2016年度 1万m持ちタイム遷移 ~その3~

2016年4月1日~2017年4月1日(見込み)における1万mの持ちタイム遷移振り返り、最後は来年度17位~25位の大学について、見ていきます。※あくまでも私が把握している25大学についてです。

 

大学名 2016/4/1 2017/1/15 2017/4/1(予定)
日本大学 9位 29:22.48 19位 29:21.58 17位 29:27.63
中央大学 22位 29:47.76 14位 29:14.40 18位 29:30.84
国士舘大学 14位 29:37.03 20位 29:21.66 19位 29:33.54
専修大学 8位 29:20.60 12位 29:13.83 20位 29:38.03
創価大学 23位 29:52.04 22位 29:32.62 21位 29:40.52
帝京大学 19位 29:43.68 21位 29:31.56 22位 29:40.76
拓殖大学 24位 30:04.85 23位 29:36.68 23位 29:42.76
東京農業大学 21位 29:46.91 24位 29:39.97 24位 29:55.31
上武大学 25位 30:05.17 25位 29:40.89 25位 29:56.58

 

17位は日本大学、今年度初めは9位でしたが、現時点で19位とチーム状況を反映するかのように順位も下げていくことに…来年度は27分54秒を持つワンブィがダントツトップで28分台はおらず…29分3秒の加藤が続きます。新入生の竹元がいきなり4番手ということでかかる期待は大きいです。

 

しかし、29分40秒以内はわずかに4人、29分40秒台~30分0秒台はある程度揃ってきたのですが、まだまだ実績は乏しいですからね。選手が揃う3年生は安定感が欲しいですし、逆にエースが揃う2年生はワンブィ、加藤に次ぐ選手の台頭が必要…1年生は箱根に6人エントリーの2人出場も揃って最下位ですからね。課題は山積みですが、一つ一つクリアしていってくれれば。

 

18位に中央大学、今年度初めは22位だったこと、さらに主力の揃う4年生が揃って抜けることを考えれば18位も上々かなあ。堀尾、二井と既に28分台が2人、29分前半に舟津、竹内、中山と5人揃うのはなかなか…箱根予選落ち以後の伸びが凄まじいです。

 

ただ、10番手は30分18秒、29分台はまだ10人揃わず…来年度最上級生になる3年生の人数が少ないのも苦しいですよね。竹内が主力の1人となってきましたが、江連、蛭田らもチームを支える存在となってくれれば。主力になるのはやはり1年生か。二井、舟津はもちろん、安田、安永、飯島、冨原らスピードのある選手も1万m,ハーフで結果を残してくれば、選手層も厚くなりそうです。新入生も楽しみですしね。

 

19位に国士舘、今年度の初めは14位ですから、そこからは下げることに…来年度の中心はやはり2年生、28分台ランナーでエースの住吉を筆頭に多喜端、藤江、戸澤と29分30秒前後に選手が揃っており、実績もチーム内では上位です。

 

ただ、来年度さらに強さを求めるならばやはり3年生ですよね。1万mのトップ10に6人は2年生より人数が多いですからね。持ちタイムは着実に伸ばしてきましたが、なかなか勝負レースで結果を残せておらず…さらに強さを身に着けてくれれば。1年生も福田以外の台頭が待たれます。

 

20位に専修大学、今年度初めは8位でしたが、一気に12位も下げることに…4年生には絶対的エースの丸山を筆頭に選手が揃っていましたからね。それだけに今年度は何とか箱根出場を果たしたかったのですが…来エンドも29分台は9人いますが、28分台はおらず…

 

チームの中心はまず3年生、吉田、岩田、風岡、宮尾ら持ちタイムの良い選手が揃っており、箱根予選突破に向けてもチームを引っ張って欲しいところ。一方で勢いがあるのは1,2年生、2年では29分20秒をマークした和田、1年では29分40秒をマークした宮下や5000mで14分4秒の長谷川らが一気に持ちタイム上位に。チームの底上げを果たしてくれれば。

 

21位に創価、ずっと持ちタイムは20位台…そろそろタイムも伸ばしていきたいところですね。来年の中心はまず3年生、唯一の28分台ランナーである大山に蟹澤とエース級が揃い、玉利、三澤とトップ5のうち4人が3年生ですからね。

 

負けずに力があるのは1年生、エースのムイルはもちろん、箱根で快走した米満、箱根予選で好走した吉留、築館ら粒揃いです。持ちタイムを見てもまだまだ伸ばせそうな選手が多く、心強いです。2年生もトップ10のうち3人いますし、着実に選手層は厚くなってきています。来年度も期待出来そうです。

 

22位に帝京、ずっと20位前後とちょっとタイム上は目立たず…28分台はおらず、29分台前半も竹下、畔上の2年生コンビのみですからね。しかし、持ちタイム以上の力を持つ選手が多いのが今の帝京の強さ。箱根3区5位の濱川、6区9位の横井、全日本で7区2位で走っている佐藤らはいずれも30分台でトップ10に入っていないですからね。

 

エース級も中堅どころもまだまだタイムを縮める余地は大きく、一気に順位を上げてきてもおかしくないですね。持ちタイムトップ5はいずれも1,2年生、トップ10のうち8人もです。残る2人もまだ3大駅伝・予選会は未経験…シード返り咲きを狙うにはやはり佐藤以外の3年生もメンバーに入ってきて欲しいですね。

 

23位に拓殖、やはりといいますか、拓殖の1万mの持ちタイムはいつも低め…それでも勝負レースとなると持ちタイム以上の力を発揮するのは拓殖の強さですね。28分19秒を持つデレセがずば抜けており、29分前半も馬場、西の二人。30分きりも6人とやはりタイム上は厳し目。

 

1万mで30分台の選手は着実に増え、自己ベストを更新している選手も多いのは好材料ですね。デレセ、馬場、戸部らがいる2年生がやはり中心だとは思いますが、1年、3年も箱根で結果を残している選手もいますからねえ。タイムを縮める余地も大きいですし、来年度も楽しみです。

 

24位に東京農業大学、年々箱根予選の順位が下がっていますが、持ちタイムも下がることに…29分前半はエースの小山のみというのは寂しいですねえ。29分台は6人はまずまずですが、30分一桁が0人というのも少し厳しい。ただ、ベストを更新している選手が多いのは救いかなあ。

 

チームを引っ張っていって欲しいのはやはり3年生かなあ。着実にタイムを縮めてきてはいますし、新たにトップ10に入るような選手は出てきていますが、勝負レースで結果を残せていないんですよね―。エース級以外が箱根予選で力を発揮出来ないと、突破は遠く…そろそろ箱根復帰への光を見たいところ。

 

25位に上武大学、今年度初めも25位でしたし、なかなか最下位脱出は難しい。それでも、来年度の平均は29分56秒と30分を切ってきました。年度初めで25校とも30分きりというのはさすがです。チームトップは太田黒の29分24秒、それでいて30分切りは5人ですからねえ。

 

10番手も30分23秒と他の大学と比べても劣っているのは否めず…しかし、タイムを伸ばしてきている選手は多く、箱根でもここ数年では最も良かったですからね。ただ、5区2位だった森田が抜ける穴はあまりにも大きく、再び箱根で勝負するためにもさらなる底上げは必須、何人も伸びてきている2年生に負けじと1,3年生の新たなる台頭にも期待です。

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