2017年 学連記録会 観戦記 ~28分台のベスト連発~

本日、学連記録会の観戦に行ってきました。やはり、この時期の観戦は寒いですね。。。完全防寒対策をしたのですが、それでもまだ寒かったような…学連記録会結果に載っています。結果もすべてデータベースに反映しております。ベスト更新した選手を中心とした大学ごとの振り返りは後日行いますが、今日は組ごとにレースを観戦していて気になった選手を中心に振り返ります。

 

~7組~

7組から観戦に行きました。まだ、トラックも日向で暑さの残る中、帝京勢の積極的な走りが目立ちました。集団から4人ほど抜け出し、その集団を引っ張っていましたからね。終盤には第二集団に吸収されてしまいましたが…

 

そんな中、ルーキーの好走が目立ちましたね。上位6人中5人が1年生、特に組トップだった菅原は城西期待のルーキー、高校時代の活躍から即戦力と思いきや、あまり姿を見せていませんでしたが…ここにきて29分台で走れたのはひとまず大きいです。東国大のルーキー三浦も29分台は上出来、麗澤の植田、帝京の谷村が30分1桁で続きました。

 

~8組~

29分台が何人も出てくるようになった8組、青山学院勢や上武の熊倉が先頭を主に引っ張っていたかなあ。そんな中、青学の石川が組トップ、田辺も組2位で続くことに。こういう中間層の底上げが青学の強さにつながっていくんですよね。上武も熊倉が3位、川原が4位の29分台で続きました。

 

今回は明治を応援していたのですが…尼崎が29分台の5位と上々の走り、多くの4年生が大学最後の走りになるのかなあと思いながら見ていましたが、ぎりぎり29分台を出せたのは良かったですね。

 

~9組~

ここでは東海の名取と創価大学の鈴木、上田がずっと前の方にいましたね。特に名取はルーキーながら中盤以降はずっと集団を引っ張っていました。そんな状況でも自己ベストを出したの4位ですから、やはり力はあります。今年度はさすがに厳しいでしょうが、来年度以降は駅伝デビューも十分期待出来そう。

 

創価の鈴木大が組トップ、それも29分30秒切りは正直びっくりしました。ずっと先頭付近をキープし、終盤に抜け出す理想的な走りでした。上田も鈴木大に離されはしましたが、こちらも29分30秒切りで3位は上出来でしょう。国士舘も高田が2位、鼡田が5位で大幅自己ベスト更新と良かったですね。黄土色?のユニフォームで最初はどこの大学か分かりませんでしたが、ともに好位置につけていました。

 

~10組~

関東連合で箱根に出場する10人を争うことになったこの組、ほかの組とは雰囲気が違いましたね。応援する大学の関係者も一際、力が入っていたように感じました。レースは帝京の竹下あたりが引っ張っているのが多かったかなあ。徐々にペースが上がっていく中、29分30秒切りが14人いるなど、自己ベストが続出でした。

 

そんな中でも竹下がしっかりと組トップ&自己ベストで走ったのはさすが。箱根に合わせていってくれれば。関東連合の争いでは、先週の長谷川が2位、東大の近藤が6位、明治の中島が7位とここら辺が上位でトップとも秒差でした。箱根予選でも好走した選手ですし、主要区間を任されることになりそう。近藤は1区が確実視されていますし。

 

駒澤ファンとしては大成が終盤まで先頭集団に残り、一時は先頭を引っ張るなどして、5位に入ったのにはびっくりしました。同じ「中村たいせい」の大聖が注目されつつありますが、大成も負けじと活躍してくれれば。他には大石が3位、山本が10位に入った城西、竹下以外にも岩佐が4位、島貫が8位に入った帝京の走りが目立ちました。

 

~11組~

最速の組となった11組、やはりこの組は有力選手が集まったこともあってスピードが違いましたね。今回は28分台が全部で18人出ましたが、その18人すべてが11組の選手ということになりました。先頭は東海の三上が引っ張っていることが多かったかなあ。

 

