ホクレン網走2014結果雑感 青学、明治が28分台、駒澤が13分台を連発!
昨日、ホクレンシリーズ最後となる網走大会が行われました。網走大会結果はこのようになっております。コンディションに非常に恵まれたこともあり、13分台、28分台が連発しましたねー。平均持ちタイムも既に更新してありますので、ご覧ください。履歴検索を押下すると、どれだけ変動があったのかが分かりやすいです。特に、青山学院大学、明治大学にとって収穫の多い大会となったのではないでしょうか?それでは、ベストを出した選手を中心に振り返ってみたいと思います。
青山学院大学
大盛況となったのが青山学院大学、小椋が28分27秒の好タイムをマークし、青学記録保持者となったと思ったら、その後すぐに一色が28分23秒で新たに記録保持者となりました。ともに日本選手権の標準を突破する素晴らしいタイムです。2年生世代が一色・中谷の二人が実績だけではなく、持ちタイムでも抜けてきましたねー。他にも、昨年度は怪我に苦しみながらも今シーズンは順調に結果を残している秋山が28分58秒で新たに28分台ランナーとなり、これで青学の28分台ランナーは6人となりました。先日5000mで13分台を出した渡邉心も29分9秒までタイムを伸ばしており 、持ちタイムは28分台に突入し、3位にランクイン十分に優勝争いに絡んできそうな戦力と言えそうですね。駅伝シーズンが非常に楽しみです。
國學院大学
沖守が13分57秒で國學院記録保持者となりました。やはり、國學院のエースは沖守ですかねー。まずは箱根予選でエースらしい走りを見せて欲しいです。他にも、吾妻、廣川とチームの主力である3年生がともに14分12秒をマークし、中嶋も14分30秒ながら自己ベストを出しています。全日本予選はエース力の差がそのまま予選落ちにつながったように思えますし、チームの柱が出て来て欲しいです。
国士舘大学
浪岡が13分53秒とついに13分台に突入しました。高校時代に14分1秒をマークしていたのですが、なかなか13分台の壁を破れずにいましたが、ついに突破しましたね。この調子でチームを引っ張っていって欲しいです。浪岡とともにダブルエースと目される武藤も14分3秒で自己ベスト、やはり国士舘の中心選手はこの二人ですね。石井も14分6秒と14分一桁をマーク、今シーズン、着実に持ちタイムを伸ばしている選手なだけに今後に期待です!他にも箱根出場経験がある餅崎が14分28秒ながらベストをマークしています。まだまだタイムは伸ばせそうな選手ですけどねー。
駒澤大学
5000mに出場した村山謙太がさすがの走りで2度目の13分30秒台をマーク、13分40秒切りを2度している現役大学生はいなかったかな?そのスピード・強さはやはり際立っていますね。他にも其田が13分50秒で高校時代のベストである13分55秒をようやく更新しました。大学に入ってからはスピードよりもスタミナ型となり、5000mのベスト更新は難しいかも?と思いましたが、スピードも健在ですね。今シーズン、関東インカレ入賞、5000m,1万mでもベスト更新と順調にきていますね。まだまだ伸びていって欲しい選手です。中谷に差をつけられた感のある西山も13分57秒で13分台ランナーとなりました。中谷や他の2年生に負けたままでは悔しいでしょうし、まだまだタイムも伸ばしていって欲しいです。
いい意味で意外だったのが馬場の13分57秒、スタミナ型、ロード型の選手でありスピードはやや劣ると思っていましたが、それだけ実力がついてきたということでしょう。個人的には村山、中村、中谷に次ぐ4番手は馬場だと思っています。悪い意味で意外だったのがキャプテンの中村、GGNに続いての撃沈でありしかも30分台というのはさすがに心配です。。。駒澤で最も安定感があると言われた中村がこれだけ撃沈続きなのは初めて見ました。他の選手が好調なだけにその不調さが際立ちますね。このままでは3大駅伝出場まで厳しくなってしまいそうですが、駅伝シーズンまで後3ヶ月で立て直せるでしょうか?駒澤の駅伝制覇に向けては欠かせない選手だけに、復活出来るかは優勝争いにおいて大きなウェイトを占めることになりそうです。
順天堂大学
箱根4区を急遽走ったものの、なかなかその後も結果を残せていなかった西澤が29分38秒となかなかのタイムで走りました。全日本予選もエントリーされていましたし、昨年度の箱根における悔しさを今年度は箱根予選、そして本戦で晴らして欲しいです!
上武大学
エースの佐藤が13分54秒でさらにタイムを縮めてきました。段々と1年生の頃のように安定して結果を残せるようになってきましたね。昨年度は箱根予選でまさかの96位と大苦戦だっただけに、今年度はまた一桁を争うような走りを見せて欲しいところ。期待の1年生である坂本が14分13秒、井上が14分16秒とこれまたベストを伸ばしてきました。この二人は本当に切磋琢磨してますねえ。やはり、チーム内の同学年にいいライバルがいるのは刺激になりますよね。まだまだ、伸ばしていって欲しいです。全日本1区でチームにいい流れをもたらした三好も14分13秒と好タイムをマーク、今シーズン上り調子の3年生世代を引っ張る存在となっていますねえ。来年度のエース候補かな?
