スカウトは決して良かったわけではないのですが、管の活躍が光りますね。5000mでは14分26秒ながらベストを早くも更新し、全日本予選では2組を任されて7位と好走しました。初の1万mが全日本予選でこれだけ走れるのは力がある証拠ですし、ルーキーから戦力となってくれそうです。他のルーキーは都大路の7区区間賞だった酒井に注目していましたが、目立った走りは見せられず、まだまだこれからというところかなあ?

 

上武大学

期待のルーキーである井上・坂本がしっかりと結果を残しているのが頼もしいですね。坂本は5000mのベストを13秒更新する14分13秒で走っており、1万mでも29分46秒と好タイムをマークしています。全日本4組はさすがに荷が重かったのか33位と撃沈してしまいましたが、いい経験になったでしょう。一方の井上は5000mのベストを20秒も更新しており、1万mのベストこそ30分24秒ですが、全日本予選では2組16位とまずまずの走りを見せました。元々、ロードで結果を残している選手ですし、駅伝シーズンは井上のほうが活躍しそうかなと思っていますが果たして・・・倉田・佐藤のように頼れるダブルエースへと成長して欲しいなあ・・・

 

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