全日本予選2017 順位別振り返り ~予選落ち大学編~

続いては一昨日行われた全日本予選、残念ながら予選落ちしてしまった大学の走りを見ていきます。公式結果はこちらをご覧ください。今回も最後まで通過校が分からない熱いレースが繰り広げられました。

 

10位:日本体育大学

結局、28分台ランナーを4人も欠いたことが大きな敗因となってしまったのかなあ。10位台は4人いましたが、1桁順位が誰もいなかったですからね。3組で吉田が10位、中川が13位と上々の走りで何とか通過も狙えるかと思ったのですが…最終組、山口は自己ベストで18位とよく粘ったのですが、一方の室伏が36位に沈んでしまいました。前回は2組で飛び出してダントツトップでしたが、最終組はさすがに厳しかったのか…4年生に主力がズラッと揃うだけに、わずか12秒届かず、余計に悔しすぎる結果となってしまいました。
 

11位:創価大学

前回は通過確実と思いきやまさかの途中棄権、今回こそ初出場を果たして欲しいところでしたが、3組まで10位以内は無し、30位台も1人出てしまう苦しい走り、特に主力として期待された3組の蟹澤が34位ですからねえ。厳しいレースを強いられました。それでも、最終組はムイルが前回の悔しさを晴らす2位の爆走、希望を繫ぎましたが、前回3組トップだった大山が29位に沈むことに…いけると思ったのですが…後一歩噛み合わなかったという印象でした。

 

12位:中央大学

1組では蛭田が周回遅れとなる36位、2組のルーキーコンビ、畝が20位で粘るも加井が34位、今回も復活の兆しは見えないなあと正直諦めかけていましたが、3組で舟津がトップ、中山が5位という最高の走りで一気に総合10位にまで上がり、希望を繫ぎました。3年で最も安定感のあると監督も評しているとおり、中山の台頭は大きいですね。

 

最終組は竹内、堀尾のダブルエースを擁していただけに、これで届かなかったのなら正直しょうがないかなあと思います。竹内が28位、堀尾が30位はそこまで悪い走りではないですし、こちらも二井や池田を欠いた影響が大きかったかなあ…  箱根予選に向けては、収穫も多いレースだったのでは。

 

13位:国士舘大学

前回は9位とギリギリでの通過を果たした国士舘、1組は八巻が11位、加藤が25位とまずまずの走り、特にルーキーの加藤がしっかりと走れたのは収穫では。ただ、2組は高田が36位、3組の藤江が35位  と下位に沈む選手が複数出てしまっては厳しい。。。最終組もエースの住吉が12位で走ったと思いきや、ギトンガが35位…ちょっと留学生としては物足りない走りが続いています。長い距離はまだまだなのかなあ…

 

14位:東京国際大学

1組で鈴木正が最初に遅れてしまった時点でもう厳しかったですね…河野30位、鈴木正38位と揃って30位台のスタートとなってしまいました。2組以降は30位台が2組32位の相沢だけ、20位台も3組24位の佐伯だけで粘ったんですけどね―。ルーキーの佐伯が3組で十分戦えたこと、最終組の鈴木博が19位だったのは今後に向けて大きな収穫でした。留学生のタイタスが14位だったのはちょっと物足りなかったですかね。なかなか勝負レースで力を発揮しきれていないのが気になります。。。

 

15位:拓殖大学

前回は見事に通過を果たした拓殖大学、ただ今回はコンディションが良かったのが、スタミナ型の拓殖には逆に災いしましたかね…1組から土師が37位と大きく出遅れてしまい、2組期待の戸部も27位、1,2組で最も良かったのがこの戸田ですから…出遅れが痛すぎました。3組は馬場が積極的な走りで9位に入るもルーキーの清水が36位…これはしょうがないですよね。期待の最終組もデレセが10位、西が24位と全体的に奮わなかった印象でした。

 

16位:日本大学

前回は上位通過していた日大、今回はさすがに厳しいとは思っていましたが、それでもここまで苦しいとは思いませんでした。1~3組の6人中20位台が2人、30位台が4人とは…エース候補の加藤もまだまだ万全でないのでしょう、2組28位に留まり、前回好走した川口も3組31位、今年度好調の高野も3組33位ではどうしようもないですね。最終組、ワンブィが2年連続の組トップで走ったのが逆に悲しくなってしまうほどでした。箱根予選に向けても不安が高まります。

 

17位:専修大学

こちらも1組から揃って30位台という苦しいスタート。それでも2組小林が19位、3組川平が14位と上々の走りで今後主力となる期待を抱かせる走りでした。そして、何といっても長谷川ですよねー。最終組で29分4秒の13位、丸山卒業後、エース不在となったかと思いきや、長谷川の台頭、凄まじいです。これが初1万mのはず…高校ベストは14分41秒のはず…どこまで高みに上れるのか楽しみです。

 

18位:筑波大学

最後の最後で出場権を獲得した筑波大学、最初の見せ場は1組の池田ですね。ここで終盤まで先頭集団についていき、29分49秒の9位で走るとは思いませんでした。大学に入ってどころか高校進学後のベストレースだったのでは?スピードのある小林は34位ともう一歩でした…2,3組も河野が2組23位、吉成が3組23位とそれぞれ見せ場を作り、最終組も才記が20位ですからねえ。37位以下が3人出るなど層の薄さは否めませんが、再度の箱根出場に向けて、今後に期待がもてる走りでした。

 

19位:上武大学

1組から熊倉がまさかの最下位に沈んでしまい、この時点で通過が絶望的になってしまいました。最初から遅れだしたわけでは無いのですが…組39位にも30秒以上離されてしまいました。さらに、3組に至っては松下が38位、橋立が40位ですからね…これではどうしようもありません。最終組はともに29分30秒台、40秒台で粘ったのですが、既にどうしようもありませんでした。前回の箱根予選も不安視されながら通過していますし、ここからの立て直しに期待ですね。

 

20位:亜細亜大学

正直、完敗でしたね。1組から上土井が39位に沈むと、2組は兼次が39位、田崎が40位、3組は山口が39位、最終組も古川が39位、佐々木が40位と8人中6人が39位以下ですからね。。。4組中2組でワースト2を独占。。。これはさすがにひどすぎるのでは…久しぶりの箱根復帰に向けて環境を整えている亜細亜大学ですが、その道はあまりにも険しすぎそうです。

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