2014全日本予選結果雑感 ~7位:中央学院大学~

予選通過校の最後は、8人中一桁で走ったのはわずかに1人と苦しい戦いを強いられるも、30位以下のブレーキは出さず、何とか踏みとどまり最終組での逆転につなげた中央学院大学について・・・全日本予選結果はこのようになっております。1万mで実績のある選手が少なく、3組まででどこまで粘れるか?と思っていましたがギリギリでしたね。思っていた以上に卒業生の穴は大きく、選手層が薄いのかもしれません・・・それでは1組から見ていきます。

 

 

1組では、木部が13位とまずまずの走りを見せます。3年連続で1組を走っていて、16位→16位→13位とある意味安定しております。木部あたりがもっと主力の1人になるくらい成長してきてくれるとチームとしても層が厚くなっていくんですけどねー。現状、4年生は及川が抜けており、箱根の距離だと山田が連続して好走しているくらいでしょうか?もう一人も4年生の芝山が走り、23位という結果でした。1年時は全日本予選、箱根予選、箱根と出場していたのですが、その後は故障の影響もあり、2,3年時は3大駅伝、予選会ともに走ることは叶いませんでした。このまま、卒業してしまうのかと思っていたので、こうやって復活してきてくれたのは正直嬉しいです。

 

 

2組では、山本が15位、塩谷が18位とこれまた微妙な結果に・・・3組までで一番稼げる可能性があるとしたらこの2組かなあ?と思っていたのですが、関東インカレを棄権し、2組にエントリーされている時点で万全ではないであろう塩谷ではちょっと厳しかったか。。。一方の山本は今シーズン1万mでベストを出しているだけあって、初の予選会・駅伝出場でもしっかりと走ってくれましたね。やはり、潰滝、塩谷に次ぐ3番手は山本ということになりそうです。

 

 

3組では、期待の2年生コンビである村上、蘆田、持ちタイムは蘆田の方が上ですが、実績は村上の方がありますかね。その村上は11位と好走と言っていいでしょう。箱根で4区15位で走って以降、なかなか姿を見なくて心配でしたが、先日の1万m記録会で自己ベスト更新、そして今回の全日本予選での走りと今後が期待される走りですね。もう心配無さそうで良かったです。一方の蘆田は26位とやはり苦しい走りに・・・記録会にはかなりの頻度で出場していますが、29分50秒前後のことが多いですからねえ。ちょっと3組は厳しかったか・・・4組に圏外からの逆転を託すことになりました。

 

 

4組では、関東インカレ2部で5000m優勝、日本選手権3000m障害3位に入るなど大学を代表する選手へと成長を遂げている潰滝がキトニーのハイペースについていくと、離れた後も城西の村山とともにハイペースで後続を突き放していきます。この積極的な走りが潰滝の持ち味の一つですねー。ラストスパートではさすがに村山に遅れをとったものの、28分46秒という好タイムで3位に入り、大きく貯金を稼ぎました。一方の及川は、序盤ハイペースについていった影響もあり、後半はやや失速気味となって18位、実力からすれば物足りない順位となりましたが、それでも失速を最小限に抑えたことが、最後の出場枠へと繋がりました。潰滝は失敗レースも殆ど無くなってきましたし、今後がますます楽しみです!!

 

 

塩谷が万全ではなかったことから、大丈夫かと不安になりましたが、個人的には3組村上の11位が大きかったかなあと思います。もちろん、最終組の潰滝の走りは非常に素晴らしかったのですが、村上は蘆田くらいの順位できてもおかしくはないと思っていたので・・・順位は不満かもしれませんが、予選は通過するのが大事ですからね。芝山も復活を遂げましたし、いい流れできていると思います。全日本のオーダー予想としては、いつもどおり前半型で来るとは思いますが、さすがに潰滝1区はもうもったいない気がしますので、1区及川、2区潰滝、4区塩谷とかになるのかなあ?8区はハーフで結果を残している山田あたりに任せたいところですが・・・

 

 

繫ぎ区間は村上はまず起用されそうですし、6区あたりを任せたいところかなー。今回全日本予選にエントリーされた10人はいずれも走ってもおかしくないですねー。補欠だった海老澤剛は箱根6区12位で走っている選手ですし、小川も今シーズン29分48秒とベストを更新しています。選手層が薄いながらも、徐々に自己ベストを出す選手も増えてきていますし、得意の育成力でまた駅伝シーズンには新戦力が出て来て欲しいです!!

 

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