日本体育大学 出雲&全日本2016結果考察 ~収穫の出雲、苦戦の全日本~

続いては日本体育大学について、出雲、全日本の結果を振り返りつつ、箱根への展望も書いていきます。出雲・全日本結果はこのようになっております。出雲は総合6位と上々の結果だった一方、全日本は1区から出遅れると主要区間で粘れず、繫ぎ区間も奮わずと苦しい走りで総合13位に沈んでしまいました。

 

出雲では1区小松が区間賞となる会心のレース、強かったですね~ラストに自信のある選手たちを抑えて最高のスタートを切りました。3第駅伝デビュー戦となった2区宮崎も区間5位と上々の走り、今年一気に伸びてきた2年生で今後が楽しみです。

 

3区冨安は区間8位、意外にもこれが3大駅伝で初の1ケタ順位なんですよねー。日本インカレで入賞するなど勝負レースでも結果を残すようになってきました。4区室伏は区間7位、こちらも3大駅伝で初の1桁順位、ただ繫ぎ区間であることを考えるともう少し走って欲しかったところですかね。

 

5区吉田は区間4位とまずまずの走り、関東インカレ5000mで入賞するなど一段と力をつけてきましたねー。総合順位も5位へと1つ順位を上げました。6区小野木も区間6位と上々の走りで総合順位も6位と上々の走りでした。出場した過去5大会を見ても3位→2位→6位→3位→6位と3位以内3度を含む全て6位以内と安定していますね。

 

全日本では1区を任された冨安が集団のペースアップについていけずに遅れてしまい、区間13位という苦しいスタートに…冨安もまだ主要区間を安心して任せられるまではいかないですね。2区エースの小松はそんな状況でも区間6位とさすがの走り、総合順位も8位まで上げました。チームの中でも頭一つ抜けた存在です。

 

3区辻野も区間7位とまずまずの走りで総合順位も7位、前回の箱根は出場出来ませんでしたが、今年度は出場して欲しい選手の1人です。しかし、4区吉田は区間14位に沈んでしまい、総合でも9位に下がってしまうことに。冨安、吉田という1年時から3大駅伝に出ている二人がもう一歩なんですよねー。

 

3年生がもっと高いレベルで安定するようになると、さらなる上位も狙えそうなのですが…5区宮崎はまさかの区間19位に沈んでしまうことに。出雲で上々の走り、ベスト連発といい流れできていた宮崎でしたが、悔しい結果になってしまいました。

 

6区室伏も区間11位に留まり、選手層が厚いはずの日体大が主要区間だけではなく、繫ぎ区間でも苦戦してしまってはやはり苦しいですよね。そんな中、意地を見せたのが小町、万全であれば主要区間を走るべき選手が7区起用ともなれば、やはり違いを見せつけての区間賞を獲得しました。箱根では往路の主要区間を担ってくれれば。

 

8区は出雲に続き最長区間となった小野木でしたが、区間15位に沈んでしまうことに…総合でも2つ順位を下げ13位となってしまいました。出雲、全日本ともに結果を残した選手が小松くらいで、他の選手はちょっと不安定なところが露呈してしまった全日本のとなりました。

 

箱根に向けては、まず中心となるのは前回の往路で好走した小松、小町の二人でしょう。ここに、全日本で主要区間を走った冨安や吉田、さらに5区は前回走った室伏や候補と言われた辻野が入ってくることになるのかなあ。小松がさらに力を付けているのが心強いですね。

 

前回は5区が17位と苦戦しながらも総合7位、前回以上の結果は十分に臨めますし、6区には何といっても区間記録保持者が控えていますからね~今年伸びてきた宮崎、前回10区を走っている小野木もメンバーに入ってくる可能性が高そう。

 

そして、上尾ハーフの結果を見ても箱根10人の争いは熾烈を極めそうですね。ここまで名前を上げた選手以外にも、63分4秒の中川を筆頭に城越、三原ら63分台がずらり、64分前半も入れると、重松、大手、森崎らがおり、繫ぎ区間は調子の良い選手を起用出来るというのは大きいですね。

 

16人を選ぶのも良い意味で悩みそうなほど、選手は揃いつつあります。それだけに、鍵を握るのは往路の前半区間ですかねえ。前回のように1~3区を終えて総合10位以内につけられれば、前回以上の順位も十分に期待出来ます。どんどん新戦力が台頭してくるいい流れできていますし、箱根でも強さを見せつけて欲しいです!!

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