89回箱根駅伝結果 日本大学

2014年3月9日

 続いては前回不出場、予選会7位通過の日本大学について・・・箱根結果はこのようになっております。前回は予選会でトップ10に3人入ったにも関わらず、まさかの敗退でしたが、今回は何とか出場を決めました。しかし、残念ながら、見せ場は2区だけでしたね。。。3区以降はいつもと変わらない光景が繰り返されてしまいました。そんな日大のレースを振り返ってみます。

 1区は期待のルーキー荻野、しかし長い距離はまだ対応しきれていないのか区間13位とやや苦しい走りになりました。力はあると思うので来年以降、主力になってほしい選手です。2区はエースベンジャミンが向かい風をもろともしない驚異的な走り、ダントツの区間賞で一気にトップまで踊り出ます。

前回出場時は似たような展開で3区20位と一気に転落してしまいました。その悪夢を再現しないために、3区にエース格の佐藤をもってきたのですが…これが大誤算。区間20位と最下位の走りで悪夢は再現されてしまいました。4区寺田も区間18位の走りであっという間にシード圏外に弾き飛ばされます。5区は怪我明けながら監督も本人も自信をもっていた吉田でしたが、結果は区間17位…やはり、怪我明けで好走出来るほど5区は甘くないですね。。。総合15位、復路の戦力を考えるとシード権は絶望的かと。。。

 6区日向野は60分台ながら区間15位…今年の6区は過去最高クラスのハイレベルな争いでした。7区高松も区間18位…高松は何度も駅伝を経験しているのですが、なかなか結果を残せていないですね。。。8区林は区間5位と日本人で唯一の区間一桁でした。来年以降はチームの主力として活躍が期待されます。9区に田村を持ってきたのはシード争いを考えてのことでしょうが、この状況ではどうしようもなく区間11位が精一杯、10区竹ノ内も区間10位で結局復路も順位は変わらないまま、総合15位で終えました。

 順位は悪いですが、前回よりはまだ希望が見えたレースだったかなと思います。卒業するのは2~5区のベンジャミン、佐藤、寺田、吉田ですが、好走したのはベンジャミンのみ、キトニーがその穴を埋めてくれるでしょう。田村、林、荻野は各学年の主力として活躍が期待されますし、竹ノ内も中位で安定して走る力があります。新入生では持ちタイムNo.1の石川が入ります。後は、ここ最近の日大の課題である長い距離への対応、選手層を厚くすることが求められますね。どうやら、監督も交代となるようで、以前のようなシード常連校まで戻ってこれるか??

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