89回箱根駅伝 國學院の不安要素
1万mやハーフの持ちタイムはシード校どころか箱根出場校の中でも最低クラス・・・しかし、2年連続でシードを獲得している國學院について・・・
國學院の不安要素は・・・ファンの方には大変申し訳ないのですが山以外全部・・・?去年の箱根で最後の最後に道を間違えて一躍時の人となった寺田は前回の山で区間5位と好走、今年も28分台を2回出し、名実ともにエースとなってきました。今年も山を走るのであれば、去年以上の成績が期待出来そうです。
しかし、それ以外の区間がどこまで粘れるかが未知数なんですよね…前回の箱根の成績を1区から見ていくと、
13- 7-16-13-5
12-16-14-9-12
往路の主要区間である2区、5区、復路の主要区間である9区を見事に区間一桁で走り、それ以外は全て区間二桁、12~16位の間に収まっています。よくこれでシードが取れたなあという成績ではありますが、重要区間を一桁で走れれば、後は粘って何とかなるのかな・・・?
前回、2区を走った荻野が卒業し、2区を誰が走るのかが非常に大事になってきます。第一候補は箱根9区、出雲6区を走っている中山かなあ… とはいえ、箱根9区:9位、出雲6区:8位はシード校として2区を走るにはやや力不足な印象は否めません。
また、出雲の成績を見ても、持ちタイムを見ても、往路5区以外を区間一桁で走れそうな選手が見当たらないんですよね…復路は区間10位前後で粘ってくれそうな選手は何人かいますが、今の高速駅伝では往路で話されるとどうしても後手後手に回ってしまいますからね。常にシード権が見える位置でレースを進めたいところです。
こうして考えてみると、今年の戦力で3年連続シードをとれたら、本当に前田監督の育成力・調整力は素晴らしいということになりそうです。まずは育成力があるところを高校生に示せば、徐々に持ちタイムがいい選手も入ってくれるようになるでしょうしねえ。前田監督の母校である駒澤大学がそうであったように・・・