第94回箱根駅伝2018 往路結果感想 ~波乱の往路を制したのはルーキー3人を擁した東洋~

いよいよ、箱根駅伝が始まりましたね~もう半分が終わってしまいました。。。3強と言われた東海、神奈川に誤算があったり、前回の箱根に出場できなかった城西、中央がシード圏内に入ったりと、特に山での順位変動が激しく、距離が短くなったとはいえ、重要度の高さは相変わらずです。各大学ごとに簡単に往路を振り返っていきます。

 

往路優勝:東洋大学

4年生0人、1年生3人という布陣で臨んだ東洋大学ですが、凄まじかったですね。。。1区西山、3区修二の区間賞も素晴らしかったですが、2区相澤がトップと3秒差3位というのにびっくり…さらに4区ルーキーの吉川も区間賞と1秒差の2位…もう完璧なレースを4区まで展開しました。5区田中も区間9位でまとめての往路優勝…

 

復路の戦力では青学の方が上かとは思いますが、箱根で前評判以上の走りを見せてきたのが東洋大学、今回も青学の4連覇を止める走りを見せてほしいですね~

 

2位:青山学院大学

鈴木が1区5位と上々のスタート、圧巻は2区の森田でしたね。1時間7分15秒という青学記録で区間賞、これで俄然勢いが出てきました。3区田村が区間2位でトップに立てず、4区梶谷も区間9位だったのは計算外だったかもしれませんが、5区竹石が途中痙攣したにも関わらず、区間5位という素晴らしい走りでトップと36秒差、復路に6区小野田、さらに下田を残していることを考えれば4連覇に向けて視界良好ですね。

 

3位:早稲田大学

出雲、全日本で奮わなくても、箱根に合わせるのが早稲田ですね。1区藤原が11位と最低限のタイム差でしのぐと、2区太田が塩尻についていく積極的な走りで区間6位、さらに初の往路となった光延が区間4位で走ったのは大きかったですね。4区石田は区間11位ともう一歩でしたが、3年連続5区の安井が区間2位の快走で往路3位、トップと1分56秒差は上出来と言っていいでしょう。復路も楽しみです。

 

4位:拓殖大学

往路最高順位を更新したのが拓殖大学、1区馬場が13位もトップと1分以内でしのぐと、2区デレセが67分台で区間5位、3区赤崎が区間10位、4区西が区間6位と主力がその力を存分に発揮しました。5区戸部が区間11位も総合4位を死守しました。5本柱を全て投入したことで、復路に不安は残りますが、この位置を守ってほしいですね。

 

5位:法政大学

1区で19位と出遅れたときは厳しいかと思いますが、タイム差が1分5秒だったのが大きかったですね。2区エースの坂東が区間15位に沈んだのは誤算でしたが、3区細川が区間8位、4区松澤も区間14位で粘りました。そして、最高の走りを見せたのが青木、監督も自信を持っていましたが、区間2位に20秒差をつける区間賞の走りで14→5位と9つ順位を上げました。

 

さらに法政が恐ろしいのが、6区に佐藤が控えていることですよね。これで一気に抜け出す公算が高く、連続シードに向けて最高の形で往路を終えました。

 

6位:城西大学

前回は箱根出場さえできなかった城西が6位…1区西嶋が区間18位もトップと1分2秒差、2区の菅が区間12位、3区の中島も13位で粘ると、素晴らしかったのが4,5区の二人。4区金子が区間4位とエースと呼ぶにふさわしい走りでシード圏内に入ると、服部が積極的な走りで区間7位、4つ順位を上げて往路6位となりました。まだ、シード獲得に向けては予断を許しませんが、箱根予選下位通過からのシード獲得が現実味を帯びてきました。

 

7位:日本体育大学

吉田が1区4位と絶好のスタート、2区に起用された城越も区間9位とここまでは上々の走り、しかし3区三原が区間17位に沈んでしまい、シード圏外の15位に下がることに。それでも、4区冨安が区間8位、そしてエースの小町が区間5位の好走で総合7位まで順位を上げてきました。やや計算外の区間もありましたが、順位としてはまずまずですかね。過去2年シードに大きく貢献した6区の秋山が卒業した影響が復路では気になるところですが、まだ戦力は揃っています。

 

