4年生特集 駒澤大学:工藤 有生 ~エースとしてチーム復活の牽引を~

4年生個別特集、続いては駒澤大学の工藤 有生について高校時代~大学4年間を振り返っていきます。現在、大学トップクラスのランナーの中で最も高校時代の実績に乏しいのが工藤ということになるかなあ。大学での伸びはピカイチです。

 

高校時代

世羅高校時代は、インターハイや国体といった主要なトラック競技は出場しておらず…そもそも、予選も出れていなかったのでは。。。都大路もチームが優勝争いを繰り広げる中、3年間一度も出場は出来ていません。3年の中国地区の駅伝で3区区間賞を獲得したのが唯一と言っていい実績くらいですかね。

 

トラックのベストも3年時にマークした14分27秒、確かこのベストは駒澤の同学年の中で6番目とかそんな感じだった気がする。少なくとも、即戦力として期待されるような位置づけではありませんでした。

 

~大学時代

1年生

トラックシーズンは自己ベストにも届かず、目立った走りはありませんでしたが、最初に注目されたのが9月の日体大記録会で14分7秒とベストを20秒も更新してきた時ですね。まさに夏合宿で伸びてきた選手の典型という結果でした。続く全日本では5区にエントリーされると、区間2位の好走、チームの4連覇に大きく貢献しました。

 

続いて上尾ハーフでは62分18秒という素晴らしいタイムで3位、さらに箱根では4区で区間順位こそ2位でしたが、区間新記録を叩き出しました。本当に1年前では考えられないような成長ぶりを果たすこととなります。そんな1年を締めくくるユニバ選考を兼ねた学生ハーフでは62分12秒とさらにベストを更新して2位、見事にユニバ代表の座を1年にして射止めました。

 

2年生

ロードで大活躍だった後は、4月から5千で13分52秒、1万mでも28分54秒とあっという間に大台に乗せる走りを披露、トラックでもエース級となりました。ただ、5千のベストはこの13分52秒を4年になっても更新出来ていないんですよね。もう残されたチャンスは数少ないが、ちょっと物足りないタイムですね。

 

関東インカレでは1万mに出場して2位と持ちタイムだけではなく、勝負レースでもしっかりと結果を残してきました。そのご、ユニバハーフにも出場しましたが、他の日本人選手が表彰台を独占する中、5位と悔しい結果に終わりました。名実ともにエースとして迎えた駅伝シーズン、出雲こそ3区4位ともう一歩の走りに終わりましたが、全日本では2区2位、箱根では2区4位といずれもエース区間で他大のエースたちと互角以上に渡り合いました。

 

1万mのベストも自己ベストとなる28分23秒をマークしています。こちらのタイムは5千に比べてもハイレベルではありますが、やはり2年生から更新することは出来ず…箱根後は丸亀ハーフにて61分25秒という驚異的なタイムを披露、1年時からさらに大きく成長した姿をトラックにロードに見せてくれました。その走りが認められて世界ハーフにも出場、63分41秒で22位に入っています。

 

3年生

トラックシーズンは1万mでベストを狙いましたが、4月の日体大は28分40秒、ホクレンも28分25秒ということで後一歩届かず…関東インカレも故障で出場することは出来ませんでした。駅伝シーズンに走った5千は14分20秒台、1万mも29分10秒台とベスト連発だった2年時に比べると奮わない走りに。。。

 

それでも、駅伝となると出雲では3区4位、全日本では1区3位、箱根では2区6位といずれもハイレベルな走りを披露、勝負レースにはしっかりと合わせてきてくれたのは、さすがエースという走りでした。再びのユニバ選考レースとなった学生ハーフでもトップの鈴木健には大きく離されましたが、62分15秒で2位を確保し2大会連続のユニバハーフ代表の座を勝ち取りました。2年に1度しか無いユニバのハーフに連続出場となると、1,3年の学生ハーフでいずれも3位以内に入らないといけないですからね。素晴らしい成績だと思います。

 

4年生

金栗記念5000mではセカンドベストを出したものの13分57秒止まり、リレカグランプリ1万mでも29分7秒とトラックとなるとなかなかタイムを伸ばせず…関東インカレは5千、1万mの両方に出場しましたが、5千が8位でギリギリ入賞、1万mは10位に終わり、トラックでは苦しい走りが続いていますね。

 

そんな状況の中、ユニバハーフでは後輩の片西にこそ後塵を拝したものの、鈴木健は上回っての2位、駒澤で1,2位を独占出来たのは、チームにとっても本人にとっても良かったのでは?そして迎える駅伝シーズン、駒澤にとっては正念場ですよね。3大駅伝のいずれも目立った活躍が出来なかった前年度、このまま沈んでいってしまうのか、それとも復活を果たすこととなるのか?工藤には、エースとしてチームを再び高みへと導く走りを見せてもらいたいものです!!


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