2017年度 4年生特集 ~東海大学~
本日は東海大学の4年生について、在学中での走りを振り返っていきます。全部で5人となっています。人数自体は少な目ですが、3人が箱根に3度以上出場、下級生の時から活躍していた選手が多かったことになりますね。箱根では4年連続シード獲得、出雲はこの学年から出場はありませんでしたが、記憶に新しい4年時、優勝を果たしています。
名前 | 5千ベスト | 1万ベスト | ハーフ換算 |
---|---|---|---|
川端 千都 | 13:49.33 | 28:32.94 | 1:02:23 |
國行 麗生 | 13:51.42 | 28:43.71 | 1:02:39 |
春日 千速 | 13:52.92 | 29:05.39 | 1:02:41 |
小野 稔彦 | 14:33.24 | 29:37.83 | 1:04:19 |
阿部 啓明 | 14:37.21 | 29:41.13 | 1:04:31 |
川端 千都・・・高校ベストは14分11秒ながら、実績は13分台ランナーにも劣りませんでした。1年の4月にはすぐに13分54秒をマーク、全日本予選では最終組に抜擢され9位、箱根予選でも15位とルーキーらしからぬ強さを見せました。その後も全日本で2区8位、箱根で2区7位と1年にしてエース区間で好走と早くもエース格の1人に…
2年時は1万mで28分44秒をマークし、関東インカレ1部1万mで8位入賞、3大駅伝でも出雲で1区5位、全日本でも1区10位と安定した走りを見せました。しかし、故障明けとなった箱根では7区12位に沈み、その後は抜群の安定感を見せることが出来なくなることに…3年時は出雲4区6位、全日本では2区13位と苦しい走りが続きました。
しかし、箱根で9区5位と好走を見せると、ハーフで62分23秒をマーク、4年時は最後に逆転されたものの、全日本で8区3位と好走、さらに1万mで28分32秒までタイムを縮めました。それだけに、最後の箱根では10区16位となってしまったのが残念でした。。。
書き終わった後に…個別特集済であることを思い出しました…
國行 麗生・・・高校ベストは14分42秒、1年時は目立った走りはありませんでしたが、2年の全日本で3大駅伝デビュー、7区6位とまずまずのデビュー戦となりました。箱根も山下りの6区で11位で走っています。3年時には全日本で6区2位と好走を見せたものの、箱根では3区17位と苦しい走りに…その後、ハーフで62分39秒の大学ベストを出しています。
4年時は5千で13分51秒、1万mで28分43秒と好タイムを連発、全日本では2年連続の6区でまたしても2位と好走を続けました。最後の箱根では7区を走って10位、悪くはないですが、今年度の走りを見る限りはちょっと物足りなかったかなあ。
春日 千速・・・高校ベストは14分12秒、ロードでの強さに定評がありました。1年の箱根予選では102位ともう一歩の走りだったものの箱根では8区5位と好走を見せました。2年時は5千で13分52秒、1万mで29分5秒と大学ベストとなるタイムをマークし、トラックのスピードにも磨きをかけました。
3大駅伝ではいずれも主要区間を任され、出雲3区6位も全日本4区10位、箱根ではエース区間の2区も15位と距離が伸びるにつれて苦しい走りに…上級生になってから故障などもあって3大駅伝はいずれも箱根のみの出場に限られました。3年の箱根は2年ぶりの8区で区間5位と1年時と同じ順位で好走、その後ハーフで62分41秒までタイムを縮めました。
関東インカレ1部ハーフでは7位入賞とハーフでの好走が目立ちましたね。最後の箱根には何とか間に合わせてきて、4年連続の出場を果たしたものの、4区12位ともう一歩の結果に終わってしまいました。
小野 稔彦・・・高校ベストは14分51秒ながら、都道府県対抗の1区で一桁順位で走り、注目を集めました。1年時に早速5千で14分33秒、1万mで29分37秒、ハーフで64分19秒といずれも上々のタイムをマークしたものの、これがいずれも大学ベストとなってしまい、その後はタイムを縮めることが出来なかったのが痛かったですね…残念ながら4年間、3大駅伝・予選会へのエントリーはありませんでした。
阿部 啓明・・・高校ベストは14分46秒、5千のベストは2年時に14分37秒、1万mも30分47秒でしたが、2年の箱根で16人のメンバーに選ばれることに。出場は出来ませんでしたが、その後ハーフで64分31秒をマークしています。4年時には1万mで29分41秒まで伸ばしたものの、層が一気に厚くなったチームにおいては、その後3大駅伝へのエントリーは果たせませんでした。
ディスカッション
コメント一覧
川端・春日・國行の世代が居なかったら今の東海はないと思いますよ。
彼らの世代が入学してからシードを取れるようになったので、箱根は3人とも悔いの残る走りになりましたが実業団では頑張って貰いたい。
初めてコメントさせていただきます
島田選手はないんですか?
すみません、私がデータベース管理している選手に限定しています。。。
(3大駅伝・予選会のエントリー or 持ちタイムトップ10に入ったことのある)
他の選手は詳しくないので・・・
川端選手は伊達や村澤の再来になれるかと云われるほどの逸材でしたけどねぇ・・・
ちょっと1年次の箱根2区がベストレースとなってしまったのは残念。
就職先のコニカでは法政大学の時は終わったかといわれた西池みたく復活を期待したい。
あと春日、国行選手も主力こそなりましたが思うようにはいかなかった感じですかね。
今の東海にはかつての佐藤悠基や村澤明伸などの絶大な信頼感や統率を併せ持つカリスマ性のある選手がいないですね。
悠基や村澤クラスはそうそう出てくるものではないと思いますが・・・
順風満帆の4年間とはなかなかどの選手もいかなかったですね。
關や鬼塚には大学トップクラスとなることを期待したいですが。