8位:順天堂大学

1区を引っ張った栃木が区間10位という苦しい位置、さらに絶対的エースの塩尻まで区間10位に沈んでしまうまさかの展開、3区橋本が区間7位と上々の走りを見せましたが、4区難波が区間17位で総合15位に下がることに…これはさすがに順大厳しいかと思いましたが、5区山田が区間4位と2年連続の快走でチームを少ない真下。15→8位と7つ順位を上げ、シード圏内に。復路は前回よりも選手が残っていないかもしれませんが、何とか粘って連続シードにつなげたいところ。

 

9位:東海大学

優勝候補に挙げられた東海でしたが、ダメでしたね…エースの關がまさかの当日変更となった1区、三上が区間7位と粘ったものの、2区阪口が区間7位、ただ優勝を争うライバルたちに軒並み1分半ほどの差をつけられてしまったのが痛かったです。。。3区鬼塚も区間3位止まりで東洋、青学とはさらに差を広げられる展開…

 

4区春日、5区松尾もともに区間12位に沈み、まさかの往路9位に終わることに…ハーフの距離に対応出来るかが東海優勝のカギを握るかと思いましたが、前回同様に今回も駄目でしたね。。。復路も選手が揃っていますし、巻き返しに期待したいところですが…

 

10位:中央大学

前回予選落ちの中央がシード圏内に入ってきました。1区舟津が区間12位、2区堀尾も区間8位、3区中山が区間6位と3本柱が揃って結果を残しました。特に走れるか分からなかった中山が3区を走れるまでに回復し、さらに区間6位で走ったのが素晴らしかった。4区苗村も区間13位で粘り、5区の畝が10位と誰一人崩れることなく往路を走り切りました。

 

復路は厳しい戦いになるかとは思いますが、城西同様に箱根復帰即シードを期待したいところです。

 

11位:中央学院大学

1区大森が区間9位も実績からすればもう一歩か…そして、2区高砂が走れなかったのが痛かった…2区の市山が区間17位に沈んでしまうことに…3区横川も前半突っ込んだ影響か後半伸びずに区間16位、4区ルーキー高橋が区間10位で総合16位…

 

この苦しい状況を救ったのが5区の細谷、区間3位の快走でシード権と25秒差の11位まで順位を押し上げました。復路も選手が残っているだけに、シード争いをする大学の中では有利な位置にいるかなあと。

 

12位:帝京大学

1区岩佐が区間16位ともう一歩のスタート、2区畔上が区間11位、3区濱川も前半積極的な走りも後半は奮わずに14位…前回と比べるとちょっと乗っていけませんでしたね。。。

 

それでも、4区の竹下が区間7位、5区平田が区間8位と連続1桁順位で総合12位、シード権とも29秒差ですから、十分に圏内ですよね。ただ、前回も戦力的にシードが狙えると思いきや、もう一歩届かなかっただけに、その再現とならなければよいのですが…

 

13位:駒澤大学

1区片西は区間3位とさすがの走りで、全日本同様に好スタートを切りましたが、2区山下が区間13位、工藤を2区に起用できなかった影響は非常に大きく、ここで他の有力校とは2分半も離されてしまいました。。。工藤が万全であれば…と思わずにはいられません。3区下も区間9位、最低限の走りではありますが、期待値からすれば物足りないかなあ。

 

4区高本は区間5位と3大駅伝でベストの走りを最後に見せてくれました。しかし、5区大坪が区間16位に沈み、総合13位、シード権とも1分43秒差…復路に工藤や堀合が残ることを考えると、射程圏内ではありますが、、、前回シード落ちをした時も、こんな感じの展開だったような…最低限シードは確保して欲しいですが果たして?

 

14位:國學院大学

1区の浦野が区間2位と絶好のスタート、頼りになる選手です。しかし、もう一人のエース向が2区で最下位に沈んでしまうことに…総合でも一気に2→18位ですから痛すぎました。。。それでも、3区の青木が区間5位で総合14位に、さらにさらに、4区の土方が区間3位の快走で総合9位にまで浮上。

 

しかし、5区の河野が区間18位に沈んでしまい、総合14位…駒澤と同様に2,5区で大きく下げてしまいましたね。。。シード権と2分40秒差…タイム差はともかく14位という順位を考えると、狙えなくはないですが厳しいですね…

 

15位:神奈川大学

全日本王者がまさかの結果に…1区山藤が6位も本来の力からすればもう一歩か…そして、絶対的エースの鈴木健吾が区間4位…67分26秒はさすがですが、青学に最後引き離されたのが痛かったです。3区越川は区間11位…2年連続の3区でしたが、前回のリベンジを果たすまでには至りませんでしたね。

