2013年箱根予選会戦力分析 ~日本大学(前回本戦15位)~
全日本こそ毎年留学生の活躍もあってシードを獲得するものの、箱根では予選落ちを経験したり、出場したとしても下位に低迷するなど苦戦が続いている日本大学・・・箱根予選14人はこのようになっております。1万mの持ちタイムトップ10では6位の小島、10位の津田が抜けていますが、小島は先日の記録会でも奮わなかったですし、ハーフの距離への対応がまだ出来ていないようなので、エントリー自体厳しいと思っていましたし、津田も箱根予選を2度走っているものの、どちらも非常に苦しい結果に終わっており、今回のエントリーから外れたのもやむなしだと思います。よって、実質ベストメンバーが組めている数少ない大学の一つでは無いでしょうか?
エントリー14人の1万mの平均持ちタイムは7位とちょうど真ん中ですが、ハーフの平均持ちタイムは8位(10人そろっているのは8大学のみ!!)なので、最下位です。7位と平均で40秒という大差をつけられているんですよねー。もちろん、キトニ―がハーフを走っていませんし、他の選手もあまりハーフに積極的ではないというのもあるかとは思いますが、20kmある箱根予選会において、ハーフで実績のある選手がほとんどいないというのは懸念材料です。好記録ラッシュに沸いた3月の学生ハーフでも、日大は蚊帳の外でしたからねえ・・・ハーフは3分台が田村一人(20km換算)、4分台も林、高松、渡部の3人しかいません。この箱根予選では、自己ベストラッシュとなってほしいところですが。。。
エースはキトニ―、ハーフの記録こそありませんが、全カレ5000m、1万mダブル優勝という実績があります。日本人選手にはまず負けることは無さそうかな?オムワンバとともに全体トップを狙う選手の一人でしょう。キトニ―には大稼ぎしてもらわないとですねー。ベンジャミンに負けないような走りを期待したいと思います。
続くのは実績でいえば田村なのですが、どうも怪我が長引いているようで状況は芳しくありません。先日の日体大記録会ではようやく復帰してきましたが、まだまだ万全とはいえない状況でしょう。万全であれば10位以内も期待される選手ですが、今回は何とか50位以内で走ってくれれば?といった感じかなあ。日本人エースが不調なのは心配ですねー。ようやく怪我から復帰してきた主将の森谷は、先日の記録会で5000mの自己ベストを出すなど復活をアピールしました。1年の箱根で3区最下位という屈辱を味わって以降、なかなか出てこれなかった選手ですが、最後の箱根でのリベンジに向けて、まずは予選会をきっちりと走ってほしいですね。
3年生は8人と大量にエントリーされましたが、その中でも期待は林と竹ノ内かな?二人とも怪我をしていた時期があるという話でその点については不安が残りますが、なかなか力を発揮出来ない日大において、この二人は比較的安定している選手だと思います。万全であれば、チームの中でもキトニ―につぐ順位で走ってほしいところですねー。特に竹ノ内のハーフの記録は65分3秒ですが、これは暑い関東インカレで出したものですから、一気に記録を更新してほしいです!!
他の3年生では、2年連続で箱根予選を走っている村越直、高松あたりもそろそろ100以内での走りを見せてほしいですねー。本戦でシード権争いをするためにも、2ケタで走れる選手を増やすというのは大事になってくると思います。特に高松は全日本、箱根と本戦を経験している選手ですし、もうワンランクアップしてほしい選手ですねー。
2年生では、やはり荻野がどんな走りを見せてくれるかですねー。先日の記録会では5000mで13分台に突入しました。昨年度は箱根予選91位、箱根1区13位とまだ距離に対応出来ていなかったように思えますが、今年はどうでしょうか?最低でも50位以内には入ってほしいところですねー。2年生がキトニ―、荻野しかエントリーされていないのは、やはり寂しいかなあ。。。来年以降を考えると、そろそろ出てきてほしいです。
1年生では、石川だけがエントリーされましたが、これは予想通りかな?初のハーフでどのくらい走れるのか楽しみです!大学に入ってからの走りを見ている限りですと、100位以内に入れれば御の字といったところかなあ?楽しみな選手ではありますが、過度に期待も出来ないかなあという感じです。復活を遂げるためにも、まずはしっかりと調整し、ハーフの距離でも走れるところを見せてほしいですねー。ここ最近は、予選会を見ただけで、本戦も厳しいんだろうなあと思ってしまうような結果ばかりでしたから。。。