専修大学
今シーズン伸び盛りの小澤が29分56秒ですが、ベストを更新しています。全日本予選でマークしたベストを早速更新しました。しかし、全日本予選で29分56秒で走れるなら、まだまだタイムも伸ばせそうですけどね。。。今後に期待したいところ。
中央大学
エースの新庄が13分52秒で再びベストを更新しました。全日本予選も4組8位と好走しており、復帰後は好調を維持していますねえ。箱根予選が不安視される中、新庄にはエースとして大きく稼ぐ役割が期待されるでしょうし、今シーズンはさらなる飛躍の年にして欲しいです。
東海大学
全日本予選で1組を走った成田が14分16秒までタイムを伸ばしてきました。今シーズン伸び盛りの選手であり、昨年度ブレイクした2年生世代では遅めのデビューではありますが、故障で苦しむ選手も多い中、チームにも学年にも勢いを与えて欲しいところ。箱根9区を急遽走った山下も29分51秒でベストを更新、今年度は実力で箱根出場をもぎ取って欲しいです。
東洋大学
服部弾馬が走りましたが、14分15秒と凡走で記録更新はならず・・・勇馬もホクレンシリーズでは13分台を出しながらもベストを更新出来ずとやはり設楽兄弟と比べると物足りない印象がありますね。駅伝シーズンではまだまだ東洋が優勝候補として君臨し続けるというところを示せるでしょうか?それともポジションを下げてしまうのか?
日本大学
竹ノ内が14分15秒でベストを更新しています。全日本予選では1組を任され、さらに結果も微妙で心配しましたが、問題は無さそうかなあ?これからの奮起に期待いたいところ。荻野もベスト更新はならなかったものの13分台を出して好調を維持しており、日本人エースとしてまずは出雲駅伝でキトニーに頼らない走りをして欲しいです。
日本体育大学
今シーズン、一気に5000mのベストでトップ10入りをした小松が14分9秒とさらにタイムを伸ばしてきました。連続でベストを更新しているのは成長の証では無いでしょうか?まだ長い距離は未知数な部分がありますが、駅伝メンバーにも絡んできて欲しい選手ですね。
明治大学
いずれも29分台ランナーだった山田速人が28分35秒、牟田が28分43秒、木村が28分50秒と新たに28分台ランナーが3人誕生し、28分台ランナーは全大学中最多の8人となりました。この8人全員が13分台ランナーでもあり、まさにスピード集団という感じですね。1万mの平均持ちタイムは28分51秒まで伸ばし、トップ駒澤と4秒ちょっと差の2位にまでジャンプアップしてきました。もう持ちタイムは十分でしょうし、後は駅伝で結果を出すだけですね!!今のチーム状況を鑑みると、箱根よりも出雲・全日本のほうが優勝のチャンスが大きそうなだけに、まずはそこにしっかりとピークを合わせて欲しいです!
山梨学院大学
井上が13分42秒の好タイムをマークし、長い距離から短い距離まで持ちタイムでも大学トップクラスとなってきました。山梨学院の日本人選手の中でも持ちタイムはもう歴代最速ですし、後は駅伝でも最高の結果をチームにもたらして欲しいです。佐藤は14分5秒と一応ベストを更新ですが、ここ最近の活躍ぶりならば、13分台は最低でも出して欲しかったかな・・・伊藤は14分7秒でわずかですがベストを更新、昨年度はブレイクしましたが、その後はやや停滞していた感があるだけに、再ブレイクのきっかけとして欲しいところです。他にも小山が14分32秒ではありますが、ベストを更新しています。
早稲田大学
平が13分45秒で高校ベストを一気に10秒も更新してきました。2014年になってからこれで3部門全てで自己ベストを更新、昨年度後半から取り戻してきた勢いがさらに加速していますねー。同級生の武田は未だに怪我から復活出来ず、井戸も一時期ほどの勢いは無いだけに、平には学年を引っ張る存在として活躍して欲しいです。先日1万mで28分台を出した田口が5000mでも13分48秒の好タイムをマークし、その勢いが止まりませんね!!未だに3大駅伝では納得のいくレースが出来ていないだけに、今年度は出雲からフル稼働して欲しいです!怪我から復活を遂げた箱根2区区間賞の高田が14分0秒で自己ベストを更新しています。まだまだタイムは伸ばせるでしょうが、無事に復帰してくれて何よりですね。やはり3大駅伝では箱根以外の実績が物足りないため、あれがフロックではないことを証明して欲しいです!!