2014全日本予選結果雑感 ~1位:神奈川大学~

2014年7月2日

今日からは、全日本予選を突破した7大学+次点の8大学について、大学ごとに詳しく見ていきたいと思います。まずは見事にトップ通過を果たした神奈川大学について・・・全日本予選結果はこのようになっております。1組~4組までどの組も安定した結果を残していますね。組一桁が5人、最も悪くても一番差のつかなかった2組での22位とブレーキもなくきっちりと結果を残しました。予新戦力の台頭やエースの復活など収穫も多かったレースとなりました。それでは1組から見ていきます。

 

 

1組では、2年前に1組2位と好走経験のある赤松がまさに再現となる1組2位の好走、しかも29分50秒は自己ベストです。前回3組37位に沈んだ悔しさを見事に晴らしてくれました。箱根予選でも好走している選手ですし、駅伝シーズンはフル回転して欲しいですね。不安と期待が入り混じるルーキーの初1万m,大川は組18位とまずまずの走りを見せました。都大路や都道府県対抗で高校時代に1区を走っていますし、10kmの距離は問題無いですよねー。他の有力1年生と切磋琢磨し、3大駅伝デビューを目指して欲しいです。

 

 

2組では、やはり期待のルーキーであり、今シーズン5000mでベストを更新している浅利が2組5位とこれまた見事な走りを初1万mで見せてくれました。ルーキーが初の1万mを最もプレッシャーのかかる全日本予選で大丈夫か?というのが数少ない神奈川大学の不安要素でしたが、杞憂に終わりました。エントリーされた組、結果を見ても一番期待されているルーキーでしょうか?ペアの東も初の1万m、30分41秒の22位とやや苦戦しましたかね・・・昨年度の箱根予選はまずまずでしたが、箱根は6区20位でしたしもうワンランクレベルをあげていきたいところです。なかなか他の2年生が台頭してこないだけに、かかる期待も大きくなりそうです。

 

 

3組ではポイントになると思っていた今季不調が続いている我那覇が9位の復活を遂げる走りを見せ、最後の不安要素も消え去りました。この走りは今大会においても大きいですが、今後を見据えても非常に楽しみになる結果でしたね!全日本予選は3年連続で結果を出しており相性もいいのかなあ!?主要区間を任されることになるであろう本戦も箱根予選・本戦も俄然楽しみになってきました。前回の箱根は2区19位と悔しい走りをしているだけに、駅伝シーズンではその借りを返す走りをしてほしいです!!一方の柏部はその我那覇を上回る7位の好走、元々安定感のあった柏部ですが、さらに力強さも今シーズンは身につけてきましたかね?ベストもどんどん更新していますし、全日本も楽しみです。

 

4組は今シーズン好調のダブルエースが順当にエントリーされると、柿原が7位、西山が17位でまとめ、見事に予選トップ通過となりました。柿原は最終組でも一桁で走るのがさすがですねー。今シーズンも外すレースは殆ど無いですし、やはり安定感を見ても頼りになるエースです。西山は本人もちょっと不満の残るレースになったようで・・・今シーズンの調子を見ている限り、4組でも十分一桁で走れそうでしたからねー。。。それでも、2年連続で最終組の役目をきっちりと果たしているのは見事です!

 

 

2年前はびっくりの予選通過だった神奈川大学が、今大会では通過の有力候補として臨み、さらにはトップ通過も果たしてしまうのですから、その成長には眼を見張るものがあります。エース格が他大と勝負出来るまでに成長し、有力1年生の加入で選手層も厚くなったようですし、全日本がますます楽しみになってきますねえ♪気が早いですがオーダーを考えてみると・・・1,2,4,8区が主要区間と呼ばれる全日本において、3,4組を走った柿原、西山、我那覇、柏部をそのまま主要区間を任せるのが良さそうかなあ!?その4人の配置は難しいですが、前半型にしないと厳しいでしょうから、例えば長い距離もきっちり走れる柏部を8区とかにして、1区西山、2区柿原、4区我那覇とかもありかなあ?

 

 

それ以外の3,5,6,7区を走る候補としては、今回全日本予選で好走した赤松、浅利はそのまま走る可能性が高そうかなあ!?特に赤松は繫ぎ区間であれば上位で走ってくれそうですし・・・他には4年生では力があり、箱根で好走した経験もある井上、小泉あたりが有力でしょうし、期待のルーキーである大川、大野、鈴木も絡んでくるかな?2年では東、石橋といった箱根経験者、3年生は現時点で他は厳しそうか・・・?全日本シード6校を崩すのは容易では無いですが、チームとしての戦力はどんどん上がってきていますし、もしかしたらもしかするかもしれません・・・箱根予選後の全日本は大変だとは思いますが、トップ通過のプライドを持って全日本に臨んでほしいです!!!