関東インカレ2018 1部10000m ~3年連続で同一トップ3、ワンブィが3連覇~

関東インカレ初日、今日は長距離の決勝種目としては、1万mが行われました。その中でも、1部1万mについて振り返っていきます。公式結果はこのようになっております。入賞した8人は以下の通りです。入賞した選手を中心に振り返ります。

 

順位 氏名 所属 記録
1位 Patrick M Wambui(4) 日大 28:21.45
2位 Dominic Nyairo(4) 山梨学大 28:25.55
3位 塩尻 和也(4) 順大 28:26.64
4位 西山 和弥(2) 東洋大 28:54.82
5位 川澄 克弥(3) 大東大 29:04.65
6位 橋本 龍一(3) 順大 29:07.79
7位 相澤  晃(3) 東洋大 29:08.27
8位 中山  顕(4) 中大 29:09.08

 

トップ3は前回と全く一緒ですね。1~3位が5秒差である一方、3位と4位は28秒もの差がついており、この3人が抜けていたことが分かります。そんな中、優勝したのが日大のワンブィ、タイムまで前回と同じ28分21秒で制しました。やはり、ラストスパートの切れ味は抜群ですよね。1部の留学生や日本人相手には、なかなかトラックで負ける姿は想像出来ないです。

 

2位には4秒差の28分25秒で山梨学院のニャイロ、過去2年は1万mで2位、ハーフで優勝となっていますが、今回も1万mは2位となり、3年連続でワンブィの後塵を拝することに・・・もちろん、3年連続の2位は素晴らしいですが、3年連続で同じ相手に負けるのは悔しいでしょうね・・・

 

3位は順大の塩尻、前回も積極的な走りで3位に入りましたが、今回は2位のニャイロと1秒差の28分26秒と前回を9秒上回るタイムでこちらも3年連続の3位となりました。ラストまでワンブィ、ニャイロに喰らいついたのはお見事でしたが、やはりラストの切れ味勝負となると、いかに塩尻と言えど苦しいかなあ…

 

4位には東洋の西山、1年の日本インカレでは同じ群馬の先輩である塩尻を上回りましたが、今回の関東インカレでは塩尻に及ばず・・・それでも、28分54秒の4位で走ってしまうのは凄まじいですよね。上位15人のうち14人が3,4年生の中、2年生が上位入賞に食い込んできました。東洋のエースどころか、既に大学を代表する選手の1人に名を連ねているのでは。。。

 

5位の大東大の川澄、今回のレースを走った選手の中で唯一自己ベストを7秒更新する29分4秒をマークしてきました。28分台はわずかに4人とあまりタイムが出なかった今大会で自己ベストを出してくるのは力が無いと出来ませんよね。予選会以外ではまだずば抜けた走りを見せてはいませんが、これは今後が楽しみになりますね。

 

6位に順大の橋本、塩尻の入賞は予想出来ましたが、橋本まで入賞してくるとは。3月に28分台をマークし、箱根でも好走してはいますが、ここまでの走りを見せるとは素晴らしいですね~塩尻に次ぐ選手の台頭、順大にとって心強いです。

 

7位に東洋の相澤、順大のダブル入賞に続いて、東洋もダブル入賞ですね。相澤はロードでの強さが際立つ一方、トラックでも着実にタイムを縮め、ここでも入賞してくるのはやはり強さの証明ですね。

 

8位と最後の入賞を果たしたのは中央のエースである中山、1万mで28分22秒を先月マークしており、こちらもエースにふさわし走りを見せてくれました。5~8位は5秒の間にひしめいており、接戦でした。中山もロードで強い印象ですが、やはり強い選手はトラックでもロードでも結果を残しますよね。

 

9位に東海の鬼塚、10位に法政の坂東と前回の5000mでともに表彰台に上がっている二人が今回の1万mでは惜しくも入賞を逃してしまうことに・・・決して悪い順位では無いですが、二人の実績からするともう一歩というところかなあ。

 

他の有力選手では…国士舘の留学生であるヴィンセントが30分ジャストで20位とちょっと奮いませんでしたね。前回入賞した東海の松尾は14位とこちらももう一歩、早稲田のエースである太田も15位はやや物足りず、永山は棄権となってしまったのは残念でした。

 

明治勢では小袖が16位だったのは上々の走りだったと思いますが、中島が26位に沈んでしまい、さらにエースの坂口が棄権というのが心配です。。。ちょっとここでも、チーム浮上のきっかけは掴めなかったかなあ。。。

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