関東インカレ2013 3000m障害 ~1部決勝~
続いては、3000m障害の1部決勝についてです。結果はこのようになっております。4連覇がかかっていた城西の山口が見事に優勝、しかも8分41秒という自己ベストを更新しての優勝ですから、素晴らしいとしか言いようがないです。今年の箱根は出場できなかっただけに、最後の年に3障だけではなく駅伝でも活躍してほしいです。3障は世界陸上のB標準突破も厳しい状況だけに、こういった選手にはぜひとも頑張って欲しいです。
2位は東洋の小池、8分44秒とこれまた好タイムでした。それにしても、予選を順位ではなくタイムで拾われての決勝なだけにどうなるかと思いましたが、持ちタイム通りの力を発揮し、2位にまで食い込んできました。最後まで唯一山口に競り合っていったのも頼もしいですね。予選は一体何だったんだろう?タイムで拾われることがわかっていたから無理をしなかったのか・・・?力のある同級生の影に隠れてまだ3大駅伝出場を果たせていませんが、最後のシーズン、結果を残して行きたいですね。
3位は法政の田子、長い間故障に苦しんでいましたが、8分46秒での3位は完全復活といっていいでしょう。3年次はほぼ戦力にならなかっただけに、チームとしてもこの戦力アップは大きいですね。西池、関口、田井に続いて田子の4人でチームを引っ張っていくことになりそうです。まだまだ選手層が薄いのは懸念材料ですが、山でのアドバンテージが大きいだけに今年もシード確保は十分ありえそうですね。去年の今頃から考えると信じられないほどのチームとしての成長ぶりです。
4位は筑波大の津田、予選で好走、決勝でも好走と力があるところを見せました。こういう長距離を強化していない大学の選手というのはなんとなく応援したくなりますねー。あと2年、インカレで暴れて欲しいです。5位は東海の石橋、持ちタイムの割に主要大会で好走を続けていただけあって、期待していたルーキーの一人ですが、レベルの高かった3000m障害1部でいきなり5位入賞とはお見事です。5000mも早速14分1桁まで伸ばしていますし、去年は箱根予選で敗退してしまったチームにあって貴重な戦力となりそうです。理想は1年に箱根予選で負担はかけないほうがいいのでしょうが・・・増枠に関係なくきっちりと上位で予選通過したいところですね。
6位は山梨学院の永井、7位に青学の西村、8位に国士舘の池上といずれも駅伝経験のない選手が入って来ました。やはり、1500mと3000m障害は5000m以上の持ちタイムだけでは測れないものがありますねー。8位入賞でも8分50秒という極めてハイレベルな争いでした。最下位でも9分2秒って・・・本当にすごいですね。やはり、長距離自体のレベルが上がっているのかなー。。。今から駅伝シーズンが楽しみです。