2014年 関東インカレ 1万m(2部) 駒澤の村山、中谷が1,2フィニッシュ
今日からついに関東インカレが始まりましたねー♪1500m,1万mともに熱いレースが繰り広げられました。しかし、今回はしょうがないですがやはり金曜に開催というのはちょっと応援するにも厳しい物があります。。。まずは関東インカレ2部の1万m決勝について雑感を述べたいと思います。1万m速報にすでに結果が載っています(現時点ではかなり重いです)上位10人を中心に感想を述べていきたいと思います。
1位 29:03.22 村山 謙太(4) 駒大
先月、1万m28分49秒を叩きだした村山謙太がさすがに走りで優勝を飾りました。中盤中谷、潰滝とともに抜けだすと、最後は中谷との駒澤対決に・・・ラスト1周までは競っていたという話でしたが、それでいて2位に8秒差をつけているのがすごいですね。ラストスパートの切れ味も学生トップクラスかと思います。優勝候補筆頭でその通りに勝つというのは強さの証ですね。恐らく出場するであろう日本選手権も非常に楽しみです。
2位 29:11.89 中谷 圭佑(2) 駒大
前年度は5000mで入賞からも程遠い順位でしたが、この1年間でGGNに続いて最後まで先輩の村山と競り合うまでに成長してきました。ラストスパートこそ差をつけられたものの、きっちりと準優勝を果たしている高いレベルでの安定感は、チームにとって非常に心強い存在でしょう。これで昨年度の中村-窪田に続いての2年連続1,2位独占です。監督はひょっとしたら箱根2区もあり得るかもと発言するほど信頼感を高めており、駅伝シーズンには村山、中村とともにトリプルエースの座を確立しているかも。。。
3位 29:14.77 潰滝 大記(3) 中央学大
中盤までは村山、中谷とともにトップ争いを繰り広げ、途中で遅れるも粘って2位に3秒差の3位に潰滝が入りました。下級生の時に比べて安定感が出て来ましたね。すでにチームのエースという位置づけですし、トラックでも駅伝でも他大のエースと勝負出来る存在となってほしいです。
4位 29:17.32 浅岡 満憲(4) 東農大
浅岡は世界学生クロカンに出場するなど、箱根以降は怪我もなく順調にきていましたが、今回も4位に入り、もう何も心配はいらなそうですね。怪我さえ無ければこのくらいの走りは出来る選手ですし、東農大を引っ張っていって欲しいですね。
5位 29:26.93 其田 健也(3) 駒大
村山、中谷には遅れたものの、其田が5位に入り、駒澤がトリプル入賞を果たしました。やはり、2部では駒澤が抜けていますね。ただ、例年も力が抜けていると思われながらなかなか結果を残せてこれなかっただけに、1種目で1,2,5位の19点を叩きだしたのは速さだけではなく勝負強さも見せてくれました。其田も2年以降は順調に成長しており、3年生は谷間の学年どころか中心の学年となるかもしれませんね。
6位 29:27.44 柿原 聖哉(4) 神奈川大
ラストでは其田に後れを取ったものの、神奈川大のエースが6位入賞を果たしました。やはり、勝負どころでは外さない選手ですよねー。箱根予選、箱根本戦でも活躍するなど、チームにとって欠かせない選手となっています。西山や1年生が元気ですが、柿原もエースとして負けてはいられませんね。
7位 29:39.32 神野 大地(3) 青学大
青学のエースが7位入賞となりました。ただ、神野の安定感や2年目以降の実績を見ると正直やや物足りないかなあ?順位もですが、6位に12秒も離されているのもちょっと気になります。3大駅伝はいずれもエース区間を担ってしっかりと走り、トラックでも結果を出し続けている選手なのですが・・・これからの巻き返しに期待したいです。
8位 29:39.97 吉村 大輝(4) 流経大
最後の入賞枠には流経大の吉村が入ってきました。毎年入賞争いを繰り広げ、しぶとく入賞している印象があります。都大路優勝の優勝メンバーでありながらあえて流経大という箱根未出場の大学に進みましたが、4年間堅実な結果を残していますね。学連選抜が復帰する次回の箱根で、またその走りを見せて欲しいです。
9位 29:44.02 及川 佑太(4) 中央学大
ギリギリで入賞を逃したのは中央学院の及川でした。今年度は28分台を出すなど順調にきていましたが、惜しくも入賞には届かず。。。それでも、力のあるところは見せてくれたと思います。潰滝、塩谷とともにトリプルエースの面目は保ったかなあと・・・及川も昔と違い、高いレベルで安定して力を発揮出来ており、頼もしい存在となってくれています。
10位 29:45.32 竹内 竜真(4) 東農大
浅岡とともに最上級生としてチームを引っ張る竹内が10位でした。箱根では9区5位と好走しており、やはり安定感が増してきましたかね?関東インカレのような大舞台での勝負レースは一発のスピードがある選手よりも継続して結果を残している選手が上位に入ってくる印象があります。そういった選手は駅伝でも計算が立ちますから監督も起用しやすいですよねー。トップ10に入った選手はいずれも順当という感じですね。
逆にちょっと残念な結果だった選手を見てみると・・・上武のエースである佐藤は29分55秒の14位でなかなか主要大会で結果を残せていないですね。。。神奈川大のエース格である我那覇も今年度はちょっと凡走が続いており、今回も30分11秒の18位とちょっとらしくない結果に終わってしまいました。他にも帝京のエース格である杉山、柳原がそれぞれ26位、27位、今期絶好調だった青学の川崎が38位というのはちょっとびっくりですね。。。やはり、勝負レースで力を発揮するのは簡単ではないですね。。。