2013年全日本駅伝戦力分析&区間配置予想 ~日本大学~
前回の全日本はギリギリ6位でシードを獲得、箱根予選会は後半失速する見たことがあるようなパターンで8位通過、しかし、竹ノ内、林、荻野などが台頭し、全日本に向けて希望も見えてきた日大について・・・エントリー一覧、過去10年成績はこのようになっております。箱根予選にエントリーされた14人のうち、河根を除く13人がそのまま全日本にエントリーされております。戦力が固定化されてしまっているのかなあ?2年生がキトニー、荻野の2人だけ、1年も石川1人だけしかエントリーされていないのも、今後を考えるとちょっと心配ですね。3年生への依存が大きすぎるように思えます。
エントリーメンバーは、1年生の頃からチームの主力として活躍しているものの、3年生以降は怪我に悩まされ、箱根予選も179位に終わった田村、箱根で6区15位と出場経験はあるものの、予選会は2年連続で100位オーバー、今年も109位だった日向野、1年生の時に箱根出場も3区20位、その後ずっと怪我に悩まされ続け、ようやく今年になって5000mでベストを更新、箱根予選会も102位で走った森谷、3大駅伝出場はまだなく、箱根予選会も217位と散々な成績だった内田和、全日本に2度、箱根に1度出場経験があるもののいずれも下位での走り、箱根予選も3年連続で100位オーバーの高松、全日本、箱根と繫ぎ区間を無難に走る選手という印象でしたが、今年に入って一段と力を伸ばし、箱根予選も35位で走った竹ノ内、3大駅伝出場経験はなく、箱根予選会も170位と厳しい走りになった大門、前回の箱根では8区5位と1人気を吐き、箱根予選も45位と主力の一角である林、
箱根予選は3年連続出場も200位オーバーが2度となかなか結果を残せていない村越直、箱根予選は1年時に出場し220位、それ以外は出場経験のない渡部、初の20kmで58分ジャスト、5000m~ハーフまでしっかりと走れるところを見せ、チームのエースであるキトニー、5000mで13分台を出し、箱根予選会も30位はチーム日本人トップ、もはやチームのエースとなった荻野、高校時代持ちタイムNo.1も箱根予選は157位と距離に不安を見せてしまった石川の13人です。うーん、選手紹介なのでもう少しいいことを書きたかったのですが、実績を見るとやはり箱根予選で苦しい走りをしている選手が多いですね。なかなか、2桁で走る選手さえ出てこないのが現状です。とはいえ、全日本予選では過去10年で9回シードを取るという駒澤と並ぶ安定感を見せております。そんな日大の区間配置予想は以下のとおりです。
荻野-竹ノ内-石川-林-日向野-田村-森谷-キトニー
基本的には箱根予選会の成績を重視して区間配置を予想しております。1区は荻野、箱根も1区を任されましたし、今年はスピードがアップし、さらに長い距離にも対応と成長を見せています。今年一番成長した選手ではないでしょうか?今の荻野であれば全日本の1区でも上位でタスキを繋ぐことが出来るのではと思い、1区にしました。2区は竹ノ内、関東インカレハーフ入賞、箱根予選会でも好走と結果を残している数少ない選手ですし、思い切って2区に抜擢してみました。さすがに他大のエースと張り合うのは厳しいでしょうが、粘り強い走りで何とかつないでくれればと思います。やはり主要区間ではここが一番厳しそうかな?3区は石川、20km以上はまだ厳しいのかもしれませんが、10kmまでならば高校でも既に好タイムで走っている選手です。唯一10km未満である3区ならば、石川のスピードが活かせるのではないかと思いました。下級生で数少ない戦力の一人ですし、大学駅伝デビューを無難にこなしてほしいと思います。
4区は林、箱根予選チーム1~4位をそのまま主要区間である1,2,4,8区にしました。去年も4区を走り10位ですが、その時よりは箱根、箱根予選の結果を見ても成長していると思います。前回以上の成績を期待したいですし、出来れば関東の中でも中位より上でつないでほしい選手ですね。不安定な選手が多い日大の中では比較的安定している選手だと思います。5区は日向野、箱根予選はチーム6位ながらも100位オーバーですが、4年生で箱根経験者でもありますし、5区で何とかつないでくれればと思います。6区は田村、かつては1区区間賞も取ったことのある選手ですが、いかんせん今年は状態が悪すぎます。最悪欠場もありえるとお見ますが、出るのであれば6区あたりかなあと思いました。箱根予選会の結果を見る限り、厳しい走りが予想されますが。。。何とか最後の箱根までには合わせてきて欲しいです。
7区は森谷、5~7区の繫ぎ区間に4年生が3人並ぶのもチームとしては寂しいですが、なかなか4年生が結果を残せていない以上、こういう予想になってしまいました。1年の箱根3区20位は悔しすぎるデビューとなりましたが、その後怪我が続き、リベンジの舞台に立つことさえ出来なかったほうがもっと悔しかったでしょう。もう駅伝で見ることは無いのかと思っていましたが、箱根予選会でもチーム5番手の102位で走りましたし、主将として戦力に戻ってきてくれたのが嬉しいですね。今までの苦しさを走りにぶつけてほしいと思います。アンカーはもちろんキトニー、申し訳ないですが今の日大では最終区キトニー以外でシードを取るのは非常に厳しいと思います。前回はベンジャミンが3分差を逆転しましたが、少しでもシード権に近い位置でキトニーに繋げたいところですね。
うーん、シードを取っている過去2年と比べると、やや主要区間で劣る印象ですねえ。。。ただ、なんだかんだで全日本は無難に走っているのが日大ですし、シードを獲得し続けているのも事実です。今年も、キトニーの逆転シードが見れそうかなあ?シードを狙う大学は、山梨学院、日大あたりとのタイム差を常に気にしながらのレースになりそうです。
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