大東文化大学 2017年 箱根予選&全日本結果 考察

続いては大東文化大学について、全日本、箱根予選の結果を振り返りつつ、箱根への展望も書いていきます。箱根予選結果全日本結果はこのようになっております。前年度トップ通過した箱根予選は、今回も2位通過と安定の上位通過、一方で前回15位の全日本は14位と2年連続で対照的な結果となってしまいました。

 

箱根予選、2位通過に大きく貢献したのは59分台で走った3人、林&原&川澄の走りがまず大きかったですね。林、前回は70位だった林が今回は9位と素晴らしい走りを見せました。全日本予選でも最終組で好走していましたし、4年になってからさらに伸びてきましたね。前回チームトップの9位だった原が2番手の13位、2年連続の好走はさすがエースですね。

 

川澄も21位と上々の走り、前回も39位と好走していましたがさらに順位を上げてきました。この3人は全日本でも主要区間をそのまま任されていますし、まさに今の中心選手と言っていいでしょう。4番手の27位に山本、こちらも前回の55位から順位を上げてきました。まだ3大駅伝では一桁順位で走れていませんが、予選では一度も外していないのが凄いです。

 

5番手以降は50位台~90位台までが1人ずつ、数秒差で続きました。55位の奈良は前回の73位からの順位アップ、全日本予選に続いて安定した走りを見せています。6番手の62位に齋藤、前回は126位ながらチーム最下位に沈んでしまいましたからね。そこから大きく順位アップ、箱根でも活躍が期待されます。

 

72位に谷川、前回は32位ですから、順位を落としてしまうことに…昨年度は箱根9区6位など活躍しましたが、今年度はちょっとそこまでの勢いは無いかなあ…83位の8番手に奈須、2年までは3大駅伝・予選会にエントリーもなかったですが、全日本予選1組15位に続いて箱根予選も上々の走り、戦力となってきたのが大きいですね。

 

97位の9番手に山崎、3大駅伝・予選会通じて初エントリーながら二桁順位というのは上出来だったのでは?奈須といい山崎といい、3年生の台頭が目立つことに。10番手は130位とちょっと差が空いてしまうことに。ルーキーの三ツ星が入ってきました。今回は即戦力となるルーキーは難しいかと思いましたが、高校ベスト14分58秒とすれば上出来だったのでは。

 

11番手はさらに順位を空けて193位に佐藤、川澄、奈良に次ぐ2年生が出てきたと思ったのですが…まだちょっと力不足ですかねえ。タイムも62分台、上尾ハーフも67分台にとどまっています。12番手の最下位に273位の新井、前回の68位からは大幅な順位ダウンでしたが…学連記録会では28分50秒をマークし問題は無さそうかな?

 

全日本では、1区川澄がトップと2分38秒差の20位と大きく出遅れてしまうことに。前回も1区18位でしたが、やはり全日本での出遅れは痛すぎますよね。。。2区林も区間16位、箱根予選で好走した二人が揃って下位に沈んでしまいました。箱根予選の疲労の影響もあったのかなあ。3区新井は区間13位、3大駅伝や直近の箱根予選で苦しい走りが続いていることを考えるとまずまずかなあ?

 

4区原も区間14位、総合順位こそ2つ上げて14位となったものの、こちらも2年連続で力を発揮できず…足を攣っていましたし、ここまで主力が揃って、力を発揮出来ないというのも箱根予選→全日本の難しさですかね。5区の奈良、6区の山本はともに区間10位、総合順位こそ変わりませんでしたが、総合14位という位置を考えるとまずまずかなあ。

 

7区齋藤は区間11位、2年連続8区だった谷川は区間14位で総合も14位、一桁順位で走った選手は一人もおらず、主要区間である1,2,4,8区はすべて区間14位以下ですから、惨敗ですよね。。。

 

箱根に向けては、前回同様に全日本からの立て直しが必須ですね。いずれも一桁順位で走った3人の4年生が抜けていますが、前回主要区間経験者の前田、原、川澄、奈良、谷川らが残っているのは大きいですよね。前回はルーキーで箱根の洗礼を浴びた川澄、奈良にはリベンジに期待。

 

前回の箱根経験者以外では、やはり3年生にずらっと選手が揃っています。1万mで28分50秒とチームトップタイムを誇る新井、箱根予選6番手の齋藤、1万mで29分31秒を今年度マークし、予選会・全日本ともにエントリーされている中神、箱根予選で2桁順位で走っている奈須、山崎など・・・ここら辺の選手がどれだけ本戦で戦力となれるかも大事になりそうです。

 

前回は予選トップ通過ながらあと一歩届かなかった箱根シード権、今回も2位通過で戦力は充実しています。復路は中位以上で走れるであろう選手も揃ってきていますし、やはり往路ですよねー。ここをシード権が見える位置でレースを進められれば、おのずとシード権も狙えると思いますし、3年ぶりのシード権、是非とも獲得して欲しいです!!

 

11月30日には、箱根駅伝2018完全ガイドが発売されますねえ。私も毎年購入していますが、今回も購入することとなりそうです。


箱根駅伝2018完全ガイド 2018年 01 月号 [雑誌]: 陸上競技マガジン 増刊

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