第94回箱根駅伝2018 シード争い展望 ~今回も大激戦必須~

2018年1月4日

昨日、区間エントリーが発表されましたね~箱根駅伝も後三日…この時間帯後に迫ってきました。今日はシード争いの展望について書いていきます。前回のシード争いは、駒澤、東海といったレース前は上位予想された大学が10区まで巻き込まれ、最後まで分からない接戦となりました。

 

前々回の箱根で12位だった城西大学が次の箱根予選で予選落ち、前回の箱根で12位だった創価大学が今回の箱根予選で予選落ちとなっており、ギリギリシードを落とした大学も箱根予選で突破できるとは限らないですからね…今回も明治や日大が予選落ちするなど、箱根出場争いが年々激しくなる中、シード権の価値が大きくなっていきますね。

 

そんな激しさを持つシード争いについて、考察していきます。前回は予想した10校のうち8校が予想通りということで、なかなかに難しいですが…まず、3強と呼ばれる青学、東海、神奈川はシード落ちはまず無いでしょう…次いでシードの可能性が高いと思っているのが、東洋と中央学院です。

 

東洋は4年生が1人というのが不安ですが、それでも出雲や全日本を見ている限り、3位以内は逃したとしても、やはり安定感は抜群でシードを落とすことはないかと…山本修が5区に当日変更という前提ではありますが…中央学院は狙い通りのエントリーが出来たという印象ですよね。好走経験がある選手が揃うだけでなく、5,6区という山で大きくリードを期待出来るのが大きいです。

 

残る前回のシード校である5校は、不安要素が無いとは言えませんが、明らかにシードが厳しいであろう大学は無いんですよね。前回と同じ大学がそのままシード獲得となってもおかしくはないほどです。前回の箱根上位校を見ると、3位の早稲田は出雲、全日本が奮わず、区間配置を見てもエースの永山が7区と苦しい布陣なのは否めず。

 

4位の順大はエントリーは良さそうですが、全日本で苦しかったのが気になりますが、ダブルエースに5区の山田攻は十分計算できますが、他の選手がどこまで力を発揮出来るか。7位の日体大は全日本予選で敗退しており、さらに不祥事もあって勝負レースだけでなく記録会の経験も不足しているのが気がかりです。

 

8位の法政は単純に総合力だけでは10校の中で最も苦しい印象かなあ。坂東、佐藤の二人は強力ですが、往路の他の区間でどれだけ凌げるか…9位の駒澤は大丈夫かと思っていたのですが、エースの工藤が負傷で7区に…2区が一気に厳しくなってしまいました。前回は2区間でブレーキがあってもシードを獲得しましたが、今回は1区間でも大きく崩れると厳しそう。

 

箱根予選会校でまずシード争いに加わるのが厳しそうなのが、箱根予選で7位以下だった国士舘、城西、上武、東京国際大学かなあ。国士舘の住吉、城西の菅、上武の坂本、東京国際の伊藤など、いずれの大学も箱根予選を見る限りはエースが走る区間は楽しみですが、往路でシードラインに食らいつくには戦力不足かなあと。

 

残る6校を見ていくと…6位の國學院はダブルエースの台頭で前回のような大きな出遅れは無さそうなのが頼もしいですね。その一方で全日本を見てもまだ他の有力校と比べると主要区間・つなぎ区間ともに迫力不足は否めないかなあ。5位の柘植は主力の成長で往路はシード圏内も狙えるほどの選手が揃いましたね。ただ、苦戦が続く復路の悩みは解決したとは言えず、苦しい戦いは避けられないかなあ。

 

4位の山梨学院は今年度不振が続きます。。。主要区間を任されるであろう久保が外れたのも痛いですし、1,2,5区の永戸、ニャイロ、上田は計算できますが、他の選手が今年度は揃って苦戦続き、さすがに戦力不足は否めず、2区終了時でトップに立っていたとしても、シードは厳しそうな気がしてしまいます。

 

3位の中央大学はもう中山が万全でないのが痛すぎますよね。当日変更の可能性もありますが、それでも主要区間ということは考えにくく、復路のつなぎ区間でしょう。。。竹内の10区というのもやや気になる区間配置で、主要区間、つなぎ区間ともに未知数の部分が大きすぎるかなあと。

 

2位通過の大東大は2年連続で箱根予選で好走、となると、本選でもシード獲得と期待が高まりますが、全日本では主要区間、つなぎ区間ともに苦戦続き、ちょっと本選で力を発揮しきれていないのが気がかりですね。区間配置を見ると、主要区間もあると思っていた山本、原がともに8,10区という復路のつなぎ区間なのが気になるところ。特に前回2区の原はまだ戻り切れていないのかなあと…

 

トップ通過の帝京大は、予選会校の中で最もシード獲得が期待される大学であり、区間配置を見ても大きな問題は無さそうかなあ。1区さえ上手く凌げれば、大きな隙は見当たらず、復路も選手層の厚さを活かした布陣が組めそうです。

 

今回はシード校が強さを見せているということもあり、箱根予選会校からのシード獲得は帝京大学だけかなあと予想します。シード落ちとなってしまうとしたら、もう10年以上も連続シードを獲得出来ていない法政かなあと。他にシード校で連続シードを獲得出来ていないのが、優勝候補の一角とされる神奈川大学だけですし。。。

 

そこに、法政大学の他、箱根予選で上位に入ってきた大学、大東大や中央、山梨学院あたりが絡んでいく展開になるのかなあ?今回もシード争いは大接戦となりそうですね。シード争いに巻き込まれている大学は選手もファンも気が気でないでしょうが…各大学、悔いのない走りを見せたうえで、最後まで盛り上がるようなシード争いを見せてほしいです~

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