全日本予選2017 大学別観戦記 ~6位:帝京大学~ 

本日は、帝京大学における全日本予選の各組ごとの結果振り返っていきます。 全日本予選結果はこのようになっております。過去7回中6回で全日本予選を突破している帝京大学、今回も通過圏外に一度も落ちることのない安定した走りで、きっちりと予選突破を果たしました。

 

1組 10位:竹下、14位:田村岳

前回4組5位の快走を見せているエースの竹下に3大駅伝・予選会初出場の田村岳ということで、竹下のコンディションが気になりました。本来であれば、安心して最終組を任せられる選手ですからね。序盤は後方からのスタートとなった竹下でしたが、集団のペースが上がらないとみるやすかさず先頭に立って集団を引っ張ることに。

 

竹下が先頭を走るようになってから、集団が縦長になって遅れだす選手もいました。何周か先頭を引っ張った後は少し下がってのレース、最後のラスト勝負ではちょっとついていけませんでしたが、それでもトップと9秒差ですからまずまずの走りだったのでは?3大駅伝ではエース区間を任されるべき選手ですし、万全の状態で駅伝シーズンに臨んでほしいものです。

 

一方の田村岳も集団後方からのスタート、似たような位置でのレースでしたが、集団から遅れる選手がいてもしっかりと終盤まで喰らいついていましたね。ラスト勝負の前に遅れはしてしまいましたが、それでも先頭と16秒差ですから、上々のデビュー戦でしょう。1組終了時で5位ときっちりと通過圏内につけました。

 

2組 4位:島貫、15位:濱川

前回2組32位と悔しい走りになった島貫が良かったですね。序盤から集団の真ん中あたり、ペースが上がればきっちりと集団の前方に移動する安定した走り、2位集団のラストスパート勝負にも加わり、後一歩届かなかったものの、2位とは2秒差ですからね。前回の借りをしっかりと返してくれました。

 

一方の濱川は序盤こそ後ろに位置していましたが、こちらも集団のペースが上がるときっちりと対応、ポジションを前に移していきました。こちらも2位とは9秒差、組順位でも4組中最も良い走りを見せてくれました。総合でも1つ順位を上げて4位となっています。ここまで計算通りの走りが出来ていたのでは?

 

3組 15位:星、25位:田中

個人的に最も不安だったのがこの3組、ベスト連発とはいえ、星はまだルーキーですし、田中は4年目にして3大駅伝・予選会の初出場ですからね。しかし、結果としては何も問題無かったですね。ともに集団の前方でのレース、集団が縦長になっても簡単には遅れませんでしたからね。田中がまずは苦しそうな走りになり、集団から遅れましたが、それでも29分台、トップと45秒差でしのいでいます。

 

一方の星は先頭が抜け出し、さらに先頭を追う集団からは遅れてしまいましたが、その後ろの集団できっちりとレースを進め、トップと24秒差、しかも29分30秒は自己ベストを7秒更新する走りですからねー。3組抜擢にしっかりと応える走り、これはもう、即戦力として大いに期待していいのではないでしょうか?駅伝シーズンでの活躍が楽しみです。3組終了時では1つ順位を落とし5位となっています。

 

4組 22位:佐藤、26位:畔上

前回の全日本で7区2位と好走している佐藤に前回は3組14位で走っている畔上、竹下で無ければ最終組を任せるに相応しい2人は佐藤、畔上になるでしょう。畔上は集団の最後方からのスタート、ハイペースで進むであろう最終組では危険な位置取りかと思いましたが、すぐに位置を調整していましたね。佐藤は前方からのレースとなりました。

 

ともに集団のペースが上がって一気に先頭集団が抜け出すと、無理についていくことはせず、佐藤が後ろの集団、畔上はさらにその後ろの集団でレースを進めていきました。ともにベストが29分10秒台ということを考えても無難な選択だったと思います。ここで大きく遅れなければ予選通過は問題無いわけですからね。そんな中でも佐藤は最後まで粘り、自己ベストをわずか0.34秒ですが更新してきました。

 

3年になってから台頭してきた選手ですが、4年になってさらに力をつけてきた印象ですね。一方の畔上も29分29秒ですから、しっかりとまとめてきてくれた感じですかね。ハイペースの中でもしっかりと自分のレースを見せ、6位通過を果たすこととなりました。前回の全日本では10位だった帝京、ずっと10位以下が続いているだけに、そろそろ1桁順位で走るところも見てみたいですねー。

 

万全であれば竹下に最終組を走った畔上、佐藤らは主要区間でもある程度計算出来そうですし、星を筆頭に有力ルーキーも複数入っただけに、選手層もまた厚くなってきましたからね。元々主力の2,3年生に1年生が即戦力として加わってくるようだとますます面白そうです。今回全日本予選を走った田中、佐藤を筆頭に4年生の意地にも期待したいところです!


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