2016年度 1万m持ちタイム遷移 ~その1~

新入生が概ね発表され、来年度の1万mの持ちタイムトップ10も見えてきました。そこで、2016年4月1日(今年度開始)、2017年1月15日(今年度最終版…?)、2017年4月1日(来年度開始)の3つのポイントで持ちタイム遷移を振り返りつつ、来年度の戦力を見ていきます。

 

新入生で1万mのトップ10に入ってきた選手も、既に反映しています。今後新たに進路が判明してもトップ10に入ってくる選手はいなさそうなので、ほぼ確定版だと思っていただいて構いません。私のミスはあるかもしれませんが。まずは、来年度の1~8位までを…

 

大学名 2016/4/1 2017/1/15 2017/4/1(予定)
青山学院大学 1位 28:50.69 1位 28:41.54 1位 28:55.05
東海大学 3位 29:08.53 2位 28:53.50 2位 29:00.99
日本体育大学 6位 29:17.83 4位 28:56.58 3位 29:02.40
神奈川大学 16位 29:39.18 9位 29:04.76 4位 29:07.22
山梨学院大学 2位 29:04.47 3位 28:55.93 5位 29:14.30
東洋大学 7位 29:19.19 5位 29:00.02 6位 29:16.50
早稲田大学 4位 29:11.85 7位 29:01.22 7位 29:17.44
明治大学 18位 29:42.45 10位 29:08.35 8位 29:19.38

 

全てにおいて1位なのはやはり3冠&3連覇の王者である青山学院大学、今年度も来年度も開始時点で28分台の平均となっています。来年度も28分18秒の田村和を筆頭に28分台が5人、10番手でも29分26秒ですからね。28分30秒台を鈴木、下田、中村祐と3人いるのも脅威です。

 

さらに恐ろしいのは、ここに森田、小野田といった箱根優勝メンバーは入っていないことですよねー。二人とも28分台ランナーと遜色ない実猟がありますし、持ちタイムからすればまだまだ伸ばせそうな選手も多いです。やはり来年度も大学駅伝の中心に君臨しそう。

 

2位に東海大学、4月1日時点で比較すると8秒も来年度が上回っています。廣田、石橋ら持ちタイムの良い選手が卒業するにも関わらず、このタイムは凄い。その中心になるのは既に6人が入ってきている1年生。箱根ではやや奮いませんでしたが、今後の大学長距離の中心となる学年でしょう。

 

28分台は1年生4人を含め既に6人、10番手のタイムは29分22秒となり、いずれも青山学院を上回っています。ただ、チームトップは28分44秒に留まっており、28分40秒切りを4人抱える青学とは差が…さらに高いレベルで28分台を揃えられるかに注目です。

 

3位に日本体育大学が上がってきました。12月の記録会で28分台を出した選手が多く、既に28分台を6人抱えています。4月1日時点で比較すると15秒と驚異的な縮め方です。3年生が来年度のトップ5をそのまま占めることとなり、勝負の年となりそう。

 

10番手も29分23秒と上位2校と比べても遜色ありません。ただ、こちらもトップが28分48秒となっており、ここから突き抜けてエースとなってくる選手の台頭も期待されますね。他大のエースたちと渡り合える選手が出てくれば、層の厚さを活かしてさらに上位も狙えそうです。

 

4位に神奈川大学、4年生卒業によるタイムダウンはわずかに2.5秒ほどとなっています。4年生も東、中平らがトップ10に入っていましたが、11番手以降の持ちタイムも良いですからね。鈴木健、山藤のダブルエースは健在、10番手でも29分27秒と層も厚くなってきました。

 

以前の神奈川は1万mは滅多に走らないという印象だったのですが、4番手に入ってくるのは私がHPを始めて以来の最高順位かなあ。3年生中心であることは間違いないですが、1,2年生も上位に割って入ってきていますし、今年度以上に楽しみな戦力となりそう。

 

5位に山梨学院、箱根ではインフルの影響もあってまさかの結果でしたが、戦力は引続き充実しています。27分台ランナーのニャイロを筆頭に市谷、上田の28分台ランナーが脇を固めます。29分前半で永戸、河村、古賀と続きますが、6位と7位の差が28秒もあるんですよねー。

 

30分切りの選手も現時点では11人かなあ?エースの実力は折り紙付きなだけに、選手層の底上げというのが、特に来年度は求められることになりそう。10位に入るだけの1年生も、3大駅伝デビューを果たす選手が増えてきて欲しいところです。

 

6位に東洋大学、1万mの持ちタイムは6位付近でずっと安定している印象があります。来年度は櫻岡、口町、弾馬と持ちタイムトップ3がごっそり抜け、1万mは28分59秒の渡邉ただ1人、それでも9番手で29分25秒という層の厚さもあって何とか順位は守っています。

 

箱根9区区間賞の野村はまだ7番手、13分台ランナーの堀やハーフ62分5秒を持つ相澤もトップ10に入っていないということもあり、他大学と比べても伸びしろは大きいですね。29分15秒を持つ西山を筆頭にルーキーで30分きりのタイムを持つ選手が既に4人いるのも好材料、来年度も魅力的な選手が揃います。

 

7位に早稲田、平、武田、井戸、鈴木、佐藤らが抜けますが、それでも順位は変わらずなのはちょっと意外でした。東洋、早稲田ともに来年度16秒も平均は下がることとなります。永山が28分23秒でダントツ、28分台ランナーは1人になります。

 

しかし、29分1桁が光延、藤原、安井、新迫と4人いますからねえ。タイムを押し上げています。しかし、10番手は29分49秒、30分きりの選手は少なく、選手層は一気に薄くなってしまう気が…いずれも高校時代の実績がある選手がトップ10に名を連ねており、早稲田伝統の叩き上げ選手の台頭にも期待したいところです。

 

8位に明治、今年度始めでは18位という下位に沈んでいましたが、そこから着実にタイムを縮めてきて、来年度は再び一桁順位に戻ります。28分台ランナーこそ末次しかいませんが、29分一桁が坂口、阿部、田中と3人、10番手でも29分39秒というのは心強いです。

 

しかし、今年度は全日本、箱根ともに散々な結果に終わってしまいました…選手層を厚くするのももちろんですが、やはりエースの復活・台頭が最も求められますよね。前半の主要区間を安心して任せられる選手が今の明治には必要です。来年度の新入生も楽しみですし、3大駅伝で強さを見せて欲しい。


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