2016年 箱根予選結果考察 ~12位:城西大学~

残念ながら予選落ちとなってしまった大学について、箱根予選の結果を振り返ります。続いては12位だった城西大学について・・・箱根予選結果はこのようになっております。エントリーの時点で主力が漏れたこともあり、10位日大とは3分近い差をつけられてしまいました。

 

エースの菊地はチームトップの19位、日本人先頭集団から遅れてしまい、粘れずにもう一歩という結果だったかなあ。これまでの実績を考えれば、もっとタイムを稼いで欲しいところだったかも…そのくらい、期待値が高かったです。

 

一方でチーム2番手の金子にはびっくりしました。今年急成長を遂げ、全日本予選でも1組12位と上々の走りでしたが、まさか26位で走ってしまうとは…来年度にはチームの中心選手となりそうです。3番手の山本が82位…ここで2番手と50位以上、1分近いタイム差がついてしまったのが予選落ちの大きな要因となりました。

 

箱根経験者、全日本予選で3組を任されていることを考えると、山本にはもう少し上位で走ってほしかったところかなあ。4番手の94位に菅、箱根では9区11位で走るなど中心選手の一人である菅がギリギリ二桁というのは大きな誤算となりました。1年時に82位で走り、そこから大きな成長を遂げている選手でしたから。

 

5番手の100位に大石、今年飛躍を遂げて全日本予選では1組4位、1万mで29分37秒と勢いのある大石、もう少し走ってほしかった気もしますが、ハーフベストは65分台ということを考えるとまずまずといったところかなあ。来年度には主力となることでしょう。

 

6番手の103位に中島、5000mで14分8秒のベストを持ち、1万mも29分36秒、全日本予選でも3組を任されています。こちらもまずまずだけど…もう一歩。。。最低限の走りではまとめているけれど、快走というのは金子くらいだったかなあ…ただ、2~6番手がいずれも2,3年生というのは来年度に向けてはポジティブな材料ですね。

 

7番手は136位でエースの松村…最も誤算だったのがこの松村でしたね。ハーフで62分46秒、勝負レースでも結果を残してきた松村が大一番でまさかの下位に沈んでしまいました。元々厳しい状況ではありましたが、走るべき選手が苦労すると予選落ちに直結してしまうことに…

 

8番手はまたさらに空いて184位の峐下、7番手とのタイム差は51秒ですね。データを見れば見るほど惨敗だなあ…9番手に188位の荻久保、10番手に214位の服部と3大駅伝・予選会を通じて初出場組が8~10位に並びました。初出場で力を発揮するのは難しいですが、200位前後は箱根予選突破を狙う大学として厳しすぎる…

 

11番手の286位に佐藤…前回の箱根6区経験者、ハーフも64分23秒を持っている選手なのですが、、、今回の20kmタイムは64分56秒とハーフベストよりも30秒以上遅くなるという結果でした。4年生がちょっと元気が無かったですね。

 

12番手の396位にルーキーの西嶋、今年5000mでベスト連発、全日本予選でも2組23位と期待していたルーキーだったのですが、67分33秒とアクシデントがあったとしか思えないタイムになってしまいました。

 

前回の箱根では上々の走りを見せて12位だったのですが、それが翌年には箱根予選で12位になってしまうのですから、やはり箱根予選の怖さ、箱根シードの大事さを感じる結果となりました。来年度に向けてはやはり2,3年生が充実しつつあること、今回箱根予選に出場出来なかった酒井、中舎といった実績のある3年生が戻ってきてくれれば…

 

中央の連続出場ストップが注目されていますが、城西も初出場から続く13年連続出場が途切れているんですよね…ここ数年で見ても順天堂、日大、東海や大東など連続出場が当たり前だった大学が予選落ちを経験していますし、そこから復活を果たしています。城西も今回の予選落ちを糧に、来年度はしっかりと箱根予選を突破してもらいたいものです。

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