5000m平均持ちタイム遷移(2014/04/01→05/31) その2

続いては、5000mの平均持ちタイムが9位~16位の大学について見ていきます。遷移は以下のようになっています。中央、帝京、神奈川たりがタイムを比較的縮めていますね。1万mよりも5000mの方がベストを更新されているというのは、何か珍しい気がしいます。駅伝のスピード化に伴い、5000mにも力を入れているのかなあ?それとも、単にロード→トラックへの移行初期だから、まずは短い距離からということかなあ?どちらにしろ、ベストがどんどん更新されていくのは、大学駅伝ファンとしては嬉しいものです。

 

 

 

 

9位は中央大学、平均順位を3つあげ、タイムもジャスト4秒縮めています。まずは嬉しいのが新庄の復活&ベストを4年ぶりに更新したことでしょう。高校ベストをようやく更新&怪我からも完全復活となりました。今年度は4年生がやや元気が無いだけに、エースの復活は非常に心強いです。また、多田が14分ジャストでチーム2番手に浮上した他、三宅、徳永、町澤がともに14分一桁のベストで4~6位に入るなど、チームトップ6のうち5人がベスト更新という盛況ぶりです。ここ2年には無かった勢いをこのまま継続していってほしいものです。

 

 

10位は日本大学、平均順位は結果としは変わらずですね。なかなか主力級にベスト更新がないのが寂しいところですが、5000mの持ちタイムが実力に反して低かった竹ノ内、ここにきて好タイムを出し始めている原がともに14分20秒前後でベストを更新しています。特に原はキトニー、荻野に次ぐ選手がいなかった日大の3年生における第3の選手となりうる貴重な選手であり、是非ともこのまま順調に力をつけていってほしいです。

 

 

11位は日本体育大学、平均順位は変わらずですねー。しかし、何と言っても大きいのが加藤が13分49秒と好タイムをマークし、一気に主力級へと成長を遂げたことでしょう。1500mでは表彰台、5000mも後一歩で入賞というところまで力をつけています。期待のルーキーでは吉田がトップ10かつベスト更新を果たしていますね。ただ、関東インカレを見てもなかなか即戦力ルーキーとなるのは難しそうな気が・・・夏合衆を経てどこまで戦力になってくれるか?という感じですね。

 

 

12位は城西大学、9位→12位と一気に3つ順位を落としてしまいました。村山紘太が13分38秒の好タイムをマークしましたが、元々13分41秒という素晴らしいタイムを持っているランナーですからね。平均としてはあまり伸びませんでした。持ちタイム以上に深刻なのは、持ちタイム上位の選手が姿を見せない or 結果を残せていないことですねー。紘太は絶好調なのですが、他の選手が他大と全くと言っていいほど勝負出来ておらず・・・記録会には結構出場しているにも関わらず、この状況なのは非常に心配です。。。

 

 

13位は帝京大学、16→13位と一気に3つ順位をあげてきました。熊崎、柳原がそれぞれ13分52秒、53秒と好タイムをマークしているのが大きいですね。しかし、二人とも関東インカレでは主要種目で撃沈しているのが心配です。。。エースとしてともに結果を残して欲しいです。他にも高橋裕、杉山、佐藤とトップ10のうち5人がすでにベストを更新しているのはチームとしてはいい感じなんですけどね。その一方で、トップ8のうち7人が4年生というのは来年度がちょっと心配になるデータです。。。

 

 

14位は法政大学、一つ順位を下げています。岩崎がチーム唯一のトップ10でベストを更新した選手です。6大学対校でのベストだっただけに、その後の活躍が期待されたのですが、記録会や大会には出てくるものの、思ったような結果を残せていないですねえ。。。トップ10のうち9人が3,4年生という上級生中心のチームかつ勝負の年だけに、故障明けのエース格の完全復活とともに新戦力の登場にも期待したいところです。

 

 

15位は東京農業大学、順位変動はありません。新たにトップ10に入ってきたのが3年の小澤、いきなりタイムを伸ばしてきただけではなく、関東インカレでも得点するなど大舞台でも結果を残しているところが心強いですねー。一気に戦力となってきそうな選手です。主力の1人である岩渕もベストを更新しています。10番手が14分30秒ということで、昨年度以上に層の薄さには苦しめられそうです。。。また、トップ8全員が3,4年生という極端に上級生依存のチームというのも来年度以降が非常に心配です・・・

 

 

16位は神奈川大学、1万mほどではないですが、19→16位と3つランクアップですね。5000m,1万mともにベストを何人も更新出来ているのはいい傾向だと思います。まあ、今まで記録会に出なさすぎたとも言えますが・・・西山がチーム唯一の13分台ランナーとなった他、エースの柿原、主力の赤松も14分10秒台で自己ベスト、また鈴木、浅利といった期待のルーキーがそろって14分15秒前後でベストを更新しています。エース格、1年生に勢いがあるのはチームとしてもいい傾向ですね。4~7位がいずれも1年生という珍しいチームですが、西山、我那覇がルーキーながら大暴れした時の再現を期待したいです!!!

 

 

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