日体大記録会1万m雑感 (2013/10/26)

2014年3月8日

箱根予選会と全日本大学駅伝の間の週に行われる日体大記録会ということで、あまり有力選手は出ていませんが、それでも自己ベストを更新した選手が何人もいましたので、大学ごとに簡単に紹介していきたいと思います。日体大結果はこのようになっております。
日体大:出雲を走った加藤が29分23秒、冨田が29分39秒とさすがに自己ベストを更新してきました。5000mの持ちタイムからすればこのくらいは当然でしょうか?それよりも、ルーキーの坂本が29分27秒までタイムを伸ばしてきたのにびっくりしました。今年の日体大のルーキーは持ちタイムは決して良くない世代だったのですが、大学で伸びてきているようですね。その他、主力たちもペース走だったのか29分20秒~30秒に固まっています。これで、全日本に向けて調整は万全といったところでしょうか?3位は十分に狙えそうですし、そこから1つでも上を目指してほしいところですね!!

 

帝京大:出雲は関東最下位どころか京産大の後塵を拝する結果となりましたが、日体大1万mは自己ベストラッシュとなりました。29分30秒を切ってのベスト更新が柳原、高橋勝、高橋裕、杉本、竹本と5人もいます。他にも君島、堤といった2年生もベストを更新しています。帝京の1万m10番手は29分22秒、平均持ちタイムも29分6秒で6位となりました。特に2,3年生の底上げが凄まじく、4年生が抜けても大丈夫そうですね。今日走らなかった蛯名がどんな状況なのかが、非常に気になります。

 

明治大:5000mで13分台を持つ前野が一気にベストを1分近く更新し28分56秒と28分台を出してきました。これでチーム6人目の28分台です。明治は28分台ランナー6人が全員13分台ランナーでもあります。また一人、3年生から有力選手が出てきましたね。本当に明治の3年生は凄まじい持ちタイムです。また、4年生の北野がチーム10番手となる29分24秒で走りました。正直ノーマークだった選手なのですが、最後の箱根でまさかの出場があるのでしょうか?

 

中央学院大:ルーキーの蘆田が29分21秒と好タイムをマークし、同じルーキーの村上を上回りました。これは楽しみになってきましたね。中学のルーキーは粒揃いですが、出てくるとしても村上以外は2年以降だと思っていました。吉岡も30分1秒と29分台目前ですし、ルーキーが複数箱根を走るということもあるかもしれませんねえ。楽しみな選手が多いです。

 

山梨学院大:ルーキーの上村が29分49秒でベストを更新してきました。元々の持ちタイムは記録の出にくい全日本予選のものですから、まだまだタイムが出てもおかしくないかなあ?全日本出場もあるかもしれません。他、松山がベストに近い29分38秒で走りました。今年の4年生はなかなか出番が無いだけに、何とか箱根では戦力になってほしい選手です。

 

國學院大:箱根9区を走った鮫島が29分39秒、他にもルーキーの鈴木、中嶋が29分34秒と即戦力が入らない國學院にとっては楽しみな結果ではないでしょうか?この二人以外にも蜂須賀、稲毛と箱根予選を走った選手がいますからね。底上げができているようです。

 

専修大:ずっと不調・怪我が続いていた主将の宮坂が29分2秒とチームトップのタイムをたたき出し、完全復活と言っていいのでは?これは箱根も楽しみになってきました。また、宮坂とともに二人しかいない箱根経験者の上野が29分22秒でチーム5位となり、なかなか結果を残せていない二人がここにきて上がってきたのは好材料です。他にもルーキーの丸山、楠岡が29分台を出すなど、ルーキーも元気です。箱根予選会でルーキーで3位になった濱野もいます。箱根に向けてチーム状況も上向きになっていきそうかな?

 

どこも収穫のあった日体大記録会といった感じですね。中間層の底上げが箱根を戦っていく上では必須になってきますからね。個人的には日体大が底上げが進んでいるのが、箱根では脅威になりそうな・・・4年生の抜けた穴は大きいと思っていたのですが、成長著しい1~3年生で案外埋まってしまうかもしれませんね。そうすると、2,5,6,9区と主要区間に選手が残るだけに、連覇も十分有り得そうです。

 

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