リオ五輪 女子1万m アヤナが驚異的な世界新記録を樹立!!

リオオリンピックもついに陸上が始まりましたね―。陸上最初の決勝種目となった女子1万m、日本のエースである鈴木亜由子の欠場は残念でしたが、高島と関根の二人が出場しました。1万m結果は公式HPをご覧ください。

 

それにしても恐ろしいレースでしたね・・・1000mで3分1秒で入った時には最初から飛ばしているなあと思っていましたが、そのペースが落ちるどころかさらにペースが上がっていく…1周400mを72秒で30分ジャスト、五輪記録とあまり変わらないタイムとなります。

 

それが1周を67~69秒で進んでいく驚異的なラップ、日本人選手も決して悪い走りではなかったですが、先頭集団に付いていったエチオピア・ケニアのアフリカ勢の走りはまさに脅威でした。男子のラップでも全くおかしくないスピードですからね。。5000mも14分40秒台という5000mの日本記録を上回る超ハイペースでレースは進んでいきました。

 

これだけでも驚きの連続だったのですが、さらなる驚きはエチオピアのアヤナ、この超ハイペースはまるで遅いと言わんばかりに更にペースを上げて他の選手を引き離しにかかるとは。。。終盤にかけてはオリンピックレコードどころか世界記録である29分31秒78の更新も十分に期待出来るスピードを維持していました。最後までそのスピードは落ちることがなく、29分17秒45という世界記録を14秒33も上回るタイムで優勝しました。

 

長距離種目はどうしても勝負優先になるため、ハイペースになること自体稀で優勝タイムが平凡になることも珍しくありません。それを世界最高峰の舞台であるオリンピックで、中盤以降は単独走で成し遂げたというのが凄まじいですね。また、従来の世界記録は中国の王軍霞が23年前に樹立したものですが、この頃は東欧など社会主義国家が国家ぐるみでドーピングに関与していたとも言われる時代で、本人がドーピングを強要されたと告白したなんて話もあるくらい、グレーな記録です。そうした記録さえも大幅に上回ってきたことになります。

 

また、29分17秒というタイムは男子大学生を見てもチームのトップ10に入ってくるような好タイムで、トップ10に入れない大学は青学と東洋のみ、上武に至っては持ちタイムでチームNo.1になってしまうという(汗)こうした観点で見ると、この記録の凄まじさがより分かります。

 

日本人選手はペースが安定していた第3集団でレースを進めることとなり、高島が31分36秒で18位、関根が31分44秒で20位という結果でした。順位だけ見るともう一歩という感じもしてしまいますが、タイムはトップが早すぎただけで上々なんですよね。

 

単純比較は出来ませんが、リオ五輪の参加標準が32分15秒、男子ではこれが28分00秒となります。それを30秒以上上回っているわけですから、二人とも健闘したと思います。それでも、ほぼ2周周回遅れにされてしまう世界の頂点に立つ選手の強さ、男子も女子5000mも頑張ってほしいですが、トップがますます遠くなったと感じざるを得ない結果でもありました。


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