ニューイヤー駅伝2017 ~日本人最速集団の旭化成が18年ぶりの栄冠~

2017年、明けましておめでとうございます!!今年も、ブログを愛読していただければ嬉しいです。今年も元日にニューイヤー駅伝が行われ、旭化成が1、2区こそ苦戦したものの、3区以降は着実に順位を上げ、4~6区の3連続区間賞もあってが見事に18年ぶりの優勝を果たしました。優勝した旭化成を中心に、各区間ごとに振り返ります。

 

1区(12.3km)

旭化成の紘太が先頭を引っ張り、何度も仕掛けるなどレースの主導権を握っていましたが、そのまま抜け出すことが出来なかったのは痛かったですね。オリンピックに出場した選手ですが、1区13位、ニューイヤー駅伝ではちょっと結果を残せていないですね。

 

そんな中、区間賞を獲得したのは1500m日本選手権覇者、日清食品Gのルーキー戸田、やはりラストの切れ味が違いますね―。さらに復活を遂げたカネボウの文元が1秒差、九電工の東、日立物流の浅岡、MHPSの目良が2秒差で続きました。

 

優勝候補では、3連覇を狙うトヨタの藤本が10位、HONDAの田口が11位とまずまず、コニカミノルタは啓太が28位と大きく出遅れてしまいました。

 

2区(8.3km)

インターナショナル区間となる最短の2区、外国人選手を起用しないチームはここで大きく離されてしまいますよね。特にDenaのカロキはコンディションが良いという本人の話通り、凄まじい走りを披露…21位から18人抜きで3位に浮上し、区間賞を獲得することに…

 

日立物流のディク、九電工のタヌイが2,3位と実力者が順当に上位にきました。日清食品Gのレオナルドが4位、コニカミノルタのムワンギが5位と優勝を狙うチームが上位につけたものの、トヨタ自動車のガディアがまさかの区間27位に沈むことに…これで一気に苦しくなりましたね。旭化成の鎧坂は区間25位ながら日本人トップとなるまずまずの走りを披露しています。

 

3区(13.6km)

ここで一気に順位を上げてきたのがトヨタの大石、旭化成の大六野という2区までで出遅れていた実力のあるチーム、特に大石の走りは凄まじく、2区終了時で23位だったのに、どんどん前を抜いていき、総合3位と20人抜きを果たし、区間賞を獲得しました。年々強くなっていく大石ですが、今年度は充実ぶりは凄まじいです。一気に優勝争いに戻ってくることに…

 

大六野も区間3位の走りで9人抜き、上位戦線に戻ってきました。ここでトップに立ったのはDenaの上野、3位からあっという間にトップに立つと、後続との差をどんどん引き離し、1分差をつける区間2位の走りで走り抜けました。これだけ安定して活躍し続けている上野、凄いです!

 

日立物流の牟田は区間20位で上野に大差をつけられたものの、何とか総合2位は死守、区間4位の走りだったコニカミノルタの菊地も総合4位まで順位を上げました。HONDAの山中も区間6位の走りで総合5位に順位を上げ、優勝を狙うチームが順当に上位に来ることに…

 

4区(22.0km)

最長区間でエースが集まる華の4区、その名に違わず、有力選手が勢揃いしました。2年連続区間新をマークしているHONDAの悠太に注目が集まりましたが、あっさり2位集団に追いついたものの、その後は引き離されてしまい、どんどん下がってまさかの区間13位に沈むことに…

 

2年の箱根から5年連続で正月に区間賞を獲得していましたが、まさかの走りでした。ここで区間賞を獲得したのが旭化成の市田孝、昨年度はメンバー落ちも今年度は27分台をマークするなど充実の走り、前半突っ込み後半も粘る走りでトヨ九の今井を1秒上回り、5位まで順位を上げました。

 

さらに、MHPSの井上、富士通の横手、トヨタの勇馬と箱根を沸かせてきた若手が続きました。勇馬とともに期待のルーキーとして取り上げられたコニカミノルタの神野は区間7位も6位の村澤と21秒引き離されており、ちょっと苦しかったかなあ…4区は有力選手が目白押しなのだから、特定の選手をあそこまで取り上げなくても良いような…

 

総合順位ではDenaの髙木が差を縮められながらも追いつかせはしない走りでトップを堅守、トヨタが4秒差で2位、さらにMPHS,トヨ九、旭化成、日清までが22秒差以内の大接戦となることに…

 

5区(15.8km)

タイム差が少なかったこともあり、先頭集団はDenaの永井、トヨタの早川、トヨ九の押川、MHPSの松本、旭化成の謙太と5人の先頭集団を形成することに。こういう争いは面白いですね。ここから永井、そして松本が集団から遅れて3人の集団になると、謙太が集団から抜け出しをはかることに。

