2016年度 5000m持ちタイム遷移 ~その2~

続いては、来年度の5000mの平均持ちタイム、9位~16位の大学を見ていきます。9位の順天堂から16位の帝京大までの差は5秒、ここら辺の大学はタイム差も近く、各大学、どれだけタイムを縮められるかトラックシーズンが楽しみです。

 

大学名 2016/4/1 2017/2/14 2017/4/1(予定)
順天堂大学 8位 14:06.48 9位 14:04.50 9位 14:07.83
中央学院大学 16位 14:16.34 12位 14:07.20 10位 14:08.82
神奈川大学 9位 14:13.63 13位 14:08.48 11位 14:08.99
中央大学 13位 14:14.65 10位 14:05.60 12位 14:10.42
城西大学 10位 14:14.21 11位 14:05.67 13位 14:10.76
日本大学 15位 14:15.96 15位 14:10.29 14位 14:11.91
大東文化大学 11位 14:14.26 16位 14:10.72 15位 14:12.57
帝京大学 24位 14:24.47 17位 14:11.51 16位 14:12.77

 

9位は順天堂大学、現時点での順位は維持ということになります。13分台は塩尻、花澤、難波と3人いますが、14分1桁は2人のみとなっています。14分10秒台はズラッといるんですけどね。新入生は清水が7位、野口が10位と2人が入ってきています。

 

特に清水は都大路といい都道府県対抗といい持ちタイムを遥かに上回る走りを見せていますし、即戦力として期待されます。トップ10圏外でも、1万mのベストからすれば野田、吉岡らトップ10に入ってきてもおかしくない選手がいますし、箱根5区5位と好走した山田攻もいますからねえ。まだまだタイムを縮めてこれそうです。

 

10位は中央学院大学、前年度は16位ですからそこから6つも順位を上げてきました。13分台は横川一人ですが、14分1桁が5人います。高砂、樋口、大森ら持ちタイムだけではなく勝負レースでの実績も豊富な選手が揃っています。新入生は高橋が7位、戸口が10位と2人がトップ10に入ってきています。11番手も中野が入ってきますし、ここ数年は楽しみな選手が毎年複数入ってきていますね。

 

今年度も新入生が即戦力として活躍してくれるか楽しみです。トップ10に3年生が4人いる一方、14分20秒台には1,2年生がズラッと揃います。3大駅伝経験者が何人もいますし、各学年バランス良く選手が好タイムをマークし、結果を残しているのが心強いですね。来年度はさらなる上位進出も期待されます。

 

11位は神奈川大学、前年度の9位から順位は落としていますが、タイムは5秒近く上げていますね。ここまでが14分1桁の平均タイムです。13分台は鈴木健、山藤の二人、14分1桁が荻野1人しかいませんが、14分11秒台が4人いるのがある意味凄いですね。14分15秒切りで10人揃います。新入生は11番手に成瀬、12番手に井手とルーキーが続きます。

 

特に井手は勝負レースでの実績も豊富で即戦力として期待が高まります。トップ10以外にも1万mの持ちタイムを考えると、大野、大塚ら29分台前半の選手はもっとタイムを縮めてこれそうです。何よりも鈴木健が13分57秒、山藤が13分58秒の時点でまだどれだけタイムを縮められることやら…来年度の神奈川、ますます期待が高まりますね。

 

12位に中央大学、現時点での10位からは2つ順位を下げますが、町澤を筆頭に選手が揃う4年生が抜けてもまだ12位を維持出来ているのは凄いですね。13分台が舟津、堀尾、竹内と3人揃います。1~3年の中心選手ですね。一方で14分1桁が一人もいないというちょっと偏った状態に。14分20秒切りも8人というのもちょっと気になります。

 

新入生は畝(ウネ)が4位、眞田(サナダ)が7位、加井が9位とトップ10に3人も入る盛況ぶりです。今年度のスカウトは良かったですから、復活の足がかりとしたいところ。特に畝はエース区間での実績も豊富で即戦力としてまず計算出来そう。トップ10圏外でも中山、神崎ら上級生が1万mでタイムを縮めてきており、箱根予選突破に向けて視界は良好です。

 

13位は城西大学、前年度の10位、現時点での11位からはいずれも順位を落とすことに。13分台は1人もいませんが、14分1桁が6人いますし、10番手でも14分20秒です。トップ10のうち多くの選手が今年度にベストをマークしているのも心強いですね。箱根予選落ち以降、どんどんタイムを縮めています。

 

新入生は菅原が3位に入ってきていますね。都大路1区4位と実績も抜群で即戦力として大いに期待されます。実績のある選手では中舎が復帰してきたのは大きいですね。箱根予選落ちしたのはベストメンバーを組めなかったというのが大きかったですしね。持ちタイムを見ても箱根予選落ちする戦力ではないですし、1年での箱根復帰が待たれます。

 

14位は日本大学、なんといってもエースワンブィの13分27秒がずば抜けています。他に13分台はおらず、14分1桁も2人ですからね。それでも10番手では14分24秒ですからまずまずですね。新入生は竹元が5位、武田が7位、野田が8位、関沼が10位と4人がトップ10に入っています。4人がトップ10というのは全大学を見渡しても最多です。

 

特に竹元は都道府県対抗5区3位と快走、1万mもチーム上位のタイムですし、チーム状況を考えても即戦力として期待せずにはいられません。さらに都道府県対抗で好走した武田、横山も1年目から出てくるかもしれません。少なくともここ数年では最もスカウトは良かったのでは?箱根19位からの巻き返し、大いに期待です。

 

15位は大東文化大学、13分台が前田、新井と二人いるのがまず大きいですね。その一方で14分1桁は奈良一人しかいないのが、15位に留まる理由かなあ。ただ、トップ10に入っている選手でも谷川や川澄らまだまだタイムを縮められそうな選手がまずいます。

 

そして圏外にエースの原、ハーフのでチーム上位のタイムを誇る中神、林らがおり、伸びしろは十分、まだまだタイムは縮められそうですね。その一方で新入生は14分30秒切りの選手もおらず、ここ数年のように即戦力というのはまだ計算が出来なそう。まずは現有戦力の底上げに期待です。

 

16位に帝京大学、前年度は24位とブービーだったのですが、そこから12秒もタイムを縮めているのは驚異的…順位も8つ上げています。13分台こそいませんが、14分1桁が2人、そして14分10秒台が7人もいますからね。10番手でも14分21秒は良いですね。

 

新入生は小野寺が7位に入っていますね。都道府県対抗で5区5位の好走、ロードにも強くルーキーイヤーから楽しみです。新入生で14分30秒切りが合計5人いるというのは、スカウトが良くないことが多い帝京では抜けていますね。14分31秒の鳥飼もロードで好走してますし、力のある新入生をどう育成していくのか楽しみです。

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