箱根駅伝2017 シード争い展望 ~年々熾烈になる10枠の争い~

昨日、区間エントリーが発表され、いよいよ箱根駅伝も後三日後に迫ってきました。今日はシード争いの展望について書いていきます。前回のシード争いは、往路終了時で10位と11位のタイム差が無いという激しい状況でした。

 

さらに往路でシード圏外だった日体大と中央学院が6区の爆走で一気に前との差を詰めて一気にシード圏内に入り、最終的に10位争いは帝京と日大の一騎打ちになり、帝京大学が1分半の差をつけてシード獲得となりました。前回11位の日大は箱根予選で最下位通過とあわや予選落ちの危機、シード獲得か否かはまさに天国と地獄です。

 

前回、シード争いに巻き込まれる心配が無さそうな大学として挙げた7校では、明治がまさかのシード落ちとなってしまいました…結局、10校中7校しか前回も当たっていませんが、めげずに今回も予想していきます。

 

今年度は出雲と全日本の走りを見る限り、全日本の上位7校である青学、早稲田、山梨学院、駒澤、中央学院、東洋の7校はまずシードは大丈夫という印象です。前回の箱根で6位以降の大学では山梨学院と中央学院の充実ぶりが際立ちます。というわけで、残り13校について見ていきます。

 

【順天堂大学】

1、2区の西澤&塩尻は前回と同様かつさらに力をつけており、何も心配はいらなそう。一方で、4区以降は当日変更にもよりますが、ちょっと不安の残る状況に…復活した聞谷の9区は楽しみですし、当日変更で入るであろう栃木、作田は十分に計算出来そうです。

 

一方で5区はちょっと不安…主力が5区に入れば平地が薄くなってしまいますし、復路はちょっと経験不足なのが否めません。全日本予選でもまさかの予選落ちを喫してしまいましたし、シード争いには加わるとしても、シード獲得はちょっと厳しい印象です。

 

【日本体育大学】

1区小町は前回結果を残し、2区小松は出雲1区区間賞など今年度の躍進が目覚ましいです。3,4区の吉田、冨安は良い時と悪い時の差が激しいのがちょっと気がかりかなあ。5区は前回17位ですからかなりの上積みが期待されますし、6区は全くもって心配不要。

 

7区以降も今の日体大の選手層をもってすれば、シード圏内にいればそこから落ちていってしまうということも無さそう。復路の当日変更が読みづらいほど、今年度好走している選手が揃っていますしね。全日本では奮わなかったとはいえ、箱根シード権はしっかりと取得してきそうです。

 

【帝京大学】

1区竹下となれば、2区内田とあわせて大きく遅れることは無さそう。4区畔上も主要区間を何度も経験しています。その一方で前回の5区経験者が10区に回ったことがどうなるか…誰が走るか分からないですが、3区もちょっと不安かなあ…

 

復路は9区にルーキーの平田を起用してきたのが全日本の8区に続いてでびっくりしました。8区宇佐美、10区加藤など実績のある選手がおりますが、6区横井は持ちタイムが良いとはいえ、3大駅伝での出場経験はないのも気になる…箱根でシード争いには今年度も絡んでくると思いますが、いざシード獲得となるとちょっと不安要素が多い気が…

 

【大東文化大学】

前回は1区で19位と出遅れてその後は順位を上げることは出来ませんでした。1区は再びの新井…全日本では箱根予選明けとはいえ、5区20位に沈んでおり、正直不安は否めません。再びハイペースが予想される1区と考えると、どこまで粘れるか…

 

往路は4,5区の重用区間に川澄、奈良と期待のルーキーを起用しており、期待も高いですが、いきなりの好走というのは難しいのかなあと。復路は持ちタイムの良い選手が揃っていますし、当日変更があったとしてもきっちり走ってくれそうですね。往路でシード圏内で粘れれば復路はいけると思いますが、今年度はまだ厳しいのかなあという印象です。

 

【明治大学】

1区末次、2区江頭がどれだけ走れるかがとにかく大事になってきますね。全日本を見る限り、1区で出遅れてしまうとそのまま沈んでしまう可能性も十分にあり、かなり不安です。末次も全日本は苦戦していましたしね。ただ、1,2区で上手く粘れれば3区以降は十分に戦えそうです。前回は苦戦した5区藪下も最後の箱根はきっとやってくれると思います。

 

復路は射場が9区を任せられるまでになったのが大きいですね。復路は当日変更にもよりますが、シード争いをする大学と比べても戦力は充実していると思います。10区坂口が走るのか、コンディションがどうなのかも気になるところです。シード獲得は五分五分かなあ…

 

【創価大学】

大山、ムイル、セルナルドのトリプルエースが1,3,4区に起用されており、ここまでは十分にシード争いが出来そうです。いずれも箱根予選で結果を残している選手ですからね。ただ、セルナルドを5区からおろしたことで5,6区ともに山は未知数、ともにルーキーが起用されるという話もあり、さすがにここでシード争いからは離されてしまうのでは…

 

復路は持ちタイムを縮めてきている選手、箱根予選で結果を残した選手を揃えられそうではありますが、予選と本戦はやはり違いますし、経験不足は否めません。箱根予選で3位通過は素晴らしかったですが、いきなりのシード獲得となるとやはり厳しそう…まずはライバル視している東国大が前回記録した17位を上回れれば上々かなあ。