 

4区大塚は区間新&区間賞の走りで前を猛追、会心の走りを見せてくれました。しかし、自信をもって5区を任せた荻野がダントツの区間最下位に沈むことに。。。3位→15位に順位を落としてしまい、山の恐ろしさをまじまじと感じさせられることに。シード権と3分46秒差というのは…復路にも選手を残しているとはいえ、この順位とタイム差は厳しそうですが果たして…

 

16位:山梨学院大学

1区で17位と永戸が出遅れたものの、タイム差はちょうど1分、2区ニャイロが追いやすい位置だったのは良かったですね。67分15秒で区間賞を獲得、一気に総合4位まで順位を上げました。しかし、3区以降は首藤が区間15位、4区に抜擢された川口は区間18位に沈み、総合でも13位に下がることに。

 

それでも、5区の上田に全てを託したいところでしたが、足の痙攣もあったのか区間18位…総合でも16位と散々な結果に終わりました。ニャイロ以外はすべて区間15位以下ではどうしようもありません。。。シード権とは3分49秒差、前回の走り、今年度の走りを見る限りはシードは厳しそうですね。。。

 

17位:大東文化大学

1区に抜擢された新井が14位とまずまずのスタートも2区の林が区間18位に沈んでしまい、総合でも19位に下がることに。その後は3区川澄が区間12位で走ったものの、4区の奈良が16位、藤岡が17位とともに下位に沈んでしまい、総合17位となるのが精いっぱいでした。

 

うーん、前回は4,5区以外はうまく走れていたのですが、今回は5区間全てで二桁順位ですから、総合でこの順位はしょうがないですね。シード権とは5分以上の大差がついており、さすがにここからの挽回は厳しいでしょう。。。

 

18位:国士舘大学

前回は区間順位でもずっと最下位かブービーと苦戦し続けた国士舘、今回は1区住吉が区間15位で粘ると、2区の八巻も区間16位で粘りました。しかし、3区多喜端、4区藤江はともに区間19位に沈み、総合でも最下位に…しかし、5区の鼡田が区間13位で走り、18位に上がったのは今後に繋がったのでは。まだ2年生ですしね。

 

19位:東京国際大学

1区真船が最初に遅れてしまい、区間19位とも34秒差をつけられてしまったのは痛かったですね。2区の伊藤も区間15位で走ったものの、最下位からは抜け出せず…さらに、3区のスタンレイがまさかの区間最下位ではどうしようもないですね…4区鈴木博、5区の濱登はともに区間15位で総合19位となりました。

 

5区間すべてが区間15位以下ではさすがに厳しいですね。箱根予選の最下位通過からすれば、1つ順位を上げたとも言えますが…前回の箱根の再現とはいきいませんでした。。。

 

20位:上武大学

2年連続1区の坂本は区間8位と2年連続の好スタート、さすがエースという走りを見せました。しかし、同じくエース格の太田黒が2区で区間19位に沈み、一気に総合16位に下がることに…その後も3区熊倉が区間18位、4区大森は区間最下位に沈んでしまい、総合でも19位に…5区関稜汰は区間14位で上ったのですが、逆に順位を下げての往路最下位となってしまいました。

 

前回は坂本と森田の活躍で往路は一桁順位だったのですが…今回は1区坂本の好走を繋げられませんでしたね…復路は一斉スタートではありますが、前とのタイム差は小さいですし、1つでも順位を上げてくれれば。

 

オープン:関東連合

1区を走る予定だった東大の近藤がインフルエンザになってしまった時点で、もうどうしようもなかったですよね。5区の相馬(筑波)まで当日変更になってしまいました。1区の矢沢(芝浦工大)は区間21位相当も64分50秒ならば上出来の走りだったのでは?

 

2区以降もずっと最下位での単独走は精神的にも厳しいですよね。2区の長谷川(専修)もダントツの21位相当であわやの3区で繰り上げでしたからね。。。3区の田部(桜美林)も21位相当と3連続で区間20位を下回ってしまいました。

 

4区の中島(明治)は区間17位相当でしたね。実力者ではありますが、この位置であったことを考えれば、まずまずの走りでしょうか。5区の田島(関東学院)も急遽の出場でしかも特殊区間の5区ではどうしようもない。区間20位相当という結果に終わりましたが、しょうがないでしょう。総合20位の上武からも7分近い差をつけられてしまう結果に。。。


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