拓殖大学 2017年 箱根予選結果 考察
続いては拓殖大学について、箱根予選の結果を振り返りつつ、箱根への展望も書いていきます。箱根予選結果はこのようになっております。今回も含め5大会の中で最も良い5位での通過を果たしました。今日はパソコンが一度壊れてしまって、もう更新は無理かと思いましたが、何故か直りました(汗)スマホでブログを書くのはほぼ不可能なので、何とか耐えて欲しいのですが…
チームの絶対的エースであるデレセがチーム5番手の50位というまさかの結果に。過去2度は2位、6位ですからね。これは拓殖にとっても痛い走りでしたが…それでも20位以内で3人が走るという強さ。戸部が15位、西が18位、赤﨑が19位で走っています。戸部は前回の箱根5区で11位、主力の1人ですが、ここまで走るとは正直思いませんでした。再度の5区でも他の主要区間でも楽しみ。
西も順当な走り、前回の箱根予選では71位ですが、そこから順位を大きく上げることに。といっても、その後は全日本8区7位、1万m28分台、全日本最終組などエース級の活躍をしている選手ですからね。赤﨑も前回72位からの大幅順位アップ、前回の箱根で10区12位で走っているとはいえ、ここまでの順位で走ってくるとは思いませんでした。戸部、赤﨑は期待以上の走りでしたねえ。
馬場が4番手の41位、前回は111位ですからそこからは順位を大きくあげていますが、前回の箱根6区7位、今年度の全日本予選でも3組9位で走っている主力の1人であることを考えるともう一歩だったかなあ。6番手の64位に中井、前回は165位ですから一気に100位も順位アップ。1万mも30分台のベストですし、見事な走りでしたね。
7番手の91位に白髪、5千のベストは14分59秒とギリギリ14分台、1万mもハーフも未経験のはずですが…こういう選手が2桁順位で走ってしまうのが拓殖の強さですよねー。8番手の鈴見が98位、ここまでが2ケタ順位となりました。鈴見も前回の162位から大きく順位を上げることに。まだ予選会しか出場はありませんが、本戦出場も近そうです。
9番手の102位に土師、前回は98位ですからほぼおなじ順位ということに。持ちタイムはチームの中でも上位なのですが、なかなか3大駅伝・予選会では結果を残しきれていないかなあ。前回の箱根も9区19位でしたし…最後の箱根で有終の美を飾ってくれれば。10番手はやや空いて135位の硴野となりました。3大駅伝・予選会通じて初のエントリー、1万mも30分30秒オーバーということを考えればまずまずですかね。
11番手はさらに間が空いてしまい、ルーキーの清水が184位、12番手に198位の藤井ということでともに苦しい走りに。清水は全日本予選でも3組に抜擢され、期待の選手ですがなかなか結果を残すには至りませんね。藤井は前回の313位よりはもちろん大幅順位アップですが、2年連続の箱根予選チーム最下位という状況では、箱根はまだ厳しそうか。。。
昨年度よりも順位をあげてきた選手が多く、初出場の選手も検討するなど全体的には箱根に向けて期待が出来る結果だったと思います。今回の箱根予選でトップ5だった戸部、西、赤﨑、馬場、デレセあたりが往路の主要区間を担うことになりそうかなあ。前回の1,2,5区は西、デレセ、戸部でしたしね。馬場は前回6区ですが、6区はもったいない気も…
この5人はどの区間を走ったとしてもしっかりとまとめてくれそうですから、残る選手がどれだけ走れるかがシード獲得には大事になってきそうです。ここ数年は4~6区あたりまではシード圏内やシードが見える位置で来たとしても、そこから大きく崩れる区間があって、シード争いから脱落してしまっていますからね。復路を安心して任せられる選手が出てきてくれれば。
今回、箱根予選を走っていない選手では、前回の箱根7区14位で走っている苅田、箱根予選にエントリーされ、上尾ハーフでは65分38秒で走った長田あたりが箱根10人を争う候補となってくるかなあ?エース級、中間層の台頭と着実に戦力アップを果たしている拓殖大学、4年ぶりの箱根シード獲得も期待出来そうです!!
ディスカッション
コメント一覧
流石に予選は突破すると思いましたが5位は予想以上。しかもデレセが貯金を作れない中でですからビックリでした。デレセは捻挫の影響があり馬場ももう一歩という中、西、戸部、赤崎が60分切りを果たしたのは大きな収穫でした。特に西の積極的に集団を引っ張るレースは見ていて気持ちよかったです。中井、白髪、鈴見、硴野もここまで走るとは、、、いい意味で裏切ってくれました。
やはり復路が拓殖にとっては課題でしょうかね。往路は5人のエース格中心に置けば上位で終えられる可能性も…それだけに復路も粘り強く戦えればシードも狙えそう。10人揃えるのも厳しそうだった昨年と比べ今年はハーフ65分切りが12人、そのうち11人が箱根予選での記録と勝負レースで結果を残せているので昨年以上に期待が持てます。