 

しかし、紘太同様に謙太も抜け出しては追いつかれるという苦しい走り…このままでは厳しいかと思いましたが、終盤に満を持して謙太が抜け出し、区間賞を獲得&初めてトップに立つことに。トヨ九の押川も区間2位、コニミノの山本、トヨタの早川、MHPSの松村と続き、総合順位のトップ5が区間順位のトップ5と順番は違えどチームは同じという結果でした。

 

6区(12.5km)

ここ最近、優勝を決定づける区間ともなっている6区、今回もその流れは同様でした。4区区間賞を獲得した市田孝に負けじと弟の市田宏が圧巻の走りで区間記録を3秒更新する区間新記録を叩き出しました。区間2位だったトヨタの田中を34秒も上回る走りで一気に1分近い差をつけることに…

 

HONDAの服部も区間2位タイの走り、富士通の前野、日立物流の柳と続きました。総合順位では旭化成、トヨタに続いてトヨ九、MHPS、富士通と続くことに…入賞争いは8位日立物流と9,10位の日清、中国電力とのタイム差はわずかに7秒と接戦に。。。

 

7区(15.5km)

旭化成はリオマラソン代表の佐々木、トヨタ自動車は宮脇とこの距離ではトヨタに分があるかと思いましたが、やはり1分近い大差は厳しい。。。むしろチェックポイントでは旭化成がトヨタを突き放すことに…区間賞こそ逃しましたが区間2位の走りでしっかりと首位の座を守りきり、18年ぶり22回目の優勝を果たしました。

 

区間賞はコニカミノルタの野口、2年連続の7区区間賞とさすがの走りでした。3位に日清食品Gの高瀬、4位に中国戦力の松井、5位にトヨタの宮脇と続きました。

 

 

総合順位(100km)

 

 

 

 

旭化成が18年ぶり22度目の優勝、日本人選手だけでの優勝は2007年に中国電力が優勝して以来となりました。昨年度、27分台を1~4区に揃えながら惨敗したことで、今年度も優勝争いは厳しいかと言われていましたが…27分台を1~5区まで揃えた今年度は特に前回出場出来なかった市田兄弟のダブル区間賞の活躍もあって見事に栄冠を獲得しました。

 

2位に3連覇を狙ったトヨタが入ることに。2区でガディアが奮わなかったのがやはり痛かったですね…3区大石で巻き返したものの、5区以降は旭化成の方が一枚上手でした。エース区間を担ってきた窪田を故障で欠いたのも苦しかった。

 

3位にトヨ九が再度入り、箱根のスター選手よりも高卒選手中心のチームですが、抜群の育成力で常に上位を争うまでに戦力を高めてきました。今井がいるうちに、是非とも栄冠を掴み取って欲しいところですが…4位にMHPS、過去最高順位の大躍進でした。目良の1区5位を始め、2区はオムワンバが加わりましたし、最長区間の4区は井上に任せられるようになったのが大きいです。今後も上位の常連となるかも…

 

5位にコニカミノルタ、1区啓太が28位、6区宇賀地が25位と万全とは言えなかった主力が奮わず…やはり、エース級といえでもニューイヤーは甘くない。。。6位に富士通、1区田中がまさかの30位というスタートそれでも、3区粒滝の区間8位、横手が4区4位、松枝が5区7位とトリプルルーキーが踏ん張り、6区前野も区間4位で一気に入賞健何まで戻ってきました。

 

7位にDena、2区カロキ、3区上野の2本柱が圧巻の走りで一気に首位に立った走りは凄まじかったです。本来、4区を任されるであろう室塚を欠きながらも、髙木がエース区間をしっかりとまとめられたのも大きかった。今後も入賞を維持しながら、ゆくゆくは頂点を狙って欲しいところ。

 

8位と最後の入賞を果たしたのは日清、東日本予選は強さを見せて優勝、1区区間賞と絶好のスタートでしたが、3区小野が区間17位、5区矢野が区間24位とエース区間を挟む二人が苦しい走りに。。。ラストの競り合いを高瀬が5秒制しました。

 

9位に中国電力、カマイシが加わって2区も心配の無くなった中国電力、1区8位、3区9位、4区10位と大きく崩れることが無い粘りの走りで入賞に迫りましたが、ラストで松井が区間4位の走りを見せながら、後一歩届きませんでした。。。

 

 

 

ニューイヤー駅伝が終わり、いよいよ明日は箱根駅伝の往路が始まります。各大学、選手ともにもてる力を出し切り、悔いの無い走りをして欲しいです。そして、ここ最近は往路で勝負ありという展開が多いだけに、出来れば最後まで分からない、ドキドキするようなレースを見せて欲しいです!


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