日体大記録会1万m結果その2(2013/04)
前回の続きで、日体大記録会1万mで29分台以降の自己ベストを出した選手を中心に取り上げます。日体大の結果はこのようになっております。大きく持ちタイムを伸ばしてきたのは早稲田、期待のルーキーである武田が29分4秒と後一歩で28分台というところまできました。1年生の1万m持ちタイムトップです。都道府県対抗5区区間賞を伊達ではありません。これは1年目から3大駅伝出場の可能性が高いですね。というか走ってもらわないと困るかな。
箱根10区を走った田口もベストを1分以上更新して24分14秒まできました。まあ、持ちタイムが30分台の選手ではないですよねー。ハーフも63分16秒を持っていますし、今年は三大駅伝フル出場するかも?もう一人の期待のルーキーである平は初の1万mで29分32秒でした。これをどうとるかは微妙なところですが、インターハイの成績からすれば不満の残るタイムでしょうが、ここ最近の成績からすればまずまずではないかなあと?武田とともに期待したいルーキーです。箱根9区を走った田中も29分34秒で自己ベストを更新しました。最上級生となり、大迫が短期留学などでいないことも多いでしょうから、志方とともに4年生としてチームをまとめていってほしいです。
中央大学では、箱根8区の幻の区間賞で注目を集めた永井がその力を見せつけ、29分5秒で走りました。箱根8区のあの走りがフロックではないということを証明しましたね。新庄、須河につく1万mチーム3位となり、二人とともに主力として活躍してくれないと困りますね。30分7秒から1分以上縮めましたが、前の持ちタイムは実力を反映していませんでしたよねー。
専修大学の松尾も29分5秒で走り、ベストを5秒ほど更新しました。やはり専修大学のエースは松尾かな?持ちタイムはハーフも3分半と申し分ないので、後は今年最も大事なレースとなるであろう箱根予選会でその力をいかんなく発揮してくれればと思います。
東海大では白吉が29分23秒で自己ベストを更新ですねー。結果は振るわなかったですが、箱根予選会、全日本を走った経験もありますし、今年はチームを引っ張っていって欲しい選手の一人です。また、山下も29分57秒と何とか29分台に載せて来ました。こうした選手の底上げが今の東海には必要不可欠だと思いますし、ハーフ対策とともに、29分台をまずは増やして行きたいところかなー。
東農大では、佐藤達也が29分26秒で自己ベストを更新しました。去年度は怪我で苦しんでいましたが、ここでベスト更新としっかりと走れたのは嬉しいですね。チームの中心となってもらわないと困る選手です。また、佐野も29分39秒でベストを更新しました。二人共数秒のベスト更新ではありますが、やはり自己ベストを出すのと出さないとでは気持ちも違ってくるでしょうし・・・佐野は駅伝・予選の経験はありませんが、今年は箱根予選会を走って貰いたい選手の一人ですねー。また、土井も30分12秒ですがベスト更新です。中心選手の働きはもちろんですが、こういった選手の底上げも東農大には必要不可欠ですからね、頑張って欲しいと思います。
帝京大学は主力は出ていませんが、柳原が29分29秒でベストを更新しました。箱根予選会では117位と苦しい走りになりましたがハーフも3分台を出しましたし、メンバー争いに加わってきそうかな?杉山も30分26秒→29分40秒と大きくベストを更新してきました。4年生に負けずに3年生も頑張っていますねー。また、ハーフ4分半の記録を持つ堤が29分48秒を出しました。多分初1万mではないかと?2年生の層が厚くなってくると、4年生の卒業に怯え過ぎることもなくなるかな?
最後は拓殖大学です。実は拓殖大学は選手情報を登録しておらず、登録しようか迷っていたのですが、今回の自己ベストの多数の更新を見て、追加することにしました(笑)選手紹介はまた別途行います~佐護が29分17秒で一気に日本人トップとなりました。日本人エースとなれるかな?他には、2年生の金森、栩山(トチヤマ)がそれぞれ29分34秒、29分39秒とベストを10秒ほど更新してきました。二人共去年は走っていませんが、今年は箱根予選会を走って欲しい選手ですね。他には櫻井が29分58秒と何とか30分切りで30分以内は7人となりました。やはり、箱根出場を狙うチームとしては心もとない数字ですよね。また、最も注目していた新留学生のジョン・ツォー(ものすごーく、どっかで聞いたことがある名前です(笑))はまさかの30分台で大撃沈でした。どうしちゃったんでしょう?モゼ卒業を見越しての留学生のはずなのですが・・・本領発揮をするのはこれからかな?