 

【法政大学】

坂東、足羽のダブルエースが起用された1,2区は非常に楽しみです。ただ、前回も1区からエース足羽を投入したものの、ハイペースについていきすぎたこともあって最下位スタート、そこからは立て直すことが出来ませんでした。坂東は箱根予選で好走とはいえ、箱根1区となるとまだ厳しそうな気も…

 

3区坂田、5区も当日変更となるであろう細川を始め、実績のある選手が入ってきており、区間中位では走ってくれると思いますが、1,2区で遅れると力を発揮出来ずに下位に沈む恐れも…復路は当日変更にもよりますが、ここ最近では最も選手が揃っていそうですね。往路で好位置につけられれば粘れそうですが、やはり往路のハイペースを考えるとシード獲得は厳しそうです。

 

【神奈川大学】

4,9区が予想通りの当日変更となれば、ベストメンバーで臨むことは出来そうですね。1,2区の山藤、鈴木健は強力でここは安心して任せられそう。3区以降も今年度記録会で好走している選手が揃っていて、5区大野、6区鈴木祐の山も期待は高いです。復路もハーフの持ちタイムが良い選手が揃いますね。

 

大きな穴は見当たらない布陣、今年度こそいけそうな気がするんですよねー。ただ、毎年そう思っていても、どこかで噛み合わずにシード権を逃しているんですよね。箱根予選も良かった選手と悪かった選手の差が激しいのが気になる。。。今度こそ、シード獲得も…と期待しておきます。

 

【上武大学】

1区坂本、2区東と主力を注ぎ込んできました。5区森田も力のある選手でここは心配無さそう。ただ、前回もエースの東を1区に起用しながら区間18位…往路のハイペースに付いていくには、チームのエース級でもまだ厳しいのかなあという印象です。

 

往路・復路ともに前回の箱根よりも選手が揃っていますね。さすがに前回のように区間18位以下が8区間というようなことは無いでしょうが、箱根最下位からのシード獲得となると、さすがに厳しいですよね。まずは、過去4大会連続で18位以下と沈んでいる状況からの脱却を見せて欲しいところ。

 

【拓殖大学】

1区に西 or 宇田が起用されると考えると、2区終了時では好位置につけている可能性が高いですね。ただ、3区以降はここ数年を見てもちょっと不安は隠せず、5区戸部、6区馬場も3大駅伝での実績はあるものの、特殊区間での走りとなると未知数ですからねえ。

 

復路となると、7,8区の苅田、新井はまとめてくれそうですが、9,10区が1年生というのが心配…当日変更があるにしても、西、宇田は往路でしょうし、区間配置もちょっと不思議で読めないですね。。。前回の箱根と箱根予選の結果を考えても、ちょっとシード獲得は遠そうです。

 

【國學院大学】

1区細森、2区蜂須賀のダブルエースが順当にエントリー、シードを狙う大学となると、ダブルエースを1,2区に起用しているのが多いですね。往路も土方、稲毛ら主力が揃っていますね。鍵を握るのは5区市川ですかね。叩き上げの選手、期待したいところです。

 

復路も選手層の厚い國學院大學だけあって、ハーフで63分台~64分前半の選手が揃いそうですね。6区浦野もここに来て一気に持ちタイムを縮めてきており、補欠にも國澤を筆頭に力のある選手が揃っていますし、復路は心配無さそうです。ただ、やはり往路でシード権を争うのは厳しそうですかねえ…

 

【国士舘大学】

1区石井、2区住吉とこちらもダブルエースを1,2区に起用、ただ箱根予選や全日本の走りを見る限りは、他のダブルエースに比べるとやはり厳しいかなあ。個人的には5区藤江が楽しみかなあ~復路も9区餅崎、10区渡部と主力級を残してきたのはちょっと意外でした。

 

3年ぶりの出場、それも9位通過となれば強い順に近い形で選手を起用してきてもおかしくないのですが…それだけシード争いに絡む自信があるのですかねえ?今年度、勢いのある国士舘ですがさすがにいきなりのシード獲得となると厳しそうです。。。

 

【日本大学】

1,2区と石川、ワンブィとダブルエースを起用、ただ、他のダブルエースと比べても力は抜群に抜けていますね。5区川口は今年度結果を残している選手、6区町井宏も箱根6区で好走経験があって山も心配はいらなそうかなあ。

 

しかし、2区で上位につけたとしても、3,4区が力不足であるのは正直否めず…5区も前回のキトニーのように一気にシード圏内に入る力があるわけではないですし、6区、9区は楽しみですが、それ以外は復路も苦戦しそうです。箱根予選最下位という現状を見ても、シード獲得は遠そうです。

 

シード権獲得の予想としては、青学、東洋、駒澤、早稲田、東海、日体、山梨学院、中央学院、明治、神奈川と予想してみます。さらにシード争いに絡んできそうなのも、順大、帝京といった箱根シード校かなあと。箱根予選会校からのシード獲得となると、例年よりも少なめな印象ですね。箱根シード校がそのまま連続シードとなってもおかしくないですし…

 

ただ、優勝争いに次いでシード争いは面白いですし、本当にその大学の翌年度の戦い方がガラッと変わってしまうほど、重要度の高いものになっています。どの大学も悔いの無い走りをしてほしいですし、最後までどうなるか分からないような面白いシード争いを期待したいです!!

 


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