自己ベストラッシュ!! 日体大記録会1万m(2013/09) ~その1~
先日、日体大記録会1万mが行われました。元々、夏合宿明けのこの記録会は記録が出やすいですが、さらに今回は気象条件も良かったことにより、自己ベストラッシュとなっております。記録会結果はこのようになっております。自己ベストを更新した選手があまりにも多いので、2回に分けて記事にします。各選手の持ちタイムはすべて更新したので、選手一覧でも確認してみてください。
青山学院大学:橋本、山村、高橋、井上、渡邉と5人がベストを更新してきました。主力の多くは5000mにエントリーされていたのですが、中堅どころの選手がタイムを延ばしてきてまた層が厚くなってきたかな?橋本、山本、渡邉はいずれも2年生であり、久保田、神野、小椋とともに2年生に勢いがありますねー。今年ももちろんですが、2年後も楽しみに思わせる結果でした。また長らく不調 or 怪我?で結果を出せていなかった福田も自己ベストに近い走りで復活をアピール、出雲のエントリーはまだ判明していませんが、レギュラーを勝ち取るのも容易ではないですね。
国士舘大学:持ちタイムNo1,2の菊池、浪岡がそろって30分オーバーと厳しい結果に・・・武藤、櫻井といった選手の自己ベスト更新はありましたが、もう箱根予選まで後20日と迫ったこの時期に、主力の不調はちょっと心配です。いくら増枠があるといっても、13番手の位置はやはり変わらなそうかな・・・今年箱根出場を逃してしまうと、このままずるずるといってしまいそうな気もしますし、何とか箱根予選にピークを合わせてきてほしいです。
駒澤大学:昨年の全日本予選で7区2位と好走した黒川が持ちタイムを一気に90秒縮める走りで28分台に突入しました。先日の中谷に続いて6人目の28分台ということになります。長らく、4本柱以外は28分台が出てきませんでしたが、ここにきて一気に二人誕生は明るいニュースですね。出雲から出走もあるかもしれません。また、ずっと期待されている猪浦も29分17秒とベストを20秒ほど更新しました。その一方で、湯地が30分オーバー、出雲エントリーメンバーの大塚も自己ベストを更新できなかったのはちょっと残念かなあ。大塚の駅伝デビューがちょっと遠のきそうな結果となってしまいました。
拓殖大学:自己ベストラッシュに沸いたのが拓殖大学、実に持ちタイムトップ10のうち6人が今日ベストを更新しています。まずはエース格の佐護が28分台をたたき出しました。拓殖大学の日本人としては、マラソンで活躍している藤原新以来だとか・・・箱根予選会も楽しみになってきました。また、金森、櫻井、宇田、尾上、東島が29分台で自己ベストを更新、特に宇田は高校時代、14分50秒の持ちタイムである1年生ながら初1万で29分50秒はお見事、1年目から箱根予選、本選と出場もあるのか??これで30分切が10人揃いました。他にも早川、谷野が30分10秒台ながら自己ベストを更新し、少しずつチーム力も上がってきたのかな?まずは箱根予選をいい形で突破しておきたいですね。
中央大学:箱根予選会に久しぶりの出場だからでしょうか、かなり早い組でペース走に近いような走りを見せていました。箱根予選会を見据えての記録会出場だったようです。そのため、主力どころで自己ベストを更新したのは三宅のみ、元々31分台しかもっていなかったため、29分39秒と90秒以上タイムを縮めてきましたが、5000mで14分1桁を考えれば妥当な数字ですね。チーム10番手の持ちタイムとなりました。ペース走だったとしても、ちょっと遅かったかなというのが多田、徳永、相場といった駅伝経験者たち・・・箱根予選を突破し、またシード返り咲きを狙うためにも、主力選手が足並みをそろえて、箱根予選へ臨んでほしいです。
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