関東インカレ2017 1部1万m ~ワンブィが2連覇、坂口が完全復活の4位!~

今日は初日に行われた1部1万mを振り返ります。公式結果はこのようになっております。いよいよ関東インカレも明日で終わりですね。4日間はあっという間です。私も最終日は観戦に行ってきます。ハーフと5000mの両方を見れるのはありがたいですからね~

 

順位 氏名 大学 タイム
1 P・ワンブィ(3) 日大 28:21.65
2 D・ニャイロ(3) 山梨学大 28:23.90
3 塩尻 和也(3) 順大 28:35.44
4 坂口 裕之(3) 明大 28:40.13
5 坂東 悠汰(3) 法大 28:44.87
6 栃木 渡(4) 順大 28:45.80
7 山本 修二(3) 東洋大 28:50.64
8 松尾 淳之介(2) 東海大 29:02.86

表彰台は前回と同じメンバーが同じ順位となりました。日大のワンブィ、山梨学院大のニャイロ、順大の塩尻と続くメンバーは順当ですね。ともに大学トップクラスの走力を持つワンブィ、ニャイロですが、ラストスパートでは、ワンブィの方が上回っていることはこれまでのトラックでの戦いを見ても明らか…

 

今回もワンブィが28分21秒、2位のニャイロに2秒差をつけて見事に2連覇を達成しました。5千では2年連続の2冠に挑むことになります。ニャイロはまたしても2位…ワンブィに勝つにはラスト1周までに引き離しておく必要がありますが、容易では無いですよね…長い距離ならばワンブィにも負けないと思うのですが…次のハーフで連覇を狙うこととなります。

 

28分35秒、3位に入った塩尻もさすがですね。2年連続の表彰台は素晴らしいです。1部日本人選手において、最強の名にふさわしい走りを見せています。無敵を誇る3000m障害を回避して5千に次は挑むだけに、ダブル表彰台にも期待したいところです。同じ順大の栃木も28分45秒で6位とダブル入賞を果たしました。ともにユニバ代表の座を射止めている順大のダブルエース、関東インカレでもその力を見せつけました。

 

4位に入ったのが明治の坂口、1年の全日本で快走して以来、故障に悩まされ続け、本来の走りが出来なかったり、欠場したりし続けてきましたが、今回は28分40秒と自己ベストを22秒も更新する圧巻の走り、完全復活どころか今まで以上の強さを身に着けて戻ってきてくれました。苦しい日々を過ごしている明治にとって、これ以上無い戦力アップとなりました。

 

5位には法政のエース坂東が28分44秒とベストを4秒更新しての入賞、今年度の走りから期待は高まっていましたが、自己ベストでの5位入賞は素晴らしいですね。ここ最近の成長は著しく、他大のエースと互角以上に戦える絶対的エースの存在は、箱根シード獲得からさらなる躍進を狙うチームにとって頼もしい限りです。

 

7位には東洋の山本修が28分50秒とこちらもエースが22秒もベストを更新してきました。設楽兄弟、服部兄弟の後を継ぐのはやはり山本修ということになりそうです。偉大な先輩に負けない選手になってくれれば。29分2秒で8位入賞したのが東海の松尾、他の大学がエースが入賞しているのに対し、松尾は關や鬼塚と比べるとエースという位置づけではないかもしれませんが、そういった選手が入賞してくるのが東海の層の厚さを逆に見せつけています。

 

9位以降は29分10秒台で早稲田の太田、山梨学院の永戸、東海の川端と実力者が並びました。ただ、7位と8位は12秒差、8位と9位は15秒差があり、ちょっと入賞した選手には引き離されてしまったのは残念かな。国士舘初の留学生、ギトンガは30分台での23位とほろ苦い関東インカレデビューとなってしまいました。今後、どこまで伸ばしていけるか。

 

他の有力選手では、山本修とともにエースとして期待される東洋の相澤は29分42秒で18位ともう一歩、前回5位入賞を果たした山梨学院の市谷が30分16秒の26位と苦しい走りになってしまいました。今回奮わなかった選手も今後のレース、駅伝で結果を残していってくれれば!!

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