全日本大学駅伝２０１７ 戦力分析＆区間配置予想 ～大東文化大学～
続いては、大東文化大学について戦力分析＆区間配置予想をしていきます。箱根予選では、２年連続のトップ通過こそ逃したものの、３０位以内に４人、１００位以内に９人が入り、見事に２位通過、２年連続の上位通過を果たしています。上位に来るべき選手が順当に力を発揮した印象ですね。エントリー一覧、過去５年成績はこのようになっております。
４年：前田 将太、林 日高、原 法利、山本 翔馬、渡辺 拓巳
３年：齋藤 諒、新井 康平、谷川 貴俊、中神 文弘、奈須 智晃
２年：川澄 克弥、奈良 凌介
１年：三ツ星 翔
４年生からは、５千で１３分台、１万ｍで２８分台のベストを持ち、前回の箱根では１区１２位で走っている前田、全日本予選では４組１６位、箱根予選ではチームトップの９位と一気にエース級にまで台頭を遂げた林、全日本予選では２組１２位も、箱根予選では前回の９位に続いて１３位と２年連続で快走を続けるエースの原、全日本予選では１組３位、箱根予選でもチーム４番手の２７位と高いレベルで安定した走りを続ける山本、２年の全日本で２組１０位、直近では５千で１４分１４秒のベストを出している山本の５人。
３年生からは、全日本予選では最終組に抜擢されたものの３２位と苦しい走り、箱根予選ではチーム６番手の６２位で走っている齋藤、今年５千で１３分５６秒、１万ｍで２９分１２秒、全日本予選でも３組２位と快走を続けていたものの、箱根予選ではまさかの２７３位に沈んでしまった新井、前回の箱根予選では３２位、箱根では９区６位と好走を続けたものの、今回の箱根予選では７２位ともう一歩だった谷川、１年の箱根で４区に出場、今年１万ｍで２９分３１秒のベストを出している中神、全日本予選では１組１５位、箱根予選でも８３位と安定した走りを見せる奈須の５人。
２年生からは、全日本予選では２組２位、箱根予選でもチーム３番手の２１位と２年連続で好走を見せた川澄、５千で１４分５秒のベストをマーク、全日本予選では３組１２位、箱根予選では５５位とこちらも好走を続ける奈良の２人。
１年生からは、５千のベストはギリギリ１４分台ながら、１万ｍで３０分１７秒、箱根予選でも１３０位でまとめている三ツ星が唯一のエントリー。
箱根予選に出場した選手では９７位の山崎、１９３位の佐藤が外れていますが、上位陣は軒並みエントリーされており、順当と言えそう。箱根予選で好走した選手が多いのも心強いですね。前々回は１８位、前回は１５位と苦戦続きの中、巻き返しを図りたいところです。そんな大東文化大学の区間配置予想は以下のとおりです。
林（４）ー原（４）ー奈良（２）ー川澄（２）
新井（３）ー谷川（３）ー齋藤（３）ー山本（４）
まずはエースの原をどこに起用するかですが…前回は箱根予選好走＆全日本１区でしたが、ここでまさかの１８位スタートと出遅れてしまいました…そんな悪いイメージのある１区よりは、走りやすくエースも起用されることの多い２区としました。残る１区はやはり出遅れを防ぐためにも、信頼の出来る選手を起用したいですし、箱根予選でチームトップの快走を見せた林に任せたいなあと。
４区は前回も走っている川澄、２年になって安定感も増してきましたし、本戦でも活躍に期待。８区は２年時にも走っている山本で。箱根予選でチームのトップ４の選手がそのまま主要区間である１，２，４，８区を入るのが良いと思い、結果的に前から良かった順に並ぶこととなりましたが、有り得そうな区間配置かなあと。
残る繫ぎ区間ですが、本来ならば主要区間を任されてもおかしくない谷川を６区、繫ぎ区間が３連続で続く真ん中としました。前回は８区を走っていますし、計算出来る選手です。３区は奈良、スピードのある選手ですし、それを活かすには最短区間の３区かなあと。５区は新井としました。箱根予選は確かに下位に沈んでしまったのですが…やはりそのスピードは捨てがたく、繫ぎ区間ならば起用もあり得るかなあと。７区は齋藤、箱根予選はまずまずの走りでしたし、全日本予選で最終組を任される選手が外れる可能性は低そう…ただ、出るならば繫ぎ区間かなあということで７区にしています。
主要区間を任せられそうな選手が多くいるのは心強いですね。今回は主要区間以外と予想しましたが、前回は奈良２区、谷川８区で走っているわけですし…過去の経験を重視するのか、それとも箱根予選好走の勢いなのか…どんな区間配置になるか楽しみです。前回よりも箱根予選から１週間多く空いているのは大きいですし、まずは１区で出遅れないこと、そして箱根予選で２年連続好走しているチームとして１ケタ順位を目指していって欲しいです。
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