日本大学 2017年 箱根予選結果 考察

続いては日本大学について、箱根予選の結果を振り返ります。箱根予選結果はこのようになっております。日本人エースが卒業し、苦戦が予想された日大、日本人選手が軒並み苦戦、総合11位で6年ぶりに箱根を逃す結果となってしまいました。

 

エースのワンブィが4位、他の有力留学生が57分台で走っていることをかんがえると、59分2秒というタイムは確かに物足りなくも感じますが…ワンブィは責められないです。十分にその役目は果たしてくれましたしね。やはり、問題なのは50位以内が0人、100位以内もわずかに2人しかいない日本人選手ですよね。

 

チーム2番手が65位の高野、3番手が92位の阿部という状況です。高野は前回250位でまだ二桁順位で走ったことがないことを考えれば、上々の結果だと思います。92位の阿部も1万mで30分台、全日本予選は1組35位ですからこれまた上々の走り。その後1万mで29分38秒をマークして関東連合の箱根出場も内定したようですし、主力としてさらなる飛躍に期待。

 

4番手の松木が110位、20km以上が未経験だったことを考えても、まずまずかなあ。1~4番手はある程度力は出し切ってくれたと思います。5番手の川口が116位、前回の92位からダウンしていることもですが、前年度は全日本で4区8位、箱根で5区6位といずれも好走し、今回は稼ぐ役割を期待された選手なだけに、100位オーバーに沈んでしまったのは痛かったです。。。

 

二人出場したルーキーは6番手の119位に武田、9番手の168位に野田啓という結果でした。武田、野田啓ともにもう少し走れたかもしれませんが、ルーキーに過度の期待は禁物ですし、まずまずの走りと言っていいでしょう。

 

今回日大が予選会を突破するのであれば、4年生の活躍が必要かと思っていましたが、3大駅伝で好走経験のある山崎、町井宏は出場出来ず、岡野、石井という3大駅伝を複数経験している二人もそれぞれ7番手の148位、8番手の160位に沈んでしまいました。ともに持ちタイムではチームでも上位ですが、最後の箱根予選でも、結果を残すことはかないませんでした。

 

10番手の175位に佐藤、日本人の3年生では唯一の出場となりましたが、やはり10番手がこの順位では厳しいですよね。3年生も実力者の加藤が故障続きで力を発揮できず、他の学年に後れをとっている状態です。

 

11,12番手は2年生の金子、小坂が195位、215位に沈んでしまうことに。金子は前回も220位の10番手、小坂は前回の箱根で8区最下位…まだ勝負レースではともに好走することが出来ていませんね。2年生は多くの選手が3台駅伝・予選会を経験していますが、まだ力不足な感は否めません。。。

 

上位陣の順位を見れば、正直これで11位に留まったなあという印象かなあ。それだけに、もったいなかったとも言えます。もう少しベストメンバーに近い布陣が組めていたら、もう少し4年生が力を発揮出来ていたらと…ただ、終わってしまったことはしょうがないですし、もう来年度に向けて戦いは始まっています。

 

現時点ではエース級がいる3年生、選手が揃う2年生、今後に期待がもてる選手が複数いる1年生という図式かなあ。3年の加藤、1年の竹元あたりには復活してエースクラスの活躍を期待したいところです。後は各学年ともに選手層の底上げは必須かなあ。最も、来年度は増枠があるでしょうから、余程のことがない限り問題無いとは思いますが…来年度以降にもつながるように戦力強化していってもらいたいものです!!

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