全日本インカレ2017 3000m障害 ~塩尻が独走で優勝~

全日本インカレの最終日に行われた3000m障害について、取り上げます。予選は全2組で5位×2+タイムで2人の合計12人が決勝に進むことに。予選と決勝を振り返ります。

 

~予選1組~

トップ通過は8分51秒の塩尻、いくら1万mに出場してたとはいえ、別格ですよね。2年にしてオリンピックを経験している選手ですから。。。2位は東海の三上、関東インカレ1部でも2位に入っている選手ですし、こちらも順当な通過。3位も関東インカレ2部で3位に入った帝京の田村丈までが8分台での通過、4位以降も早稲田の吉田、順大の野田、タイムで拾われた山梨学院の矢ノ倉と実力者がずらっと揃いました。全カレならではの豪華は予選でした。

 

~予選2組~

トップ通過は道都大の滋野、東農大から編入して以降、安定して活躍していますね。2位には筑波大学院の才記、3位に関西学院の小嶋といずれも9分1秒で続きました。4位には関東インカレ1部覇者の青木、高校時代から3000m障害で活躍する中央の萩原が続き、タイムで山梨学院の比夫見が通過を果たすことに。こうしてみてみると、1,2組とも順当に実力者が予選を通過したという印象ですね。

 

~3000m障害決勝~

1位 塩尻 和也 (3) 順天堂大 08:34.80
2位 三上 嵩斗 (3) 東海大 08:45.45
3位 滋野 聖也 (3) 星槎道都大 08:47.42
4位 青木 涼真 (2) 法政大 08:51.06
5位 田村 丈哉 (2) 帝京大 08:57.09
6位 吉田  匠 (1) 早稲田大 08:58.14
7位 野田 一輝 (2) 順天堂大 08:59.26
8位 才記 壮人(M1) 筑波大 09:01.31

 

そして迎えた決勝ですが、やはり塩尻は別格ですよねー。もう、3000m障害で負けるとしたら、相手は富士通の潰滝くらいしか考えられないというほどに。。。今回も中盤以降は抜け出して独走、8分34秒80の好タイムで見事に優勝を果たしました。優勝は順当な結果でしょうが、タイムも素晴らしいですね。駅伝シーズンでの活躍が今から楽しみです。

 

2位には三上が8分45秒とこちらも上々のタイムで入ってきました。今年はずっと高いレベルで安定していますし、駅伝シーズンも存在感を見せてくれれば。3位には8分47秒で道都大の滋野が入り、予選でも上位だった選手がそのまま表彰台という形になりました。滋野も全カレとなれば関東勢に負けずに活躍しています。4位に関東インカレ覇者の青木、8分51秒で悪くはない走りでしたが、せめて表彰台には上りたかったところかなあ。

 

5位以降は8分57秒で田村丈、早稲田の吉田、順大の野田と8分台で続きました。吉田は他の早稲田勢に負けずにきっちりと入賞してきたのはさすがですね。ルーキーイヤーから3大駅伝出場もありそうです。最後の入賞枠に才記が9分1秒で入っています。今年は筑波勢の躍進が目立ちますね。

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