2016年度 自己ベスト更新順位 ~その2~

続いては、自己ベスト更新順位が6~10位について見ていきます。

 

※更新した順位と人数(1,2位・・・5pt、3,4位・・・4pt、、、9,10位・・・1pt)から算出され、各部門ごとに30点満点、最大90点になります。合計が同点の場合、1万→ハーフ→5千の順に上の大学を上位とします。

 

順位 大学名 5千 1万 ハーフ 合計
6位 法政大学 24 23 20 67
7位 中央大学 29 22 9 60
8位 東洋大学 13 24 22 59
9位 拓殖大学 19 22 16 57
10位 東京国際大学 21 21 13 55

 


6位:法政大学
(67点)

5千の24点がトップですが、1万m23点、ハーフ20点と3部門全てで20点オーバーとなっています。長い距離や3部門揃ってベストを何人も更新しているところは、勝負レースでも結果を残しているところが多いですね。5千では14分6秒を出した坂東を筆頭に2~9位の選手が揃って自己ベストとなっています。

 

1万mも28分台を出した坂東がトップ、29分30秒台のベストが4人とエース・中堅どころと揃ってベストを更新してきており、法政の総合力アップに繋がっています。ハーフは佐藤の62分56秒のベストが抜けていますが、63分台が坂東、福田、そして10番手でも64分12秒というハイレベルさ、この1年間で法政が大きく伸びてきたのがデータからも読み取れます。

 

 

7位:中央大学(60点)

箱根予選落ちした後にベスト連発ということもあって60点をマークしています。しかし、その内訳は5千こそ29点と驚異的で1万mは22点と上々ですが、ハーフが9点と1桁しか取れていません。これは、合計点が上位19校の中では最下位です。データ上はスピードのある選手は揃うけれど、長い距離で計算が出来る選手が少ないということになります。

 

5千は舟津、堀尾、竹内と1~3年の主力が揃って13分台、10位の飯島以外はいずれもベスト更新とそのスピードを磨いてきました。1万mも28分34秒を出した堀尾が抜けていて、二井も28分台、4年生ばかりが占めたトップ10において、1,2年生が多くベストを更新して、割り込んできました。

 

一方でハーフとなると、63分台を出した竹内に64分前半の中山、堀尾と3人だけ…残り7人はいずれも4年生ということで、箱根予選で奮わなかったこと、4年生に割って入ってくる下級生が少なかったが分かります。箱根復帰に向けては、20km以上の距離に対応出来る選手がどれだけ出てくるかになるでしょうか。

 

 

8位:東洋大学(59点)

5千こそ13点に留まっていますが、1万mで24点、ハーフで22点と1万m以上の距離では多くの選手がベストを出しているのがさすがは東洋ですかね。1万mでは櫻岡、口町、渡邉と28分台のベストが3人いますし、橋本、小早川、山本采、竹下と29分1桁から10秒までの選手がずらっとベストを出してきました。上級生のベスト更新が目立ちます。

 

一方でハーフは相澤の62分4秒を筆頭に62分台が竹下、櫻岡、山本修、63分1桁で小早川、渡邉とさすがは箱根2位というだけあってトップ10のベスト更新もハイレベルです。ちょっと上級生に比べると下級生の人数が少ないのは気になりますが、来年度またベストを伸ばしてくることでしょう。

 

 

9位:拓殖大学(57点)

長い距離を重視している拓殖ですが、5千が19点、1万mで22点とトラックでもベストを更新してきており、記録会にも以前より参加するようになってきたのが分かります。ただ、5千は13分台をマークした馬場、14分1桁の宇田はさすがですが、他は14分20秒台のベストですから、まだ伸ばせてこれそう。

 

1万mは28分19秒のデレセがずば抜けていますが、宇田、西が29分前半のベスト、7~10番手が揃ってベスト更新とタイム上はまだまだですが、着実にベストを更新する選手が出てきているのは良い傾向です。ハーフは学生ハーフで好走した赤﨑、戸部という主力に箱根予選でベストの苅田、新井、西、上尾ハーフベストの中井、鈴見とどのレースでもベストを出してきており、戦力の底上げを感じます。

 

 

10位:東京国際大学(55点)

箱根予選では15位に沈んだ東国大がベスト更新では10位に入っています。5千、1万mがともに21点となっており、箱根予選落ち校によくある傾向ですが、駅伝シーズンにトラックに積極的に出場し、ベスト更新が目立ちます。5千はタイタスの13分46秒が抜けていますが、10番手でも14分22秒と14分10秒後半から20秒前半に選手が固まっています。

 

1万mもやはりタイタスの28分28秒がずば抜けている一方、照井、鈴木貴、濱登、鈴木博が29分台前半、ルーキーの伊藤、佐藤がともに29分39秒と箱根出場校と遜色無いどころか上回るまでのタイムを叩き出すことに。ただ、ハーフは照井の63分48秒が唯一の64分切りのベストで64分台が何とか10人揃うという状況で長い距離はもう一歩だったかなあ。箱根予選で苦戦すると、ハーフのタイムは伸び悩む傾向が…

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