2016年度 4年生特集 ~明治大学~
本日は明治大学の4年生について、在学中での走りを振り返っていきます。全部で7人となっています。2つ上に大六野世代、1つ上に横手世代と強い先輩がいる中、上位争い、優勝争いを繰り広げてきた一方、3,4年時は2年連続箱根シード落ちと苦しい日々が続きました。
特集の前に…2月2日に大学駅伝決算号が発売されますね。決算号は読みたいような読みたくないような複雑な気持ちがあったり…本屋に行ってちら見してから考えようかと。。。
大学駅伝 2016-2017 総決算号 (陸上競技マガジン3月号増刊) | ||||
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名前 | 5千ベスト | 1万ベスト | ハーフ換算 |
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藪下 響大 | 13:56.40 | 28:53.46 | 01:02:56 |
吉田 楓 | 14:13.90 | 29:03.16 | 01:04:14 |
射場 雄太朗 | 14:14.32 | 29:12.55 | 01:04:01* |
江頭 賢太郎 | 14:02.38 | 29:25.78 | 01:03:41* |
櫃本 隼和 | 14:23.81 | 29:52.59 | 01:05:24 |
荒谷 房之介 | 14:20.13 | 30:01.56 | 01:05:08 |
末永 大地 | 14:20.39 | 30:14.24 | 01:05:47 |
藪下 響大・・・高校ベストは14分36秒、1年時は記録会もほとんど出場していませんでしたが、2年時に台頭、出雲も5区予定でしたし、全日本・箱根もエントリーされました。ハーフも63分23秒まで伸ばしています。3年時は3大駅伝フル出場、出雲6区9位、全日本も8区9位でシードを死守しました。
しかし、箱根では最重要区間の5区を任されたものの、アクシデントもあって区間最下位…チームもシード権を逃してしまいました。その悔しさを晴らすかのように、その後はベスト連発、丸亀ハーフで62分56秒をマークすると、関東インカレ1部ハーフで3位表彰台に上がる快走。
トラックでも5000mで13分56秒、1万mで28分53秒とチームトップクラスのタイムを叩き出しました。名実ともにエースとして臨んだ駅伝シーズン、箱根予選ではチーム2番手となる25位、全日本でも8区8位でまとめ、最後の箱根は前回の悔しさを晴らすべく5区に挑みましたが区間15位、トラックシーズンに比べればもう一歩という結果でした。
吉田 楓・・・高校ベストは14分32秒ながら、1年時に5000mで14分13秒をマーク、全日本、箱根にもエントリーを果たしています。3大駅伝デビューを果たしたのは3年時、1万mで29分3秒をマークすると、全日本では7区4位の好走でシード獲得に貢献、箱根でも8区8位とまずまずの走りを見せています。
主力として期待された4年時、箱根予選では74位ながらチーム9番手と止まり…全日本は欠場、箱根でも急遽9区を任されて15位とちょっと物足りない1年になってしまいました。4年時の駅伝シーズンに最も活躍した選手というのがあまりいなかったのが痛かったかなあ。
射場 雄太朗・・・高校ベストは14分31秒、1年時にハーフで65分7秒をマークしたものの、3年時までは3大駅伝にエントリーにエントリーされることがありませんでした。しかし、4年時に5000mで14分14秒、1万mで29分12秒と走るたびに自己ベストをマーク。
すると、4年時に箱根予選に出場し38位と好走、さらに全日本でも苦しい位置でタスキをもらいながら、6区4位と続けて好走を見せました。箱根でも快走が期待されましたが、ここでまさかの故障、最後の箱根は出場出来ず…これは本人にとってもチームにとっても痛すぎました。
江頭 賢太郎・・・高校ベストは14分17秒、2年時に1万mで29分25秒、ハーフで63分43秒のベストをマークすると、箱根にも出場し10区10位で走っています。3年時、5000mで14分2秒をマークすると、3大駅伝にはフル出場、出雲2区6位、全日本4区8位、箱根4区6位と安定した走りを見せました。
そして4年時、箱根予選では21位とチームトップタイムをマーク、3大駅伝でもエースとしての活躍が期待されましたが、全日本では2区14位、箱根ではまさかの2区19位に沈んでしまうことに…いずれも1区で出遅れてしまうという苦しい位置ではありましたが、そこから立て直すだけの走りは残念ながら出来ませんでした。。。
櫃本 隼和・・・高校ベストは14分23秒、高校時代の実績ではこの学年でトップでした。都大路や都道府県対抗でも好走していましたからね。ただ、高校ベストは4年間更新できず、、、2年時に1万mで29分52秒、ハーフで65分24秒をマークし、持ちタイムではトップ10に入ってきたこともあるのですが…その後は記録会自体の出場も少なく、3大駅伝へのエントリーもありませんでした。
荒谷 房之介・・・高校ベストは14分20秒、1年時に5000mで14分20秒、2年時に1万mで30分1秒、ハーフで65分8秒をマークしています。櫃本同様にハーフの持ちタイムでトップ10に入ってきたこともあるのですが…やはり3年以降は記録会自体の出場が少なく、3大駅伝のエントリーは果たせませんでした。
末永 大地・・・高校ベストは14分57秒ながら、1年時に5000mで14分20秒、1万mで30分14秒をマークしています。2年時にはハーフで65分47秒をマークしています。しかし、これまた3大駅伝にエントリーはされず…高校時代、下級生で活躍した選手がその後苦しんだり、逆もあったりで、苦労した選手の多い学年となりました。。。
ディスカッション
コメント一覧
いつも楽しく拝見しています。
私は明治ファンですが、この学年は故障に苦しんだ選手が多かったですね。
その他、持ちタイム学年トップだった大分東明出身の近藤が退部したり、世羅出身でロード実績豊富な大工谷が全くレースに出場できなかったり、上の学年が強かったのでなかなかチャンスがなかったこともあり、伸び悩んでしまっていたように思います。その中で台頭した薮下には今年の箱根でぜひリベンジして欲しかったですが、残念でしたね…
持ちタイムの良い選手、高校時代実績のある選手が揃って
活躍出来ませんでしたからね…
チーム事情もありましたが、ちょっと噛み合わなかった印象です。
それでも、存在感を示す選手が台頭してきたのは良かったです。