全日本予選2017 大学別観戦記 ~2位:東海大学~ 

本日は、東海大学における全日本予選の各組ごとの結果振り返っていきます。 全日本予選結果はこのようになっております。主力を複数欠いたことで心配しましたが、むしろ東海の層の厚さを見せつける結果となりました。補欠の4年生二人も起用されず、結局2,3年生だけで2位通過を果たしてしまいましたからね。一方で日本選手権に合わせた館澤は見事に1500mで優勝しましたし、どちらも素晴らしい結果でした。

 

1組 1位:小松、7位:郡司

ともに3大駅伝・予選会通じて初出場、特に小松はエントリー自体も初だっただけに、1組が個人的に最も不安視していたのですが…ともに集団の中ほどでレースを進める落ち着いた走り、ペースが上がって縦長になってくれば、しっかりと前方に位置を移動していました。そして小松はラスト1周が素晴らしかったですねー。後続の選手を突き放し、ラストで神奈川の越川との争いも制し、見事に組トップでゴールを果たしました。

 

一方の郡司も終盤まで集団に喰らいつきラストのスパート勝負では遅れを撮りましたが、それでも小松から8秒差の7位ですから上出来の走りと言っていいでしょう。既に有力選手がズラッと揃う2年生世代ですが、また新たな戦力が台頭してくることに…

 

2組 5位:中島、7位:湯澤

ともにハーフで好タイムを持ち、どちらかと言えばロードや長い距離で強さを発揮する印象のある二人、序盤は集団の後ろの方でレースを進めていましたね。しかし、集団のペースが上がったり、人数が絞られてくるといつの間にか前の方に移動しているんですよねー。人数が減ると、2人選手が残っている大学をチェックしていたのですが、神奈川と東海はいつもいるなあと思いながら、観戦していました。

 

時には中島が2位集団を引っ張り、湯澤がすぐ後ろにつくというような状況もありました。結果として終盤まで集団に食らいついていったのは1組と同じ。組2位とは中島が4秒差、湯澤が5秒差ですから、ラスト1周の差だけだったということでしょう。トラックでもしっかりと結果を残した二人、湯澤も3大駅伝デビューが待たれるところです。1組は2位でしたが、2組終了時点でトップに躍り出ることに。

 

3組 7位:三上、8位:西川

関東インカレ3000m障害で2位に入った三上に5000mで7位だった西川、ともに13分台のスピードを持ち、勝負レースでも結果を残している二人です。3組も序盤は集団の中ほどから後ろに位置していました。全体的に序盤は様子見という感じだったのかなあ?そして、集団のペースが上がると前方に移動するのも同じ、特に三上は先頭のすぐ後ろにまで上がってきました。

 

集団から舟津が抜け出した際には2人いた2位集団にも付いていくことはでいませんでしたが、それでもともに4位集団を引っ張って積極的に前を追っていくことに。2位争いからはやや遅れてしまいましたが、それでも三上がトップと11秒差、西川が12秒差とさすがの走り。三上は1万mのベストを30秒以上も縮めていますし、西川も18秒更新ですからね。大事なレースで自己ベストを出せるのも強さですねえ。総合2位で最終組を迎えることに。

 

4組 11位:關、21位:松尾

関東インカレ5000m6位の關に1万mで8位の松尾とこれまた揃って今年度結果を残している二人が最終組を任されることに。特に關にはエースとしての走りが期待されました。最終組も序盤は集団の中ほど、集団がバラけそうになると、前の方にというは一緒でした。しかし、留学生の作り出すハイペースにまず松尾がついていけずに遅れだすことに…

 

さらに、關も抜け出した坂口、塩尻だけではなく、鈴木健、栃木らの集団からも遅れてしまうことに…各大学、エース級が揃っていただけに、關にはここで互角以上の走りを期待していただけに、28分台ではあったものの、11位というのはちょっと物足りない走りだったかなあ。松尾は遅れてからも集団の先頭に立って前を追っていこうとしていたのですが…こちらも21位はもう一歩という結果でした。。。

 

全日本予選、まずは突破することが最優先ですし、神奈川にこそ41秒及びませんでしたが、まずは2位通過を無事に果たせたのは良かったです。そして、本戦でも最も期待される大学の1つということになります。前回の箱根経験者では、鬼塚、國行、館澤、春日、川端と5人も出場していないわけですからね。全日本予選を走ったメンバーに箱根経験者、さらに期待のルーキーも揃っているわけで、、、

 

全日本に出場できるのはわずかに8人、本当にメンバー争いは熾烈を極めることになりそうです。それだけに、メンバー争いを勝ち抜いた選手には十分期待出来るでしょうし、予選会からの優勝も狙えるだけの選手は揃っていると思うんですよね。前回は色々とアクシデントがあり、まさかのシード落ちに終わっただけに、今回はシード権はもちろん、最低限優勝争いに加わって欲しいですし、久しぶりの栄冠も狙いたいところですね!!

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