東洋大学 2017年 出雲&全日本結果 考察

続いては東洋大学について、出雲、全日本の結果を振り返りつつ、箱根への展望も書いていきます。出雲・全日本結果はこのようになっております。出雲、全日本ともに一時はトップまたは秒差で迫る場面もありましたが…最終的には出雲、全日本ともに5位、4年生がいずれも出場出来なかったのが痛かったですね。。。

 

出雲では1区にルーキーの西山を起用、トップと24秒差の5位ですからまずまずでしょうか。日本インカレで日本人トップになって以降、期待値が上がりまくってます。2区の相澤は区間6位、主要区間を走るのかなあと期待していた選手なだけにここはちょっと物足りない走りになってしまいました。

 

そんな中、3区を任されたエースの山本修が区間2位の走りで猛追、総合でもトップと3秒差の2位にまで浮上しました。やはり、頼りになる選手です。4区を走ったルーキーの吉川が区間4位とこちらも上々の走り、28分台のルーキーコンビ、さすがですね。

 

3大駅伝デビュー戦となった今西は5区10位、6区を任された渡邉は最後ふらふらになってしまって区間11位、3年生以下で臨んだ今大会は2年生が揃って力を出し切れなかったですね。前回の9位からは順位アップですが、東洋としてはやはり5位は物足りない結果だったかなあ。

 

全日本は1区の相澤が並みいる有力選手を抑えて区間賞と会心の走り、ずっと好位置をキープし、自分から仕掛け、ラストで抜け出す理想的な走りでした。今後を見据えての2年の相澤が1区区間賞は大きいですね。2区の渡邉も出雲の悔しさを晴らさんとばかりに区間2位の快走で総合トップをキープ、やはり出雲6区といいエース区間を任されるだけのことはあります。

 

3区にルーキーの西山が起用されたのはやや意外でしたが、ここでも区間3位と上々の走り、頼りになるルーキーですね。近いうちにエースと呼ばれることになりそう。そして、現エースの山本が4区を任されると、区間賞にはわずかに2秒届きませんでしたが、出雲に続いて区間2位の走りで総合2位とは1分2秒もの差をつけました。

 

ここまでは理想的な展開でしたが…5区の中村駆が区間5位とまずまずの走りも総合2位との差を11秒にまで縮められてしまうことに。最も苦しい走りになってしまったのがルーキーの浅井、ここで区間16位と下位に沈んでしまいました。。。1位→4位に総合順位を下げてしまうことに。ほろ苦いデビュー戦でした。

 

7区の小笹は区間8位ともう一歩かなあ。高校時代の実績では同期の山本修を上回るのですが、4度の3大駅伝で区間5位以内がまだ1度も無いというのは寂しいですね。。。

 

最長の8区を任されたのはなんとルーキーの吉川、過去には勇馬が1年時で走ったことがありますが…期待の大きさがわかります。関東勢で唯一の1年生でしたが、そんな中で区間4位の走りはお見事ですねー。期待に十分に応えてくれました。総合でも5位をきっちりと死守して、10年連続のシード権獲得となりました。

 

箱根に向けては、やはり前回復路で4人が出場した4年生の復活が待たれるところですね。9区区間賞の野村は先日ハーフを走ってはいますが、仮に箱根に間に合ったとしても厳しいか。。。小早川は全日本にエントリーされていますが、堀、竹下は出雲・全日本ともにエントリーされておらず…状態が気になるところです。

 

出雲・全日本で主要区間を任された西山、山本修、相澤、渡邉、吉川がそのまま箱根の往路を任されてもおかしくはないですね。現在のチームは1,2年生+3年の山本修が中心になりつつあるので…それでも、やはり箱根では最上級生が強いチームが強いですし、箱根ではベストメンバーで臨んでほしいですね。

 

出雲・全日本はここ2年でいずれも総合5位以下と結果を残せてはいませんが、箱根では9年連続で3位以内という驚異的な成績を残しているのが東洋です。今回の箱根ではさらにその記録を伸ばせるでしょうか?箱根ではやはり東洋が強いという走りを見せてほしいです!!

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