89回箱根駅伝 帝京大学 区間配置予想

2014年3月8日

 箱根予選会2位通過の帝京大学について・・・16人エントリー箱根過去5年はこのようになっております。先日の記録会で3人が28分台をたたき出し、まさにノリノリの帝京・・・監督も5位を目標に掲げており、強力な4年生を擁した2年前の箱根よりも今年の方が総合力では上かと思わせるほどです。後は、本番の箱根で力を発揮出来れば…そんな帝京の区間配置予想は以下のとおりです。

 熊崎(2)-蛯名(3)-早川(2)-難波(3)-小山(3)
 高橋(1)-三田(2)-田中(3)-山川(4)-千葉(3)

 帝京にとって鬼門ともいっていい1区、全日本では山川でさえ撃沈しました。ここは予選会チーム3位、全体でも15位の熊崎にしました。箱根予選の成績および、1万29分一桁、ハーフ63分半の走力があれば今までよりはいい位置で2区につなげるのではないかと思います。2区は蛯名、これは鉄板だと思います。前回は貧血で走ることが出来ず、その影響で、帝京は2区19位と沈んでしまいました。今年は去年以上に力をつけ、失敗レースはほぼなく、まさにエースと言っていい成績、持ちタイムをもっています。蛯名が2区ならば、去年のようなことにはならず、他大のエースとも十分に勝負できると思います。3区は予選チーム3位、全体でも16位の早川にしました。予選会で良かった選手を序盤から注ぎ込んでいきます。全日本4区で11位と苦しんでいるのが気になりますが、予選組は疲れもあるでしょうからねえ・・・

 4区は去年と同じく難波にしました。箱根予選でも撃沈でしたし、どうしても撃沈癖がある感じはしてしまうのですが、走力があるのは間違いないですし、去年の経験も活かせる4区ならば、ある程度しっかりと走ってくれるという思いを込めて…5区は小山、これも鉄板だと思います。28分台を出すなど走力は申し分なく、前回は5区を区間12位で上っています。今年の成長を考えると、区間一桁では上ってきてほしいところです。

 6区が一番の悩みです。過去2年経験している田村がエントリーから漏れてしまいました。6区は今後への経験も考えて1年生ながら予選会で好走した高橋にしました。長い距離は大丈夫そうですし、適性があればしっかりと下ってきてくれるのではないかと思います。7区は三田にしました。全日本は7区を8位とやや微妙ではありましたが、シード狙いの大学は比較的力の劣る選手を使うことが多いですし、ここならある程度中位でこれるかなあと思います。

 8区は前回2区を経験した田中にしました。2区の上りの経験を8区の遊行寺の坂で活かしてもらえればという単純な発想ではありますが・・・1万も28分台に突入しましたし、そのランナーを8区に置いても違和感が無いのが、今の帝京の強さかなあと思います。9区は満を持して山川にしました。この8区、9区は強力だと思います。シード争いをしていたとしても、十分に引き離せるだけの走力はあると思います。

 4年生は1人だけしかエントリーされていませんが、4年の意地を見せてほしいです。10区は千葉にしました。恐らく、シードラインからは余裕がある状況になっているのでは?と思いますので、無難にゴールしてくれればと思います。全日本6区13位は心配ではありますが、予選会もきっちり走っていますし、心配はいらないかなあと。。。

 こうしてみると、やはり予選会2位だけのことはありますね。強いです。2区、5区、9区に力のある選手を置くことが出来るのは大きいです。後は1区で大きく出遅れない限り、シード権は十分獲得できると思います。つなぎの区間もシード校と優劣つけ難いほど力はあると思います。しいて気になる点をあげれば、予選会は上手く通過してくるのに、本戦では思うような走りが出来ていないことでしょうか?

 予選の強さを本戦でも発揮出来れば本気で5位もあり得ると思うんですけどねー。さらに、4年生が一人しかエントリーされておらず、来年度がピークを迎えるチームです。さらなる飛躍を目指すためにも、今回はきっちりとシードを確保し、1つでも上の順位を狙ってほしいです。