山梨学院大学 2017年 箱根予選&全日本結果 考察

今日からは、私がデータベース管理している25大学に対して、出雲・全日本・箱根予選について振り返っていきます。まずは、山梨学院大学について、箱根予選・全日本を振り返り、箱根についての展望も書いていきます。箱根予選結果全日本結果はこのようになっております。

 

箱根予選は4位通過、市谷、古賀といった主力を欠いたことを考えれば、4位通過は上出来なように思えます。その一方で良かった点と悪かった点が入り混じった結果でもあったかと。個人的に物足りなかったのは日本人エースの二人、上田が23位、永戸が26位に留まったことですかねえ。どちらも日本人トップ争いに絡んでもおかしくないと思っていただけに、不満の残る結果だったかなあ。

 

さらに、2年生以下で出場したのはわずかに3人、最も良かったのが首藤の128位で他の二人、中村と安藤はともに200位オーバーと奮わず…今後を見据える中でも人数の少なさだけではなく、勝負レースで結果を残せなかったのはちょっと不安の残る走りとなってしまいました。

 

良かった点は、久保が32位、片山が70位と二桁順位だったのを始め、出木場が106位、藤田が124位とエース級以外の3年生もしっかりと走ってくれたことですかね。特に久保、片山がここまで走ってくれるとは思いませんでした。12人全員が箱根予選は初めて、うち7人が3大駅伝・予選会を通じて初めてだったことを考えれば、経験を積みつつも中位通過を果たせたのは収穫です。

 

全日本では、前回3位だったこと、アンカーにニャイロを擁していることもあり、連続シード獲得も期待されたのですが…厳しい結果に終わりました。総合順位を見れば9位とそこまで悪いわけでは無いかもしれませんが、ニャイロを除く1~7区、その中で一桁順位が誰もいなかったわけですからね。1区上田、2区永戸のエースたちで前に出たいところでしたが、上田が区間12位、永戸も10位に留まりました。

 

箱根予選欠場ながらも全日本に戻ってきた市谷は4区16位という厳しすぎる結果で、ニャイロでの大逆転シード獲得がますます遠くなることに。中距離ランナーながら全日本出場を果たした5区清水もこの距離は長かったのか連続での区間16位、3年連続7区の河村は4→8→14位と年々順位を下げてしまうことに。唯一、ニャイロが8区区間賞と気を吐きましたが、13→9位に上げるのが精一杯。前回の箱根惨敗から、立ち直った姿を見せることは出来ませんでした。

 

箱根に向けては、期待よりも不安の方が大きいかなあ。箱根予選の疲れもあったでしょうが、あれだけ主力が揃って機能しないとなると…現実的な目標はシード獲得ということになるでしょうか。まずは、前回主力を複数欠いてしまうという悪夢を繰り返さないこと、前年度の全日本以来、ずっとベストメンバーを組めていないことになりますからね。何とか間に合わせた印象のある市谷や前回箱根9区を走っている古賀らを含め、主力も10人を争う選手もまずは箱根に合わせてきて欲しいですね。

 

全日本、箱根予選を見れば、全日本で主要区間を任された上田、永戸、市谷、ニャイロに箱根予選で好走した久保あたりが箱根でもそのまま主要区間に入ってくることになりそうです。今回奮わなかった選手も箱根では元気な姿を見せて欲しいところ。

 

ここ数年の3大駅伝を見ている限りは、やはり鍵を握るのは1区ですかね。2区ニャイロが確実視されるだけに、1区で好位置につければ、そのまま2区終了時でトップ付近、3区以降も走りやすくなる一方、1区で出遅れると、そのまま2区で浮上しても、大きなアドバンテージとならず、ズルズルさと下がっていくこともありましたからね。。都大路優勝世代が最後となる箱根駅伝、4年生はもちろん、チームとしても満足のいく走りを見せてほしいものです。

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