上武大学 2017年 箱根予選結果 考察

続いては、上武大学について、箱根予選の結果を振り返りつつ、箱根への展望について述べていきます。箱根予選結果はこのようになっております。前年度は主力を複数欠いて通過はさすがに厳しいと思いきや6位通過、その一方で今回の箱根予選は主力が揃っていて通過は大丈夫かなあと思っていたら、9位と下位での通過…分からないものですが、それでも初出場からの連続出場を続けるのはさすが上武大学ですね。

 

箱根予選で1つの目安となるのが100位以内が何人いるか。これが10人いればトップ通過も狙えるほどですね。上武の場合、今回は6人いました。チームトップの坂本は10位、4年連続の出場で最も悪かった1年時でも65位と安定感抜群、そして4年時にベストの走りを見せるのはさすがです。

 

2番手の太田黒も59分台で22位、前回の箱根で3区10位、全日本予選も最終組を任せられ、箱根予選でも2年連続30位以内という走りであっという間にエースの一人へと上り詰めました。この二人は箱根でも主要区間を任されるであろう計算出来る選手ですね。

 

3番手が61位と2番手とやや間が空いてしまっていますが、他の100位以内では橋立、大森、関佑斗がともに前回の3桁順位から2桁に順位アップと前回から順位を上げてきたのが大きかったですね。101~150位以内は3人、松下は前回の300位オーバーから200位近く上げてきましたし、佐々木、関稜汰も初出場ということを考えれば、150位以内というのはまずまずですかね。

 

一番の誤算はやはりエース格の一人である井上がチーム最下位の256位に沈んでしまったことですかね。短い距離ではずば抜けた強さを持つ井上、長い距離でも2年時には68位で走っていますし、苦しい走りになってしまいました。

 

全体的には前年度よりも順位を上げた選手も多く、初出場の選手もまずまずでまとめた選手が多かったかなあという印象です。ただ、それでも箱根予選で9位通過というのは、今後に向けてある意味不安なところでもあるのかなあ。。。上武のことですから、きっと新たな戦力がまたどんどん出てくるとは思いますが。

 

箱根本戦に向けては、前回躍進した最大の立役者である森田は卒業、往路での出遅れは前回以上に厳禁です。1区坂本、3区太田黒がともに区間10位で走ったのは大きな収穫で今回も主要区間で10位前後の走りは十分に期待出来るでしょうが、5区を含め、往路の他の区間を任せられる選手が出てくるかが鍵になってきそうです。

 

箱根予選で9位通過という状況や持ちタイム、前回の実績などを考えれば、シード争いに絡んでいくのは難しいかなあというのが正直な印象です。まずは前回の箱根でマークした総合15位というのが現実的な目標になるでしょうか。10年連続で箱根出場を果たしたものの、未だにシード権獲得は果たせていない上武大学、少しでもシード獲得に近づいていって欲しいところです。

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