東海が先頭集団の上位にいるなあと思ってみていましたが、三上が28分30秒台、湊谷、國行が28分40秒台と東海の上級生が2年生に負けじと結果を残しています。時には先頭を走った明治の阿部も28分40秒台、全日本の区間新&MVPといい、完全復活ですかねえ~坂口とともにエースになってくれれば。

 

そんな猛者たちを抑えて組トップは山梨学院の永戸、ずっといい位置にはいましたが、ラストの切れ味もさすがでした~山梨学院はちょっと主力がもう一歩という状況…上田も下位に沈んでしまう中、永戸の活躍は箱根につながりそうです。全日本4区区間賞の菅も3位ですからね。4年の駅伝シーズンでまたさらに成長を遂げたようで…箱根も楽しみです。

 

他には馬場、西が28分40秒台でベストを出した拓殖や、先頭集団からは遅れたものの、そのあと粘って新井、前田、林の3人が28分50秒台をたたき出した大東大らの走りが目立ちましたね~

 

~12組~

ここでは明治の佐々木、創価の作田、早稲田の宍倉あたりが先頭を引っ張っているのが多かったかなあ。終盤は作田が積極的でしたね。ラスト勝負では切れ味抜群の大山に置いていかれて4位でしたが、大幅自己ベスト更新、大山も後輩に負けじと組トップ、さすがの走りを見せました。

 

5千で13分台のベストを出したと紹介されていた専修の宮尾はここでも2位に入り大幅に自己ベストを更新と好記録連発ですね。全日本で苦しんだ早稲田の宍倉も7位に入り、箱根につながったかなあ?自己ベストが止まらない帝京はここでも横井が3位、平田が5位に入るなど盛況でした。どの組でも帝京が先頭付近にいるなあという印象でした。

 

~13組~

この組はもう青学!!という感じでした(笑)最初から最後までずっと青学が先頭を引っ張っていたのかなあ。橋詰が特に先頭を走っていることが多かった気がしますが、先頭付近に5人以上青学が固まったままレースを進めており、終盤にはますます青学ばっかりという印象でした。

 

実際の結果を見ても、最終的に上位7人中6人が青学という独占ぶり。主将の吉永が組トップ、橋詰も組2位で続き、4~7位に吉田、山田、橋間、生方と箱根16人を狙う選手が続くことに。。。来年度以降に向けても収穫の多いレースとなったのでは。そんな中に唯一割って入ったのが東農大の川田なんですよねー。これはちょっとびっくりしました。箱根予選も上々の走りを見せていますし、まだ2年ですが大きな戦力となってくれそう。

 

終盤には離されてしまいましたが、中央の安永、苗村がともに集団に食らいつき、自己ベストを更新したのも印象に残りました。安永は着実にベストを更新してきており、今後が楽しみ。苗村は数少ない箱根経験者として本戦でも活躍してほしいですね。

 

~14組~

最終組となった14組は明治の走りが非常に印象的でした。主将の末次が最初からずっと集団を引っ張っていたんですよねー。その後ろに後輩たちがついて先頭付近は明治の選手が多かったです。途中からは末次が遅れてしまいましたが、主将の走りが後輩たちのベスト連発にもつながったのかなあと。

 

その後は小袖が先頭集団を引っ張り、前田、村上もついていくという1年生トリオの活躍が目立ちました。実際、小袖が2位、前田が3位、村上が5位でいずれも29分20秒台の自己ベストですからね。来年度以降の復活に向けて、1年生の活躍は頼もしい限りです。

 

そんな明治勢を抑えて組トップだったのが帝京の吉野、最後まで帝京の好走は続きました。面白いように自己ベストを更新していますよね。ルーキーの小野寺もきっちりと4位に食い込んでいますし、帝京の選手層の厚さがますます凄まじいことに。シード復活も近そうです。他には拓殖の鈴見が6位、硴野が12位でベストと拓殖の走りも印象的でした。

 

駅伝のTwitterではおなじみの「EKIDEN NEWS」さんから『あまりに細かすぎる箱根駅伝ガイド! 2018』が発売されるそうで・・・コアな駅伝ファンにはぴったりなのかなあ?ちょっと気になっています。。。

 

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